株式市場の特徴を知る!投資資金を守る豆知識

副業で稼ぎたい        2016年10月20日

(この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。)


  • 株式投資は株式市場で取引をされています。でも、株式投資初心者の人は、株式市場がどんな所なのか、その種類がどれだけあるのかはご存知ないかも知れませんね。

    市場ごとに値動きが安定している市場や値動きが激しい市場があり、投資の際にある程度配慮しておく方が有利となります。知っているようで意外と知らない株式市場の特徴とその種類を紹介します。

    株式市場とは?

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    市場(しじょう)という言葉を聞くと何をイメージしますか?魚や野菜の取引をする市場をイメージしませんか?各地から魚や野菜が集まって売買される市場は、売り手と買い手が値段を決める取引を行う場所です。

    実は株式市場もそれと全く同じで、魚や野菜が集まるように企業の銘柄が集まり、株式市場で売り手と買い手の取引が行われます。質の良い魚や野菜に高値が付くのと同じように、業績の良い企業の株は高く買われます。

    魚や野菜の市場が東京卸売市場を中心に全国各地に卸売市場があるように、株式市場も東京証券取引所を中心に、全国各地に証券取引所があります。

    たくさんある株式市場の種類

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    株式市場には多くの種類があります。企業が株式市場で株の売買をするためにはそれぞれの証券取引所に上場する必要があります。そのためにはとても厳しい審査が行われ、その基準に応じて「一部」「二部」「新興市場」の3つの市場に分けられています。

    株を買う側も「一部」「二部」「新興市場」の中から銘柄を選ぶということなのです。

    では、さらに具体的に市場の種類を紹介しましょう。まず東京証券取引所、名古屋証券取引所、大阪証券取引所には「一部」と「二部」があります。ニュースなどで「東証一部」とか「東証二部」と聞いたことがありますよね?

    「新興市場」については東京証券取引所の場合はマザーズという新興市場があります。つまり、東京証券取引所は「東証一部」「東証二部」「マザーズ」の3つに分かれているということなのです。

    同じように、名古屋の場合は「名証一部」「名証二部」「セントレックス」、大阪証券取引所の場合は「大証一部」「大証二部」「ヘラクレス」の各3つに分かれています。新興市場は各証券取引所によって呼び名が変わります。

    福岡証券取引所と札幌証券取引所は一部と二部に分かれておらず、一般市場となっていて、新興市場は福岡が「Q-ボード」札幌が「アンビシャス」という名前となっています。

    最後に、21世紀に入ってからジャスダック証券取引所という新興市場が新設されていますので、覚えておいてくださいね。

    東証や大証の特徴

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    数ある証券取引所の中でも代表的な東証と大証の特徴は、どちらも一部には大企業が名を連ね、二部には中堅企業、新興市場にはベンチャー企業が上場しています。

    東証一部には日本を代表する大企業が上場しており、その分値動きは安定しています。大証一部にも関西を代表するような大企業を中心に、中には日本を代表するような企業も上場しています。

    ともに二部よりも一部の方が厳しい審査基準をもっているため、一部上場の企業の株価のほうが安定する傾向にあります。

    新興市場は比較的値動きが激しく、投資としてはハイリスクハイリターンとなります。一方でハイリスクハイリターンを狙うのなら、もう一方では安定した投資をするなど、分散投資をしてリスクを軽減されることをおすすめします。

    一部上場の審査基準

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    一部上場と二部上場、新興市場への上場ではどれくらい審査基準が違うのでしょうか?審査基準の項目はとても複雑ですし、共通項目もたくさんありますので、ここでは東証を例に、何となく違いが分かるため参考情報を紹介します。

    では、まず一部上場の審査基準ですが、上場時の見込みの株主数が2,200名以上、流通株式数は2万単位以必要です。また、上流通株式数の比率は上場株券等の35%以上、上場時の時価総額の見込みは250億円以上が必要です。

    いかがでしょうか?ひょっとしたら何のことか分からなかったかも知れません。でもご安心ください。あくまでも何となく審査基準の違いをご理解頂きたいだけなので、何のことか分からなくても大丈夫です。

    このあと二部上場の審査基準と数字を比べて雰囲気をつかみましょう。

    二部上場の審査基準

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    二部上場の場合は一部上場の場合よりも審査基準が緩くなります。

    上場時の見込みの株主数が800名以上、流通株式数は4,000単位以必要です。上流通株式数の比率は上場株券等の30%以上、上場時の時価総額の見込みは20億円以上となり、いずれも一部上場の場合よりも審査基準が随分緩くなっていることがお分かりいただけると思います。

    マザーズへの審査基準

     

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    新興市場のマザーズの場合も見て行きましょう。マザーズへの上場の審査基準は、上場時の見込みの株主数が200名以上、流通株式数は2,000単位以必要です。上流通株式数の比率は上場株券等の25%以上、上場時の時価総額の見込みは10億円以上と、二部上場の審査基準よりもさらに緩くなっています。

    もちろん、この基準が緩いというよりも、二部や一部が厳しいといった方が正しい表現かも知れませんね。

    ジャスダックへの審査基準

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    せっかくなのでジャスダックの審査基準も紹介したいと思います。

    ジャスダックへ上場するための審査基準は、上場時の見込みの株主数が200名以上、流通株式数は公募又は売出し株式数が1,000単位又は上場株式数の10%いずれか多い株式数以上、上場時の時価総額の見込みは5億円以上となっています。

    新興市場のマザーズよりも少し審査基準が緩和されているようです。

    市場の特徴を知ってメリハリのある投資を!

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    このように、企業が上場する場合、一部上場や二部上場、新興市場への上場では、こんなにも審査基準が違うのです。それは企業の財務状況や経営状況の差を意味しますので、審査基準が厳しい市場ほど安定した企業といえるでしょう。

    株式投資をする時に投資家の立場で考えると、どこに上場している企業の株を選ぶかは値動きの激しさと相関しているので、ハイリスクハイリターンなのか、それともローリスクローリターンなのかの最初の選択といっても過言ではありません。

    分散投資や資金の状態とのバランスなどに配慮をして、しっかりとリスクマネジメントをして頂ければと思います。

    ちなみに、値動きが比較的落ち着いていて安定性のある一部上場企業は長期保有向き、値動きが比較的激しい新興市場は短期保有向きです。

    長期保有の場合は株主優待や配当を得ることもできますし、短期保有の場合は株価変動による値段差で利益を狙うこととなります。

    あなたの投資スタイルに合わせて市場を選ぶのも株式投資の重要な戦略の一つといえます。

    リスクとリターンのバランスに配慮しながら投資を

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    株式市場とは、魚や野菜の市場と同じように株を売買する市場です。東京証券取引所を中心に、大阪、名古屋、札幌、福岡と全国に証券取引所が存在しています。

    中でも、東証、名証、大証は「一部」「二部」「新興市場」に分かれており、企業側から見ると、新興市場に上場することが最も審査基準が緩く、一部に上場することが最も審査基準が厳しいです。

    投資家側から見ると、一部上場企業が最も安定した銘柄で、株価の値動きも比較的安定しているため、長期保有に向いています。新興市場の銘柄は値動きが激しく、短期保有向きといえます。

    それぞれの市場の特徴をつかみ、リスクとリターンのバランスに配慮しながら安全な投資を心がけましょう。大事な投資資金はしっかりと守りたいものですよね。

    (文/田中英哉)


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    田中英哉
    田中英哉
    10年以上、数社で営業や企画などの社会人経験を経て独立。独立後ネット物販や集客イベントを主宰し、京都大学で講演アドバイザーなどをしながら隙間時間にライターとして執筆。妻と娘と犬の4人?家族。2級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を持つが、妻から小遣い制を導入され、自身のマネープランに資格の知識を活かしている。

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