本日4月12日の昼下がり、質の良い睡眠、快眠を科学的に追究し、日本をはじめ、世界にもそれを提供し続けているエアウィーヴが新商品発表会を開催した。
前回のイベントにも登場した同社の代表取締役会長である高岡本州氏はもちろん、代表取締役社長の松田孝裕氏も今回は登壇し、エアウィーヴの新商品の魅力や方向性を存分に語ってくれた。今回はそのイベントの模様をお伝えしよう。
【この記事の目次】
約130人に1人がエアウィーヴを愛用
エアウィーヴは2015年に売上を100億円を達成した。ロンドン五輪以降、浅田真央や高梨沙羅などのアスリートたちが使っていることが一気に宣伝効果となり売れ始めた。
販売枚数はざっと100万枚ということなので、これは日本人の人口で割ると約130人に1人がエアウィーヴ製品を愛用していることになる。思ったよりも多い数字ではないだろうか。
現在、国内には150店舗を展開し、海外にも店舗数を増やしている。この数は今後ももっと増やす予定だ。
エアウィーヴ=マットレスからの脱却
この日の新商品発表会は非常に大きな意味を持っていた。今まで、エアウィーヴといえば「よく眠れるマットレスを作っている会社」というイメージが定着していただろう。
しかし、この度のリニューアルでそのイメージからの脱却を図るようだ。「睡眠のトータルソリューションカンパニーを目指す」という言葉のとおり、従来のピロー(枕)に加え、掛け布団も新たにリリースした。この掛け布団、私も実物を触ってみたが、驚くほど柔らかく、そして軽い。また、縫製に秘密があるらしく、寝返りを打っても掛け布団の型くずれがおこりにくいのだそうだ。
エアウィーヴの事業拡大はこれだけにとどまらない。快眠のためのパジャマの開発や、スプリングを使わない、すべてエアファイバー素材で作られたベッドマットレスも新たにリリース。スプリングを使わないとどうなるか?ベッドマットレスが産業廃棄物ではなくなり、処分のコストが大幅に下がるのである。
また、女性向けに快眠から結びつけた美容サービスなども予定している。快眠というコンセプトからはブレることなく、新たな挑戦をし続ける姿勢が伺えた。
浅田真央「床にエアウィーヴを敷いて寝ています」
今回のイベントのスペシャルゲストとして登場したのが、あのフィギュアスケートの浅田真央だ。テレビでみるまんまの出で立ち、口調でエアウィーヴへの想いをいっぱい語ってくれた。
「エアウィーヴはバンクーバー五輪のころから使っています。はじめて横になってみたとき、支えられている感じがして、何が入っているんだろうと思わず中を開けて見ちゃいました(笑)」
そこからすっかりエアウィーヴの虜になってしまったのは、空港から出てくるニュース映像でエアウィーヴを必ず持参しているのを確認できることから分かるだろう。
「遠征先のホテルでは、床にエアウィーヴを敷いてその上に寝ています」
これは意外な新情報。世界の浅田真央はホテルでもベッドに寝ずに、床に直接エアウィーヴを敷いてその上で睡眠を取っていたのである。
「睡眠については本当にエアウィーヴさえあれば大丈夫なんです」
と最後に浅田は言い切った。エアウィーヴのおかげで本当によく眠れていることが伝わってくる。
浅田真央「エアウィーヴのように私も進化したい」
以上、エアウィーヴの変わらぬコンセプトと、そのコンセプトがあるからこそできる挑戦について、存分に聞くことができたイベントだった。
イベント終盤で「私もエアウィーヴのように進化し続けたい」という言葉を残した浅田真央。愛用するアスリートのこういう気持ちがエアウィーヴにも伝わり、それが新たな商品を開発する原動力となっていくのだろう。
2016年のエアウィーヴからも目は離せない。
(取材・文/HOW MATCH編集部)