宝くじを買わない人の心理とは?
宝くじ、皆さんは購入していますか。定期的に購入している方、年に一度のみ購入している方、はたまた全く購入していない方もいらっしゃることでしょう。
全く購入しないという方の気持ちとしては、「どうせ買っても当たらないだろう」という思いを抱いているのではないでしょうか。では宝くじの当選確率(還元率)はどのくらいなのか。主な宝くじの種類別に比較してみましょう。
各宝くじの当選確率一覧
【年末ジャンボ宝くじ(2015年12月31日抽選)】
1等(7億円) | 0.000005% |
1等前後賞(1億5000万円) | 0.00001% |
1等組違い賞(10万円) | 0.00099% |
2等(1000万円) | 0.0001% |
3等(100万円) | 0.001% |
4等(50,000円) | 0.01% |
5等(3,000円) | 1% |
6等(300円) | 10% |
70周年記念賞(70万円) | 0.002% |
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【ロト6】
1等 | 0.00000016% |
2等 | 0.00000098% |
3等 | 0.00003543% |
4等 | 0.00163866% |
5等 | 0.02549023% |
【ナンバーズ4(抽選数字が1234の場合)】
ストレート | 0.0001% |
ボックス | 0.0024% |
セット(ストレート当たり) | 0.0001% |
セット(ボックス当たり) | 0.0023% |
【toto BIG】
1等 | 約0.00000021% |
2等 | 約0.00000588% |
3等 | 約0.00007692% |
4等 | 約0.00060864% |
5等 | 約0.00334448% |
6等 | 約0.01333333% |
こうして列挙してみると、改めて0や小数点以下の桁数の多さに気付かされますね。
ちなみに年末ジャンボ宝くじ1等の当選確率を言い例えると、
- 60kgの米袋に1粒だけ赤い米を入れて引き当てる
- 東京ドーム約222個分の広さにひしめき合う人の中から1人が選ばれる
と同じくらいの確率なのだそうです。
これでは当たるわけないと考えてしまうのも無理はないかもしれませんが、だからこそ当選した時の大きな喜びと夢を求めて買い続ける人がいるのも分かる気がしますね。
ではもし宝くじに当選した場合、私たちはどういった点に注意し、責任を持たなければならないのでしょうか。
まず税金について
数百円、数千円程度の当選金額ならまだしも、100万円以上など当選金額が大きくなると税金がかかってくるのではと思っている人は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、一人で宝くじを購入して当選した場合、当選金額には税金はかかりません。宝くじは一時所得として計算されないので、住民税や所得税に影響されることはありません。もちろん確定申告の必要もありません。
ただし宝くじを共同購入した場合は事情が異なります。例えば5人で共同購入し、5億円が当選したと仮定します。この時に1人が代表して受け取り、それを残りの4人に1億円づつ配ったりすると贈与税がかかってしまう可能性があります。年間110万円を超える贈与の場合は、最高税額50%を支払わなければならないのです。
では何か対策があるのか
共同購入した人全員で当選金を分ける場合は、
- 全員で当選金を受け取りに行くこと
- 受け取りの時点で分けてしまうこと
こうすれば、贈与税がかかることはありません。せっかく大きな金額が当選したのに税金で持っていかれてしまうなんて……ということのないよう、覚えておきたい知識ですね。
(文/村越友樹)