ファッションに興味があるならアパレル業界への就職は夢のような話かもしれません。
でも、アパレル業界は年収が低そうで不安、という声も。
アパレル業界で高年収を稼ぐために、「未経験からの転職」と「同業界でより高収入」を狙いたい方に職探しの時点でどんな点をおさえるべきか紹介します。
大手企業は高年収が狙える
アパレル業界の20代平均年収が300万円から400万円代といわれている中で、『組曲』、『23区』、『五大陸』などを展開している大手アパレル「オンワードHD」の平均年収は1095万円といわれています。
オンワードHDの平均年収がこんなにも高いのは、海外戦略を繰り広げ、成功してきた結果です。アパレル業界への就職、転職を考えているのなら、高年収が高い大手企業がねらい目。
オンワードHD以外にも、競合他社であるワールド、三陽商会、アダストリアHDなども高年収が狙えます。仕事内容が同じなら、海外進出している大手企業に就職して高年収を稼ぎたいですよね?
アパレル未経験で不安
アパレル業界に一度は憧れを持ったもののアパレル業界での経験はない。接客業の経験がない。そんな方は転職に不安になってしまうかもしれません。
将来のキャリアアップを目標にするにあれ、はじめの数年間は接客・販売といった店舗での経験を積むケースが多いです。
接客や販売での基礎がその後のキャリアにも通じてくる大切な根幹になります。アパレル業界専門の転職支援サービスではそういった基礎を経験者による教育サポートも行っているところもあるので活用するのもいいかもしれません。
また転職歴がないと面接対策、自己PRや職務経歴書のコーディネートなどに困ってしまう人も多いかと思います。アパレル・ファッション専門の転職支援サービス「スタッフブリッジ」では専属コンサルトによるバックアップもあるので、是非利用してみてください。
服の支給があるか
アパレル業界の接客といえば、お店の中でお店のブランドの洋服を着てオシャレに、というイメージがありますね。お店のブランドの服は、社員割引で安く買えることが多いです。ところが、会社によっては服は完全に自前、というところもあります。
仕事のときに着る服が完全に自前だと、1ヵ月のお給料から数万円を洋服に使わなければならないことになりますね。
毎日同じ洋服、というわけにはいきませんから、ワンシーズンに最低でも3着は欲しいところ。高いブランドなら1着だけで数万円します。いくら年収が高くても、毎月数万円の洋服を購入しなければならないのは痛いですね。
ノルマにペナルティはないか
就職を決める前に、ノルマのことをきちんと聞いておきましょう。なぜなら、あるお店では店員がノルマを達成できないと、自分たちで洋服を購入しなければならない、というところがあるのです。
せっかくお給料が高くても、ノルマのペナルティのせいで高い洋服を購入しなければならないなら手取りが減ってしまいます。しかも、欲しくもない服を購入しなければならないのは精神的にキツイですよね。
ノルマはやりがいや売り上げ上昇につながるというのも一理あるのですが、精神的にストレスになって体をこわしてしまうなら問題になります。精神的なゆとりをもって仕事がしたいなら、ノルマの有無は確認しておきたいところです。
手当があるかどうか
2件の就職先のうちどちらにしようか悩んでいるのなら、手当がどれくらい充実しているのか比較してみましょう。いっけんお給料の額に差はなくても、手当の有無によって手取りにかなりの差が出てきます。
注目したい手当には、
- 残業手当
- 家族手当
- 住宅手当
- 通勤交通費手当
などがあります。比較したときにお給料は多少低くても、こうした手当が充実していれば結果的に手取りが高額になることも多々あります。
また、手当とは別ですが、最近ではボーナスがない職場も増えてきているので、そこのところもチェックしたいですね。
初めてのアパレル業界への転職で、どの企業のどんな部分をチェックすればよいか悩んでいる方はアパレル業界専門の転職支援サービスを活用するのもよいでしょう。
アパレル・ファッション専門の転職支援サービス「スタッフブリッジ」では転職前の座学研修やオフィス内のアパレルブースで接客体験など安心のサポート体制が整っています。
スタッフの方もアパレル業界経験豊富な方ばかりなのでアパレル業界への転職を考えている方は是非利用してみてください。
何歳まで勤務可能なのか
アパレル業界だと出産を機に退職してしまう、販売員止まり、店長以降のキャリアが見込めない、ブランドイメージが年齢に見合わないといった理由で辞めてしまうイメージを持ったり、また不安を感じる人も多いかと思います。
実際は年齢を重ねるごとにブランドを移る、店舗からマーケティングへなど業種を変える等して50代で活躍されている方もいらっしゃいます。
決して「20代・30代の若い世代しかできない仕事」というわけではありません。
いずれキャリアアップできるか
大手企業では高収入が見込めることもありますが、それも業務や役職次第と言えそうです。
また長く仕事を続けていくうえでキャリアアップが出来るかどうかは重要になってきます。
参考に一部業種別の年収平均を紹介します。
- 販売や店長:年収平均250~400万円
- マーケティングやプレス:年収平均450~650万円
- マネジメント:年収平均700~1000万円
店舗勤務か本社勤務かで接客の有無などの業務が変わることはもちろん、年収にも大きく差が開いてきます。
高収入を狙い、企画・管理職などの本社勤務を考えたい方はこの点も考慮してキャリアアップできそうかどうかもチェックしておきましょう。
また本社案件を探す転職サービスなどもあるので活用するのも一つの手段です。アパレル・ファッション業界の転職なら。ファッショーネでは本社案件を700件以上用意しています。
高収入を狙うのであれば、就職活動の時点で方向性を決めておく事がポイントです。
社会人としての経験が浅いなら、まずは就職して、それからキャリアアップを考えてもいいですが、キャリアアップするために転職が必要になるなら、やはり早めに方向性が決まっているに越したことはないでしょう。
(文/河原まり)