ネットビジネスという世界に身を投じて早6年目。さまざまな仕事にチャレンジしては失敗を繰り返してきました。振り返ってみると、もっと真剣に取り組んでいたら成功していた仕事もあるかもしれません。今回は、ネットショップで期待できる売上、サイトの制作費、No.1になるための戦略を考えてみましょう。
ネットショップの売上は青天井?
ネットショップの可能性は無限です。全国、全世界が商圏であり、インターネットに接続するすべてのユーザーが顧客になる可能性があります。自社でネットショップ始めて、1年間で月商1000万円を達成できたケースもあると言います。また、ある程度成長すると、月商1億円というラインも見えてくるようです。
ネットショップは、実店舗と違って人件費や家賃がかからないので、利益率が高いビジネスです。そのため、一度自社のネットショップが利益を出し始めると、次の投資もしやすくなるので事業の成長スピードは飛躍的にアップします。
しかし、ネットショップを立ち上げるのは簡単ですが、成功するためには集客しなければなりません。ネットショップは実店舗よりも集客が難しいです。誰にも見られないサイトを立ち上げても売上が0円という可能性もあります。
ネットショップの制作費は実質0円でできる
まず、ネットショップを始めるときは、サイトを作らなければなりません。制作会社に相談すると、100万円以上かかってしまうため、副業で始めるにはリスクが大きいと感じる方もいると思います。
ショッピングカートや購入手続き画面のシステムを構築する技術が必要ですが、自分でネットショップを立ち上げれば0円です。最近は、Wordpressのプラグインでショッピングカートができるので、少し勉強すれば設置できます。レンタルサーバーとドメイン代金にかかる年間10,000円前後の費用だけで、十分にネットショップは始められるでしょう。
ネットショップは、まずは集客に力を入れるべきです。サイトの制作費は最小限で抑えられるよう、自作や個人の方への依頼など、コストがかからない方法を模索するとよいでしょう。
実店舗の立地条件に相当するものは?
店舗を作るとき、まずは立地を考える人は多いと思います。一度立ち上げたら場所を変えることができないからです。しかし、ネットショップは店舗を作ってから立地を変えることができます。
例えば、SEO対策が考えられます。SEO対策とは、ホームページの内容を充実させたり、他のサイトからリンクを貼ってもらったりすることで、検索順位を上げる方法です。自分でやるなら0円でもできますが、高度な技術が必要なケースもあるため、業者へ相談する人もいると思います。委託すると月額10万円以上かかってしまうこともありますが、検索順位上位に入れば、駅前に出店するくらいの集客力が期待できます。
検索順位を上げるだけでなく、Yahoo!や楽天モールに出店するという方法もあります。年間30万円前後かかると言われていますが、百貨店にテナント進出することに相当する意味合いがあるのです。
ニッチ市場でNo.1を目指す
今の私は多少経営知識を身に付けたので、ネットショップを始めるならニッチな市場でNo.1を目指そうと思います。副業や少人数の会社レベルなら、ニッチ市場で展開するだけでも生き残れるからです。最後に、ネットショップを始めるときの経営戦略について一例を考えてみましょう。
先日、『ドラッカーから学ぶ多角化戦略~御社の閉塞感を打ち破る多角化手引書~』(藤屋伸二著)という書籍を読みました。筆者が「年商1億円規模の会社を目指すなら、ニッチ市場をターゲットにするだけで十分だ」と述べていたように、経営戦略を考えるにあたって、絞り込むことが大切です。
1億円の売上を出せば、利益率は3000~5000万円になるはずです。個人や数名の会社ならこれだけで事業が成立します。あなたもネットショップを始めるなら、ニッチ戦略でNo.1を目指してみてはいかがでしょうか。