アンティークコインとは、アメリカやヨーロッパで使用されていたクラシックコインで、金貨や銀貨、銅貨などの種類があります。そのデザイン性や希少性から、世界中にいる数多くのコレクターから人気となっています。
また、収集家が趣味として集めるだけでなく、資産運用の手段としても注目されており、金融資産価値の高い金融商品として注目が集まっています。この記事ではアンティークコイン投資の情報について解説します。
アンティークコイン投資のメリット
アンティークコインは、資産家が購入するものだというイメージが持たれていたようですが、最近は専門業者からだけでなく、ネットオークションなどの方法でも購入できるようになっています。
低価格のコインもあるので富裕層ではない人でも買うことができ、日本でも徐々に注目され始めています。まずはアンティークコイン投資のメリットを見て行きましょう。
5万円から始めることができる
アンティークコインは希少価値が高く、世界に数枚しかないものだと億単位の販売価格となることがありますが、お手頃なアンティークコインも販売されています。
アンティークコイン投資は5万円程度から始めることが可能であるため、手軽な投資方法だといえるでしょう。ただし、購入前には相場チェックし、適正価格かどうか判断してから購入する必要があるでしょう。
希少性が高いため値崩れしにくい
アンティークコインは実物資産(現物資産)である上、発行枚数が限られているので、値崩れしにくいという特徴もあります。
もちろん投資にはリスクは付き物なので、元本割れのリスクはありますが、多くの専門家が値上がりの可能性に期待しているという魅力的な投資商品でもあります。
日本は馴染みがうすいのでチャンス
アンティークコインはまだまだ日本では馴染みが薄いため、その分早めに始めるとチャンスだといえるでしょう。日本での購入が増えると、より一層希少価値が高くなるため、値上がりの可能性に期待が持てるでしょう。
うまくいけば、昔に利用されていたアンティークコインのお陰で、あなたが現在使っているお金が増えるかも知れませんよ。
利回りが良い
アンティークコインは大きな利回りを期待することができます。たとえば日本における一般的な金融商品の利回りが、普通預金が0.001%、定期預金(5年)が0.010%、個人向け国債が0.05%程度となっています。
外貨預金で外貨預金0.20%、FX(米ドル)で1.24%なのですが、アンティークコインの場合には20%から50%の利回りを期待できるコインも存在します。利回りもアンティークコイン投資を検討する場合の大きなポイントです。
投資の知識がなくても買える
アンティークコインは、ただ単に購入するだけなので、難しい投資の知識やスキルが要りません。そのため投資初心者でも気軽に購入することができるため、始めやすいというメリットもあります。
アンティークコイン投資のデメリット
アンティークコイン投資はメリットが多いため、購入を検討している人も多いようなのですが、購入する前にはデメリットも知っておいた方が良いでしょう。
良いところも悪いところも両方知った上で、購入されることをおすすめします。アンティークコイン投資のデメリットについて紹介したいと思います。
市場規模が小さい
投資市場と聞くと、どのようなことを思い浮かべますでしょうか?たとえば株式市場や不動産市場、外貨取引や投資信託、国債、保険など、投資にはさまざまな市場があり、それらの証券を取り扱う会社も膨大な数があります。
しかし、アンティークコインの市場は小さく、閉鎖的な感は否めません。市場が小さいということは、流動性に欠けることが考えられますので、売りたい時に売れない可能性もゼロではありません。
多少の目利き力が必要
アンティークコインは、偽造コインが売られている可能性があります。
せっかく高いお金を出して購入したにも関わらず、ほとんど価値のない偽造通貨をつかまされては悲しいですよね?偽造通貨を買ってしまわないように注意が必要です。
買う時には、PCGS社やNGC社のような鑑定会社が太鼓判を押してくれているものを選ぶことで、このデメリットは解消できるでしょう。
手数料がかかる
アンティークコインに限ったことではありませんが、アンティーク品を入手する場合には、高い取引手数料が取られます。
その理由は、鑑定料や換金料など、さまざまなコストがかかるため、それらが手数料に上乗せされてしまうのです。そのため、これらの手数料を差し引いたとしても利益となるだけの値上がりが必要となります。
価格が高い
価格が高いこともデメリットとしてあげられます。
たとえば積立型の金融商品の場合は、月々数千円から始められるものもありますし、金融商品によってはさらに低資金から始められるものもあります。
しかし、アンティークコインで値上がりが期待できる希少価値の高いものは、数万円は必要ですので、一定の資金は必要となります。
とはいえ、そもそも投資は余裕資金で行うべきものなので、一定以上の余裕資金があることを前提とすれば、クリアできるデメリットでもあります。
管理費がかかる場合がある
アンティークコインは自分で保管していれば保管料はかかりませんが、劣化を気にする人は、貴金属会社の貸金庫に預ける場合があります。
その場合には、預ける時だけでなく、引き取る婆にも一定の手数料がかかりますので、余分に管理費用が掛かってしまう可能性があります。
おすすめのアンティークコイン専門店
アンティークコインのメリットとデメリットをご覧いただいた上で、具体的にアンティークコインを購入しようと思った場合には、どこから購入すれば良いのでしょか?
ここでは、おすすめのアンティークコイン専門店をいくつか紹介したいと思います。
品揃えが多いゴールドコイン
ゴールドコインは品揃えが圧倒的に多いことで知られているアンティークコイン業者です。希少価値の高いアンティークコインを探される場合には、ぜひチェックしておきましょう。
メディアへの露出が多い上、アンティークコイン投資の本も出しているため、日本におけるアンティークコイン業界の先駆けともいわれています。
安心購入のアンティークコインワールド
アンティークコインワールドは、品質管理に定評がある業者です。
鑑定機関のチェックをクリアした上、専用のケースで保存してくれているので、安心して入手することができます。
それでいて、到着までの送料が無料という嬉しい対応もしてくれます。また、世界中のコインをまんべんなく揃えているという特徴もあります。
お得に買えるナミノリハウス
ナミノリハウスは、最短2週間の納品スピードを誇る業者で、海外のオークションへの出品や落札のほか、鑑定代行サービスを提供しています。
古代コインに特化した業者でもあるため、より希少性を求める場合におすすめです。
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まとめ
アンティークコイン投資は、コインの希少性や日本での普及が進んでいないことから、今後注目の投資方法です。メリットとデメリットをそれぞれしっかりと把握した上で、投資の先取りをしてはいかがでしょうか?
希少性が高い分、投資商品として期待している人も多いようです。もちろん、リスクマネジメントはしっかりと行うことが重要です。