あなたは老後に向けてきちんと対策をしていますか?
現在の年金制度は破綻寸前と言われています。年金について正しい知識をつけていなければ、あなたの老後は毎日ただただ貧しく過ごすだけになってしまいます。では実際、今の30代が将来もらえるリアルな年金額、またその対策について見てみましょう。
老後は年金があるから安心か!?
老後の不安は誰にでもあるものです。今の職で定年を迎えると現在の会社からの収入がなくなるわけですから、今と同じような生活を維持しようとすることは、あなたの生活の破綻を招くことにもなりかねません。
しかし定年を迎えれば、年金生活は目と鼻の先にあります。今まで毎月仕事をしては貯めていた年金を受け取ることができるのです。老後は海外に旅行に行ったり、田舎暮らしに切り替えて、ゆっくりと生活を過ごしたいという方もいるのではないでしょうか。
しかし、現在さまざまなニュースが流れているように年金制度が非常に不安定な状態にあります。政府は100年安心な年金制度にしたと発言していますが、その実体はかなり無理のある前提条件の元、なんとか年金額が保てているとごまかしているシナリオだったのです。
実際にもらえる年金は一世帯たった15万円!
では、実際に私たちが本当にもらえる年金とは一体いくらなのでしょうか。現在の30代がもらえる年金額を現実的なシミュレーションをしていたので見てみましょう。
今回のシミュレーションでは夫が35歳の会社員で妻が専業主婦という条件で見てみることにしましょう。
- 月収30万円の場合 → 137,812円
- 月収40万円の場合 → 155,413円
- 月収50万円の場合 → 173,013円
いかがでしょうか。40年間年金を収めてきて、世帯収入としての金額ですから少ないと思われるのではないでしょうか。65歳ですから出費も限られているとは言え、2人で暮らし、病気になったときなどの貯金を考えると、
- 家賃50,000円
- 食費30,000円
- 光熱費20,000円
- 貯金20,000円
家賃はかからないという人もいるかもしれませんが、これだけで月に12万円ですね。月収30万円の人は自由に使えるお金なんてものは、ほとんどなさそうですね。
今のうちに株式投資を始めよう
年金だけでは十分に生活できない!と思われた方も少なくないでしょう。では年金以外の収入を増やす必要があるのですが、それでは一体どのような方法があるでしょうか。
まず一つは株式や不動産などに投資をするという方法です。特にオススメなのが株主優待株に投資するという方法。株主優待株を1単元(大体100株が多いです)買うと株主優待として優待品がもらえるのです。
その優待の種類はさまざまで、お米や食事の割引券などの食品関連から、日用品販売会社の優待券、また、クオカードなどを優待としている会社もあります。
お金がもらえるというわけではありませんが、日常の生活において必要なものは全て優待品でまかなっているという人もいるほど種類も多く、投資する価値はあるのではないでしょうか。
投資が嫌な人は副業という選択肢も
もう一つの選択肢として副業をするという選択肢があります。仕事をしている傍ら副業なんてできないと思われるかもしれませんが、1日1時間作業をこなすだけでも月に20,000~30,000円手に入るような副業もあります。
例えばクラウドソーシングという在宅ワークが現在流行っています。クラウドソーシングとはインターネットを通して業務の依頼を受けるというもの。サイトの記事作成もあればホームページの作成やプログラミング業務など、その仕事は多種多様です。
サイトの記事作成などであれば、経験なども不要なものが多いですし、ライティングが得意な人は優れた記事を書くことができれば、さらに高収入を手に入れることもできます。クラウドソーシングなどという仕事があることも知っておくといいのではないでしょうか。
年金の金額は少なくなる?
年金をもらえる金額はこれから少なくなる一方ですし、可能性としては今回、ご紹介した金額よりも少なくあるということも十分あり得ます。
貯金もなくなればどうしようもありませんが、投資や副業はいつでも新たにお金を生み出すことができるので、貯金するよりも有効な方法なのではないでしょうか。
(文/河崎鷹大)