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家庭・育児・仕事――女性のためのキャリア形成の考え方

投稿日:2016年6月20日 更新日:


近年では女性の社会進出が盛んになり、男性と同じようにバリバリと働く女性も増えてきました。女性の管理職などの増えており、今後益々女性の活躍が期待されている中で問題も生じています。

女性が直面する3つのハードル

女性にはキャリアを積んでいく中で直面するハードルが3つあります。

  1. 妊娠、出産に伴う休職や退職のハードル
  2. 仕事への復帰のハードル
  3. 復帰後のハードル

です。一つ目の子供を産むという選択をした場合には産休や育休、もしくは退職することは避けて通ることはできず、二つ目の産休や育休を終えて仕事に復帰する際には子供の預け先の問題や転職するための活動ができるかといったハードルが出てきてしまいます。

そして三つ目は無事に復帰を果たせても子供の急な体調不良やイベント、帰宅時間などで業務に制限があったり大事なプロジェクトなどを任せてもらうことができないなどのハードルが出てきてしまいます。

このようなハードルがあることで女性が活躍する社会になったとは言え、結婚や出産を望む女性にとってのキャリア形成は男性と対等になることができず、男性よりも遅れてしまったり、時には困難なものとなっていまいます。

もし男性のようにキャリア形成を積んで行きたいと考えるのであれば結婚や出産を諦めなければならないのでしょうか?

3つのハードルに対処する選択肢をもつ

出産に伴う産休や育休、退職のハードルを少しでも回避するためにできるのは、産休や育休に入る前に男性よりも実績を積んでアドバンテージを築いておく必要がありしっかりとした綿密な計画が必要になることもあります。

そして産休や育休を終えて仕事に復帰するためにハードルを超えるための選択肢を増やしておくことが重要です。

子供の預け先について考える

仕事と育児を並行して仕事に復帰する際には勤務中に子供を預ける場所が必要になります。両親と同居している場合や身近にいる場合は協力してもらうこともできますが、ごくわずかな人が該当するだけであり、両親への負担を考えてもあまり現実的な選択肢ではありません。

多くの場合は保育園に預けることになります。ですが近年問題になっている待機児童の問題に直面することになります。働くために子供を預けたい母親と子供の受け入れ先が圧倒的に足りていない状況に今の日本はあります。

待機児童数は減少している地域もあるとは言え、まだまだ激戦区となっている地域もあり、中でも東京都はダントツの1位で待機児童数は8,000人を超えています。そしてさらに認可保育所では仕事に就いてから子供を保育園に預ける手続きをすることができるという矛盾もあります。

まずは自分の住んでいる地域や子供を預け先として希望する地域の待機児童がどのくらいいるのか、認可保育園はあるのか、など復帰を考えるよりももっと早くに調べておくことで仕事に復帰する上でのハードルとなる子供の預け先を解消することができます。

重要なポストを任せてもらえるのか?

育児をしながら仕事に復帰することで子供に合わせた働き方をする必要があり、時には子供の急な体調不良などで突発的な休みが必要になったりもします。

夫の協力を得ることもできるのですが基本的には母親が主体になって育児を行っている家庭が多いでしょう。つまり育児をしながら仕事に復帰するというのは少なからず勤務の制限を受けることになります。

まずは会社の支援体制が整っているかを調べましょう。企業によっては子育てをする母親をサポートするために勤務時間や出勤日数を調整してもらうことができたり、中には保育所を社内に併設しているところもあります。

また職種によっては在宅勤務が可能な場合もあり、育児をしながら仕事を両立することができる体制がないかを調べ、利用しましょう。

またこういった体制が整っていても勤務時間や出勤日数が少なかったり、突発的な休みが増えることで重要なポストを任せてもらえないケースは多くあります。

逆に体制が整い過ぎていることで母親の負担を少しでも少なくしようと会社側が配慮することで女性が働く意義を見失ってしまうケースもあります。制限のある中での仕事に満足することができるのかを復帰する前に考えてみましょう。

キャリアアップには多少の犠牲がともなう

結婚や妊娠、出産や育児などを考えると女性の場合は将来のキャリア形成の考えが定まりにくいこともあります。ですがそんな中でもキャリアプランはしっかりと作るべきであり、仕事から離れることを考えるとキャリアプランから意識が遠のいてしまい漠然としてしまいますが、とりあえず現状ではどういう風に考えているのか自分の言葉で整理してみましょう。

私生活をどこまで犠牲にするか?

近年ではキャリアアップを望む女性が増え、その多くは私生活を犠牲にしていると言われています。キャリアと結婚のどちらを取るのかという問題です。

実際に結婚をしない人の割合も上昇しており、働く女性の多くが自分が自分らしくいるために必要なものとして仕事と仕事をすることで生まれる生活リズムを重視しています。

それでもいつかは結婚したい、子供が欲しいと考えることもあるでしょう。ですが仕事と育児、家事を両立するとなれば日常は壮絶なものとなり、ワーキングマザーの一日の労働時間は仕事に加えて家事や育児などを加えると13時間を超えることも珍しくありません。

この猛烈な忙しさを最低でも20年続けることができるのか、両立ができないことで夫や子供に当たってしまったり、ストレスを溜め込むことにならないのかなどを考えて、夫や両親と話し合い、全てを得るのではなく優先順位をつけてバランスを取ることが大切です。

(文/中村葵)

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