すっぽん漁、やってみたら月収40,000円になった!

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すっぽん漁、やってみたら月収40,000円になった!

投稿日:2015年10月20日 更新日:


いきなりだけど高級食材と聞いて、どんな物を思い浮かべるだろうか。
まつたけ、うなぎ、マンゴーなど色々あるけど、私たちの生活には、意外なことにこれら高級食材が、身近に息づいている。
灯台下暗しとはよく言ったものだ。
今回は、とある高級食材を自力でゲットして、なおかつそれを元手にお小遣いを得た、僕の実体験のコラムをご覧いただきたい。
その高級食材とは、すっぽん。このすっぽんを捕獲し、販売するルートを自力で開拓することで、ざっくばらんに言えば1匹あたり数千円で引き取ってもらえたという話をしたい。

すっぽんはどこにでもいる!泥や砂の中にいるから見えないだけ!

河川の、ゆるやかな流れをぼんやりと眺めていると、たまに見かけるのが亀だ。
クサガメ、イシガメ、外来種のミシシッピアカミミガメなどは全国に広く分布している。
でも、すっぽんを見つけるという機会はそうそう多くない。

そもそもすっぽんは普段、川の底に潜っているので、なかなか水面から見ることができないからだ。
ただ、これは見ることが困難というだけで、実際に川底をさらってみれば、地域差はあれど結構簡単に見つけることができる。

まずはこのすっぽんの捕獲方法を、簡単に説明していこう。
準備するものはタモ網があれば一番だけど、ない場合は家庭で使う、金網を縫い合わせて作るようなザル。
これだけあればOKだ。
つまり初期投資は不要で、いきなりチャレンジできるということになる。

すっぽんはどこにでもいる!泥や砂の中にいるから見えないだけ!

すっぽんは環境に対する適応力が高く、本州以南の河川であれば、どこでも生息していると考えられている。
そのため、日本各地の古墳群から、これまでに何度も食べられたすっぽんの骨が出土している。
すっぽんは古来より私たち日本人の胃袋を満たしてきたということになるだろう。

また、中国では古くから宮廷料理として重宝されてきたため、いわば日本だけでなくアジア全土で愛されてきたと考えても良いはずだ。

捕獲方法は非常に単純で、川の流れのゆるやかな場所で地道に網やザルで底面の砂を掬っていくだけ。
なんせ日中はほとんど活動しない生き物なので、こうして地道に攻めるのが常道なのだ。
思わず目眩がしそうになるものの、この作業ではシジミも採れる
天然のシジミはしばらく泥抜きこそ必要だけど、以後は食用として使うこともできるぞ!

見事にすっぽんを掘り当てたら、脅かさないようにゆっくりと網、ザルで掬い上げよう。
すっぽんの遊泳力は普通の亀よりはるかに高いので、びっくりさせてしまうとあっという間に泳ぎ去ってしまうので注意が必要だ!

川での捕獲作業は億劫という方には、その辺で拾った棒切れにタコ糸を括り付けた即席の釣竿を作るのが良い。
糸の先にタニシでも結んで、流れがゆるそうで川底が確認できないエリアに投げ込み、食いつくのを待つという選択肢もある。

棒切れにタコ糸を括り付けた即席の釣竿を作る

この際には、糸の先に針は付けないでおきたい。
すっぽんに限らず、亀は獲物をすぐに飲み込んでしまう癖がある。
すっぽん以外の亀が引っかかってしまうと、食べる以外の目的で動物を無意味に傷つけることとなるので、針はやめておこう。
心配しなくても、すっぽんは一度食いついた獲物には執念深いので、水面ギリギリまで持ち上げれば網で掬う事も十分可能だ。

捕獲したすっぽん、食べるか売るか

前述の手段を用いて自力で捕まえたすっぽんの活用法は主に2つ。
食うか売るかだ。

人によってはペットにするという場合もあるだろう。皮膚病になりやすい生き物なので飼う場合はしっかりとした設備が必須だけど、上手くいけば何十年も生きてくれる。
食べる場合は数日間綺麗な水槽に入れて泥抜きをしよう。

さて、ここからが本題。
すっぽん料理を取り扱う料亭のほとんどは、仕入れ業者からすっぽんを卸している。
そのため、どこの誰かも分からない人間が、いきなり「すっぽん買い取って」と言っても門前払いされることが多い。
ただ、中には案外すんなりと買い取ってくれる店もあるため、まずは電話で確認してみるのが良いだろう。

一番確実なのは、単身で市場に乗り込むこと
意外と業者にアプローチすれば簡単に買い取ってもらえるのだ。
もちろん最初は難航するかもしれないけど、顔見知りになればまず断られなくなるし、買取価格もアップするもの。

僕の場合は月に3回ほど川に出向いて、毎月平均10匹程度を市場で買い取ってもらっていた。
1匹の買取価格はコンディションによるものの、1キロ4,000円程度にはなっていたので、大物も含めて持ち込めば毎月40,000円の収入になったものだ。

お小遣い稼ぎ趣味には最適。ただし噛まれないように!

とにかくすっぽんの捕獲は初期投資がほとんど不要で、ライバルも少ない(恐らく同じようなことでお小遣いを稼ごうとしている人の多くはうなぎ狙い)。
安全に気を遣えば、誰もが簡単に楽しむことができる。

ただし、野生のすっぽんはかなり凶暴で、噛まれると非常に痛い。
それにすっぽんを採り過ぎると生息数が減ってしまい、すっぽんが餌にしていた小動物が天敵に襲われることなく繁殖しまくり、結果として生態系を崩すこととなる。
1つの捕獲ポイントでばかり捕獲するのはタブーだ。

もしも現在、何かお小遣い稼ぎになるような趣味を探しているという方がいたら、ここは一つすっぽんで儲けてみてはいかがだろうか。
販路さえあれば、安定したお小遣いになる。
サラリーマンの休日を利用して稼ぐのも不可能ではないと思う。

(文/松本ミゾレ)

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