ビジネスマンの副業として人気のネットショップですが、人気が高いためネット上にお店はたくさんあります。それらに負けないお店を作り、利益を上げるために初心者はどうしたらいいでしょうか。ネットショップの作り方から商材選び、そして簡単な運営方法まで調べてみました。
まずASPを選んで登録
ネット上で物品の売買を経験したことがないという人にはネットオークションやフリマサイトで物を売ることを経験することをおすすめします。
その後、副業(ビジネス)として始めるならば簡単で早くお店を開店できるASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)がおすすめです。ASPではネット上の店舗を貸し、運営をサポートしてくれる会社の総称です。
ASPは利用料が無料の会社と有料の会社があります。有料のASPは家賃を払うような形で毎月利用料を支払います。あなたの予算および扱う商品の販売単価で会社を決めましょう。
予算(初期費用)がなく販売単価も安い(1,000円未満)ならば全てのサービスを無料で利用できる『BASE(ベイス)』がおすすめです。無料なのでお試し気分で始めることができます。ただしやっぱり無料なのでお店の仕上がり・機能が若干チープな作りになるのは否めません。
目的が趣味ならばASPにお金をかける必要がありませんが副業として成功させたい(利益を出していきたい)という気持ちがあるならば有料でもプロ仕様のASPを利用すべきです。
初心者でもできるプロ仕様のASPならば『カラーミーショップ・プロ』をおすすめします。月額利用料が比較的安いので販売単価が安いものを扱う場合におすすめします。
また予算があり販売単価も高い(1000円以上)ならば『ショップサーブ』を利用することをおすすめします。『ショップサーブ』も『カラーミーショップ・プロ』同様初心者向けのASPです。
成功するかしないかは商材で決まる!
ネットショップの成功は仕入れで8割決まるとさえ言われるほど、商材選びは大切です。好きなことを活かしたりして既に決まっている人は良いですが、副業として収入を得たいという気持ちで始めた人には何を売ればいいかとても悩むでしょう。
そんな人のために商材を選ぶポイントを紹介します。まずはネット上であることを活かすことです。
- 地域限定の商材
- 買うところを人に見られたくない商材
- 重い商品や持ち運びが難しい商材
また最近は困ったらネットで検索することが当たり前の世の中です。例えばお中元やお歳暮、結婚祝いや内祝いに何を選んだらいいかと悩む人はとてもたくさんいます。
「他の人はどんなものを選んでいるのか」で検索する人はとても多いので、そんな彼らをターゲットにすることもおススメです。
- 特定のコンセプトに基づいて選ばれた商材
- 使い方が難しい、説明が欲しい商材
実店舗に比べてネットショップは客層(ターゲット)を絞ってもその人数はたくさんいます。客層を絞ることで彼らに検索されやすく、場合によってはリピーターがついたりします。
- 業務用の商材
- 業界用の商材
- マニアックな商材
「何を売れば儲かる」という答えは残念ながらありません。成功したいならば知恵を絞って頑張って商材を選ぶしかないのです。
扱う商材が決まったら次に仕入れです。ネットショップで扱われる商品は実店舗より安いというのがお客さんのもつ考えであり、ネットは比較が容易なので他のショップでも同じものを売っていた場合それよりも安くするもしくはそれ以上の付加価値を付ける必要があります。
仕入れ値は販売価格に関わる問題なので、上手に仕入れるように工夫しましょう。
ASPの提供しているサービスを使いこなす
ASPは店舗や陳列棚を提供すると同時に、決済や在庫管理などバックオフィス業務を簡単にできるサポート機能(サービス)があります。これらを上手に使うことで、本業に影響なくネットショップを運営できます。
例えば『ショップサーブ』では在庫切れ通知を設定しておくと、在庫切れ通知に設定した個数までその商品が減ると「そろそろ在庫がなくなります」というメールが店舗宛てに届きます。売れ筋の商品の販売チャンスを逃すことなく、的確な在庫管理で品切れを防ぎます。
また商品ごとに在庫数を登録できるため、見ていない間に商品が購入されても自動的に在庫数が減ります。在庫の一括登録や一括変更も簡単にできるので、在庫管理の負担は少なくなっています。
他のサービスにおいても今までのノウハウや成功事例をもとに作られているので、初心者でも失敗の少ないネットショップ運営が容易なのです。
利益をあげるためのサポートも充実しています。例えばネットショップのプロがあなたに代わって作業をしたり、プロのアドバイスによる店舗の改善ができます。セミナーも有料・無料で多岐にわたって開催されているため、直したい、知りたいことにすぐ対応でき、利益増加につなげることができます。
(文/高橋亮)