時給が100円違うと年収が20万円変わる?求人広告のチェックポイント

年収を上げたい

時給が100円違うと年収が20万円変わる?求人広告のチェックポイント

投稿日:2015年11月12日 更新日:


求人情報を見るときに一番気になるのが時給ではないでしょうか。もちろん高いに越したことはありませんが、時給が100円違うと年収に換算していくら変わってくるのでしょう? 時給以外にも、求人広告を見る上で見落としがちな点についてご紹介します。

時給100円の差は大きい

時給が100円違うと、一日8時間勤務として800円/日、1ヶ月20日として16,000円/月、1年は12ヶ月なので192,000円/年、収入が変わってくることになります。たった100円と思っても年収に換算すると結構大きな違いになってきますね。

192,000円というと、時給1,200円×8時間×20日の月収と同じ金額です。つまり、時給1,200円の人と1,100円の人とでは、年収にして丸1ヵ月分の差が出るということになります。

時給100円の差は大きい

派遣社員の場合、派遣元の企業によって時給が違うということが多々あります。「同じ仕事をしているのに、別の派遣会社から来ている人は時給が100円高かった!」なんてことも。こうしたことが判明するとお互い仕事がやりづらくなるので、就業先で時給の話は厳禁です。

逆に就業前であれば、複数の派遣会社のお仕事紹介サイトを確認しておくのがおすすめです。当然のことながら、時給の高い派遣会社から応募したほうが得をします。派遣先企業は伏せられていますが、最寄り駅や業種からだいたい想像がつくものです。

勤務地までの通勤時間もチェック

しかし、必ずしも時給が高い方がいいとは限りません。次に注目したいのは通勤時間です。通勤時間が長いと、それだけ拘束時間が増えてしまうことになるからです。

たとえば通勤時間が30分の場所と1時間の場所で比べてみましょう。
8時間勤務として、通勤時間30分の場合は前後1時間を合わせて9時間、1時間の場合は前後2時間を合わせて10時間が拘束時間となります。
時給1,200円とすると、もらえる日給はいずれも9,600円。それが9時間だと1時間当たりの給料は1,066円、10時間だと960円に減ってしまうのです。

勤務地までの通勤時間もチェック

時給が多少低くても、通勤時間が短い場所のほうが得をする場合があります。遠い場所でも行き帰りにショッピングができる等の理由があれば別ですが、毎日働くとなるとショッピングも飽きてくるもの。なるべく近くで探す方がおすすめです。

その他の支給も考慮する

交通費が出るかどうかも重要なポイントです。派遣社員だと交通費は自分持ちということも多いでしょう。
たとえば交通費が片道600円、時給が1,200円とすると、1時間分タダ働きしているのと同じことになってしまいます。だからといって一駅歩いて交通費を浮かすというのも、通勤時間が増えてしまうのでおすすめしません。

どうしても働きたい場所であれば別ですが、そうでなければ交通費が安く済む場所のほうが良いでしょう。徒歩か自転車で行ければベストですが、そこまで近い場所は難しいかもしれませんね。

制服の有無も収入に響いてきます。オフィスカジュアルの職場でも毎日同じ服というわけにはいかず、どうしても衣類代がかさんでしまいます。制服貸与の職場であれば、そうした悩みとは無縁です。

ただし、最後にクリーニングをして返却するという職場も多いので要注意です。クリーニング代と、職場までの交通費あるいは宅配料がかかります。さらに「制服に着替えるために通勤時間を10分早めないとならない」となると、時給にもかかわる可能性があります。

やっぱり一番大事なのは「やりがい」

もちろん仕事というのは収入だけでは測れないものです。自分のやりたい仕事であれば、多少収入が少なくてもやってみようと思う方もいるでしょう。

仕事の難易度と時給にはあまり相関がありません。「こんなに楽な仕事なのに時給1,200円?」ということもあれば、「これで時給900円は割に合わない」と思ってしまうこともあります。人によって仕事に対する適性や相性があるので、一概にどんな仕事が良いかはわかりません。求人広告を見るときには、多面的な角度から見てみることが重要です。

(文/宮島ムー)

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