女性の年収を年代別に徹底調査!稼げる人は何が違うのか

年収を上げたい        2016年09月09日

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(この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。)

  • 年収1,000万円超えのキャリアウーマンがいる一方で、年収200万円以下の貧困女子と呼ばれる人がいる――これが、女性を取り巻く現状でしょう。つまり、「稼げる女性」と「稼げない女性」の差がくっきりしているのです。

    でも、稼げる女性ってどんな人でしょうか?あらゆるデータを用いて、稼げる女性をあぶりだしてみました。稼げる女性になる方法も考えたので、一緒にどうぞ!

    女性の平均年収を年代別にまとめてみました

    最初に、世間でいうところの平均年収はいくらなのか、という話から始めます。国税庁が毎年発表している「平成26年分 民間給与実態統計調査」のデータを参考にしました。

    全体の平均年収

    話の前提として、調査対象の全世代の平均年収を一つの表にまとめてみました。

    (「第11表 企業規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額 その3 平均給与」より)

    年齢区分            

    男性の平均年収(千円)

    女性の平均年収(千円)

    19歳以下           

    1,570    

    1,036

    20~24歳          

    2,646    

    2,309

    25~29歳          

    3,775    

    2,971

    30~34歳          

    4,462    

    3,011

    35~39歳          

    5,021    

    2,925

    40~44歳          

    5,639    

    2,903

    45~49歳          

    6,288    

    2,895

    50~54歳          

    6,557    

    2,913

    55~59歳          

    6,317    

    2,700

    60~64歳          

    4,769    

    2,274

    65~69歳          

    3,886    

    2,006

    70歳以上           

    3,594    

    2,039

    20代女性の平均年収

    では、先ほどの表を用いて、20代女性の平均年収を見てみましょう。

    • 20代前半で約230万円
    • 20代後半で約297万円

    300万円に達していない計算になります。

    30代女性の平均年収

    同じように、30代女性の平均年収を見てみましょう。

    • 30代前半で約301万円
    • 30代後半で約292万円

    30代前半で300万円には到達しているようですが、後半になると下がりますね。

    40代女性の平均年収

    最後は40代女性の場合です。

    • 40代前半で約290万円
    • 40代後半で約289万円

    やはり、300万円の壁は厚いようです。

    男性に比べると女性はやはり低い

    一般的に、女性は男性に比べると、平均年収がだいぶ低いと言われています。なぜ、そうなるのでしょうか?

    差額を考えてみよう

    ここで、男女間の平均年収の差額のデータを見てみましょう。先ほどの「平成26年分 民間給与実態統計調査」から、さらにデータを抽出し、表を作りました。

    年齢区分 

    差額(千円)

    19歳以下 

    534

    20~24歳 

    337

    25~29歳 

    804

    30~34歳 

    1,451

    35~39歳 

    2,096

    40~44歳 

    2,736

    45~49歳 

    3,393

    50~54歳 

    3,644

    55~59歳 

    3,617

    60~64歳 

    2,495

    65~69歳 

    1,880

    70歳以上 

    1,555

    なんと、最大で360万円近く開きがあります。男性1人分の年収が女性2人分の年収なんてのも珍しくないのです。

    女性の年収が低い理由とは?

    ここで、女性の年収が低い理由について、真剣に考えてみました。次の理由が指摘できるでしょう。

    高年収の専門職に就いている女性が少ない

    理由の1つとして考えられるのは、高年収の専門職に就いている女性が少ないことです。例えば、高年収の専門職の代表として考えられる医師の場合、全体に占める女性医師の割合は19.7%(平成24年時点)にすぎません。

    また、医師ほどの高年収ではないものの、システムエンジニアも高年収の専門職と言われています。

    しかし、システムエンジニアもいわゆる「男社会」と言われる職業で、女性の比率は極めて低いです。コンサルティングファームでは、ほとんどが男性というのも珍しくありません。

    ライフステージの変化に対応できない

    ひと昔前は、「結婚したら女性は仕事を辞めるもの」という風潮がありました。この風潮は現在でも全くなくなったわけではありません。

    配偶者の転勤についていく、会社において既婚女性が働き続けている前例がないなど、様々な理由で女性は離職しているのです。

    また、お子さんができた場合も、仕事が続けにくくなります。産休、育休、時短勤務制度の導入など、育児をしている女性が働きやすい制度を整えている職場もありますが、まだまだ少数派です。

    パートタイム派遣、在宅勤務、クラウドソーシングなど、ご自分のライフスタイルに合わせた多様な働き方もありますが、すべての方にとって使いやすい仕組には達していないでしょう。

    そこで、お子さんを保育園に預けて働く、というのも選択肢に入りますが、「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグが流行るほど、保育園不足は深刻です。実際、筆者の周囲にも、保育園にお子さんを預けることができなかったために仕事を辞めた方がいます。

    つまり、女性が仕事を続けていくには、周囲の理解とサポートが不可欠です。これらが満たされなければ、稼げる女性になることはかなり難しいかもしれません。

    稼げる女性の職業は?

    ここで、稼げる女性はどんな職業についているかも考えてみましょう。

    平均年収ランキングから考えてみました

    またまた「平成26年分 民間給与実態統計調査」を用います。業種別の平均年収のデータから、平均年収の高いものと低いものを表にしてみました。

    (「第12表 業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額」より)

    <平均年収の高い業種>

    業種      

    平均年収(千円)

    金融・保険業    

    6,095

    電気・ガス・熱供給・水道業      

    6,554

    情報通信業        

    5,925

    学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業            

    5,074

    <平均年収の低い業種>

    業種

    平均年収(千円)

    卸売・小売業    

    3,541

    宿泊業・飲食サービス業

    2,368

    医療・福祉        

    3,791

    サービス業       

    3,415

    ここで、平均年収が高い業種に共通するポイントを考えてみました。

    • 専門知識が必要である。
    • 多くの人が必要としている業種である。
    • 知識を身に着ければ、年齢・体力・家庭の状況に応じた多様な働き方ができる。

    この3点です。

    稼げる女性になる=単価の高い仕事をするには、ぜひ意識したいポイントでしょう。

    稼げる女性になるために身に着けたいスキルは?

    ここで、さらに踏み込んで、稼げる女性になるために身に着けたいスキルについても考えてみました。

    仕事の生産性を上げる能力

    先ほど書いたこととかぶりますが、女性は結婚・出産を経たら、家事や育児など、やらなければいけない作業が増えます。いくらパートナーが理解のある人であっても、全くやらないのは難しいかもしれません。

    そうなると、仕事をしているときにいかに成果を出していくか=生産性を上げるかがとても重要になります。

    では、具体的にはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?

    時間に対するコスト意識

    まず、「時間をかけすぎるのはよくない」という意識を持ちましょう。合理的に働き、時間をかけないでいい仕事をする努力をしてください。その際、段取りをするのがとても大事になります。

    スケジュール管理を徹底し、「この仕事はいつまでに終わらせる」という締め切りを意識するだけでも、かなり違いますよ!

    マルチタスク

    複数の仕事を同時進行できれば、結果的に成果を出る仕事も多くなります。慣れないうちは頭が混乱するかもしれませんが、全体を見まわし、「どのタイミングで何をすればいいか」という視点を常に忘れないようにしてください。

    書店に行けば、タスク管理のやり方について書いた本がたくさん売られています。立ち読みして、「これならいけそう」と思えた1冊を読み込み、テクニックを実践してみましょう。

    コミュニケーション能力

    言い換えれば、人とうまくやっていく力です。次の3点を意識してください。

    一緒に働く人に対して

    1人でやる仕事って、案外少ないです。基本的には誰かとペアやチームを組んで進めていくでしょう。その中で、指示を出すこともあるかもしれません。

    その時は、的確な指示を出すのを心掛けましょう。具体的な数字・データ・根拠を示し、結論を正確に伝えてください。あいまいな物言いだと、相手をイライラさせてしまいます。

    お客様に対して

    お客様があなたに何を期待しているか、考えて仕事をするようにしてください。注意深く話を聞いていれば、「このお客様は本当はどうしてほしいのか」が見えてくるでしょう。

    ポイントは、「どんな話題を繰り返しているか」です。繰り返し言うということは、そのお客様にとっては重要な問題である証拠でしょう。もし、どうしてもお客様の望むものがわからなければ、勇気を出して伺うのも一つの選択肢です。

    周囲のすべての人、そして自分に対して

    誰にだって、体調が悪かったり、プライベートで心が折れそうなことがあって、精神的に乱れてしまう日があります。

    もし、態度にそれが現れているようであれば、「今日は休んでください」とねぎらいの言葉をかけましょう。その方が抱えている問題への具体的なアドバイスは、ご本人から直接相談があったときだけするのが無難です。

    事情も知らないで独りよがりなアドバイスをするのは避けたほうがいいでしょう。また、ご自身についても、体調がどうしてもすぐれない日は、休養をとるなど、愛を持って接してください。

    手に職を付けられる資格

    基本的な心構えに加え、手に職があるのはやはり最強かもしれません。具体的な戦略については、これから説明します。

    稼げる女性になるための資格はどう選ぶべき?3つの基準

    ここで、稼げる女性になるための資格を選ぶ基準について考えてみました。

    市場で必要とされているか

    資格を取ることで得られる技術が、市場において必要とされているものかどうかをしっかり考えてください。

    例えば、看護師・介護福祉士の資格は、高齢化に伴い需要が高まっています。また、業務のIT化が進行の一歩をたどる以上、情報処理系の資格の需要が衰えることはないでしょう。

    希少性が高いか

    資格の難易度が低い「誰でも取れる資格」だと、代わりがいくらでもいる、という状況になってしまい、なかなか他の人と差をつけるのは難しいです。

    ある程度は難易度の高い資格を狙った方が、希少性という意味ではいいでしょう。

    年齢が上がっても続けられる仕事か?

    繰り返しになりますが、女性はライフステージの変化により、実践できる働き方も異なります。多様な働き方で続けられる仕事に関連する資格であれば、検討する価値はあるはずです。

    年代別、稼げる女性になるために取っておきたい資格

    ここで、年代別に、稼げる女性になるためにとっておきたい資格について考えてみました。

    20代の女性が取っておきたい資格

    年収が低い仕事に関連する資格でも、後からスキルアップすることで年収を上げられる可能性が高い年代です。

    医療事務

    病院、クリニックなどで受付・事務・レセプトの処理などを担当します。未経験でも知識があれば、20代でも採用してくれる職場は多いです。

    パートナーの転勤など、転居を伴う出来事があった場合でも、働き続けられる可能性は高いでしょう。

    介護関連

    「人と接するのが好きで、人の役に立ちたい」という気持ちが強い方なら、チャレンジしてみる価値はあります。年収は低いですが、求人は多いので、全く仕事がないという事態もありません。

    最初は介護職員初任者研修からスタートしましょう。その上で、ずっと介護の仕事をしていきたいと思うなら、ケアマネージャーや社会福祉士など、上級資格も視野にいれてください。

    30代の女性が取っておきたい資格

    年収アップを狙うなら、専門的知識をブラッシュアップするのが一番手っ取り早いです。それを踏まえ、次の資格をご紹介します。

    IT系

    繰り返しになりますが、業務のIT化が進んでいる以上、情報処理の知識があるのはとても重宝されます。IT系の資格を取るのは悪い選択肢ではありません。

    情報処理の基礎知識を身に着けたいならITパスポート、ビジネスソフトの扱いに習熟したいならMOUS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などを検討しましょう。

    また、資格ではありませんが、プログラミングやWebデザインの技術を学ぶのも、大幅な年収アップにつながります。パソコンを触るのに抵抗がない方はぜひトライしてみてください。

    不動産系

    不動産会社などに勤務する場合、宅地建物取引士を持っていれば、任せてもらえる業務の幅が大きく広がります。パートタイムでの勤務になる場合でも、資格を持っているだけで時給が大幅アップというのは珍しくありません。

    まずは宅地建物取引士を受験し、「不動産の勉強、嫌いじゃないかも」と思えたなら、不動産鑑定士やマンション管理士などの資格に手を広げるのもアリです。

    40代の女性が取っておきたい資格

    40代になると、お子さんを育てながらパートタイムで仕事を…というパターンが多いかもしれません。時給アップにつながる資格を2つご紹介します。

    金融系

    証券会社のコールセンターは、シフトも選べる上に、勤務先も多数あるため、人気が高いです。しかも、時給は1400円以上は当たり前という高水準!しかし、そこで働くにあたっては、証券外務員の資格が必須となります。

    証券外務員の資格を取るなら、より扱える商品の幅が広い一種を選択した方が、時給の高い仕事に巡り合える確率が高いです。興味がさらにわいて来たら、ファイナンシャルプランナーなど、付随する資格にチャレンジしてもいいでしょう。

    経理系

    結婚・出産前に事務職をやっていた人に特におすすめします。事務職の派遣でも、経理業務の求人はかなり多いので、簿記の資格を持っていると大きなアドバンテージです。

    日商簿記検定2級まで持っていれば、一通りの経理知識はあるとみなしてもらえます。

    まとめ~結局、稼げる女性になるためには何が必要?

    最後に、今までの話をまとめましょう。稼げる女性になるために必要なのは「知識・技術」と「心構え」かもしれません。たしかに、知識・技術を習得している事実を示す手段として資格はとても有効です。

    しかし、実際に稼げるようになるには、周囲の人をどれだけ味方につけ、仕事で高い成果を出していくかがカギです。逆に、心構えさえできていれば、後から資格はいくらでも身に着けられます。

    まずは、今のご自分に足りないものは何か冷静に分析し、やることを書き出していきましょう。そこから稼げる女性への第一歩は始まっています!

    (文/菊地美亜)

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