貯金上手なサラリーマンに憧れる人もいると思います。実は、彼らを追いかけてみると、ある共通した事柄が浮かび上がってきます。今回は、貯金上手なサラリーマンにスポットを当てて、モデルケースとなるライフスタイルを見てみましょう。
1.副業を持っている
貯金上手なサラリーマンの多くは、副業を持っています。その理由は、みんなが消費や浪費をしている余暇の時間を使い、副業でお金を増やすことに努めているからです。サラリーマンとしての給与だけでは貯金が難しい時代ですが、高いスキルやノウハウを持っている人ほど、上手にお金を稼ぎ、貯金をしています。
特に、貯金のペースが速い人の副業の内容は、アルバイトではなく、週末起業というケースが珍しくないようです。アルバイト勤務をする人よりもお金に対する意識が高く、貯金や資産形成を本気に考えているからだと言います。たとえば、アフィリエイトやオークションサイトでの転売など、インターネットビジネスに参加する人が多いです。
2.仕事にゆとりがある
たくさんお金を稼いでいる人の中には、せっかく手に入れたお金を浪費してしまう人も少なくありません。その原因は、本業が激務でストレスが溜まってしまうからだと考えられます。また、忙しくて日常生活の中で節約する余裕がない人も多いようです。たとえば、自炊ができずに外食が続くと、支出が増えてしまいます。
今までの日常生活のペースを崩してまで稼いでも、手元に残るお金は変わりません。貯金上手なサラリーマンは、仕事に最低限のゆとりを持っている状態で生活しています。もし、お金を稼いでいるのに貯金できないという人は、生活のスピードを変えてみるとよいかもしれません。
3.ポイントを上手に使う
最近は、コンビニやスーパー、インターネットショッピングなど、さまざまなシーンでポイントが貯まる制度があります。ポイントカードを持つのが面倒だからと使わない人もいますが、実は、貯金上手な人はポイントもうまく使っています。
たとえば、毎日、100円ごとに1ポイント貯まるポイントカードを使っている場合、500円程度の買い物を続けていると、1か月で150円になります。コンビニでランチを買う人やインターネットショッピングが好きな人など、同じショップのポイントカードを使っていると貯金が上手にできそうです。
4.株主優待を活用している
資産形成に対する意識が高いサラリーマンの中には、株式投資をしている人もいます。株式投資をすると、多くの場合、配当金や株主優待をもらうことができます。商品・サービスの無料券などが手に入るため、株式を持っているだけで節約ができるのです。
また、株式投資に目を向けるほどに資産に対する意識が高い人は、お金に対する感覚も敏感だと思います。貯金上手なサラリーマンで株主優待を活用する人が多い背景には、こういった点もあるのかもしれません。
5.一人暮らしも実家暮らしもしている
環境に左右されてしまう側面はありますが、実家暮らしをしている場合は貯金がしやすいです。基本的な生活費が違うため、この点は当然のことだと言えます。ただし、実家暮らしだとしても、過去に一人暮らしの経験があるほうが有利なようです。
実家暮らしをしている人のうち、過去に一人暮らしをしたことがない人は、やりくりが下手なケースも珍しくありません。一人暮らし経験を通じてお金の流れがわかっている人のほうが有利なのです。
貯金上手なサラリーマンの行動を学ぼう
今回は5つのポイントをご紹介しました。貯金上手なサラリーマンは、水筒を持参したり自炊のお弁当を作ったりと、さまざまな工夫をしています。あなたの身の回りに貯金が上手なサラリーマンがいるなら、ひとつでもいいので行動を真似してみるとよいでしょう。
(文/三堂有人)