病院で受ける検査・検診の種類と費用をまとめました。

節約・貯めたい        2016年02月16日

病院の検査費用

(この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。)


  • がん検診が注目され続けているが、

    著名人が、がんにかかったというニュースを2016年になってからもしばし耳にします。こういうニュースを聞くたびに、「がん検診を受けなきゃ」と思うのですが、すぐ忘れてしまうのが私たちのよくないところですよね。

    今回はあなたがもし、がんをはじめとしたさまざまな検診、検査を、「受けたい」と思い立った瞬間にすぐ受けられるように、その検査内容や費用を網羅的にまとめたいと思います。

    ちなみに検診とは「特定の病気を早期に発見し、早期に治療すること」を指し、対して検査とは「基準(正常値)に照らして、異状の有無などを調べること」を指します。なので、がんのように特定の病気に限って言う場合は検診なのです。この違いは少しややこしいですね。

    ※ここで紹介する費用はおおよその目安でありその費用を約束するものではありません。詳しい費用は医師に必ず確認をしてください。

    脳の検査

    脳は心臓と双璧をなす、人体の要(かなめ)。そんな大切な脳が病気になってしまえば、半身不随になってしまったり、意識が二度と戻らなくなってしまったり、場合によっては死亡してしまうこともあります。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血はもちろん、アルツハイマー型認知症などの診断にも脳の検査は必要となります。

    CT

    脳梗塞の検査などに使われるCT。宇宙船のような大きな円の中に頭から突っ込んで行くあの大きな機器です。

    検査費用は保険込み(この記事では3割負担を指します)で、およそ5,000円前後となります。

    MRI

    MRIMRIの検査する機械はCTのものと少し似ていますが、CTとMRIはもちろん違います。CTはX線を使用するのに対し、MRIは強力な電波を使用して体内を調べます。

    どちらを使うかについては、医師の判断となりますが、例えば心臓にペースメーカーを入れている患者であれば、MRI検査はできませんし、妊娠している女性であればCT検査はできません。

    MRIの検査費用ですが、保険込みで10,000円もあれば足りると思われます。

    MRA

    MRAについて、聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。

    MRAとMRIの違いについてですが、使う装置も検査方法も同じです。しかし、MRIが例えば脳そのものの異常を検査するものに対し、MRAは血管の異常を検査します。MRAはカテーテルや造影剤などで患者の体に負担をかけずに、脳や頸部、腹部の血管の状態を検査することができるのです。

    ちなみにMRAはMagnetic Resonance Angiography(Angio、アンギオとは血管造影のこと)、MRIはMagnetic Resonance Imagingのそれぞれ略となります。

    気になるMRAの検査費用ですが、MRIの費用とだいたい同じで保険診療の場合は10,000円くらいとなります。

    脳ドック

    一方、任意で受ける脳ドックについては、検査内容については大きく変わらないものの、保険が効かないので費用は安くて20,000円、高いのだと10万円ちかくになります。ですので、よく調べてから医師にもきちんと相談、質問をしましょう。

    頸部エコー

    エコー

    頸部エコーは文字通りエコーを首筋にあてて、全身の動脈硬化の状態を検査することができる検査です。

    費用は3割負担で1,000円程度、保険なしだと3,000円から4,000円くらいとなります。

    呼吸器(気管支、肺など)の検査

    呼吸器の検査で最も有名なものと言えば、肺がん検診でしょう。まずはX線検査から行い、異常があれば、CTその他の検査に進むことになります。

    胸部X線

    X線検査は勤め先の健康診断でも受けたことのある人は多いのではないでしょうか。大きな機械の上に乗ったら、「大きく息を吸って~」と言われてビーッという音と共にすぐに終わるあの検査です。

    X線

    検査費用ですが、保険なしでも3,000円くらい、保険込みでしたら1,000円もしないでしょう。

    胸部CT

    胸部CTは頭部と同じくあの大きな機械の中に入って検査をします。費用は保険込みで3,000円程度、保険なしの場合だと10,000円程度となります。

    循環器(心臓、血管など)の検査

    心臓の病気といえば、虚血性心疾患のなかの狭心症や心筋梗塞が有名です。血管の病気となると動脈硬化や高血圧などが有名でしょう。これらの病気は日本人の死因の上位となっております。心臓も脳や胸部同様、こまめに検査を受けておく必要があるでしょう。

    心電図

    心電図

    ベッドに横になった状態で全身のいたるところを洗濯バサミのようなもので挟まれた状態で図る心電図。あれをやられると自分がサイボーグになったかのような錯覚を起こしますよね。

    心電図の費用は保険込みでだいたい3,000円くらい、高くても5,000円くらいとなります。

    採血

    採血

    採血も勤め先の健康診断で必ずと言っていいほど行われるものでしょう。個人で任意で受けた場合、どの項目の検査まで行うかによってその費用はまちまちですが、だいたい5,000円から6,000円くらいのものでしょう。

    消化器(胃、腸など)の検査

    消化器の病気といえば、胃がん、大腸がんがその代表格でしょう。こまめな検査によって、命拾いした人もいます。気になる人は胃腸科、消化器科の医師に相談してみましょう。

    検便

    腸の検査の基本は検便です。検便も勤め先の検査で必ずと言っていいほどやるものですので、1年に1回は受けている人も多いのではないでしょうか。

    この検便を任意で受けようとすると、費用は保険なしで1,000円から10,000円前後です。これは検便で何の病気を調べるかによって上下します。なので保険込みの場合は数百円から数千円となるでしょう。

    内視鏡

    内視鏡検査には、口もしくは鼻から内視鏡を入れて食道や胃、十二指腸、小腸などを検査する上部内視鏡検査と、肛門から内視鏡を入れる大腸内視鏡検査があります。内視鏡は検査をすることはもちろん、組織を採取したりポリープを切除したりもできます。日本人にも大腸がん患者が増えてきましたので、内視鏡検査を受けたいというニーズは増えています。

    気になる費用ですが、検査だけなら保険込みで6,000円くらいです。ポリープの切除など手術をした場合は20,000円から30,000円くらいかかることもあります。

    内臓(肝臓、膵臓、腎臓など)の検査

    五臓六腑というように、人体には大切な臓器がまだまだあります。それらの検査内容、費用を見ていきましょう。

    肝臓

    肝臓の検査は採血、エコー、肝生検です。採血だけなら保険込みで1,000円程度です。エコーなら2,000円程度、肝生検となると入院が必要になりますので、20,000円ちかくかかる可能性があります。

    膵臓

    膵臓の検査は採血、エコー、腹部CT、MRIなどです。費用については今まで述べてきたこれらの検査費用とおおよそ同じ程度とお考えください。

    腎臓

     腎臓の検査は、尿検査、採血、エコー、腹部CT、そして腎生検です。尿検査の費用は保険込みなら200円もあれば十分です。腎生検はやはり入院が必要なので30,000円から50,000円以上かかるケースもあります。基本、任意保険で検査だけに保険金が下りることはあまりないので、腎生検についてはきちんと医師の説明をあおいで納得してから受けるようにしましょう。

    その他の検査

    PET検査

    PET検査とは全身のがんを発見するための検査で、特殊な造影剤を点滴で全身に注入し、その後撮影することでがんを発見することができる検査です。

    任意でPET検査を受けるなら保険は適用されませんので、費用は10万円以上かかってしまうこともあるでしょう。

    マンモグラフィ

    マンモグラフィーとは、乳がんの早期発見のために、乳房をX線で撮影するものです。

    最近は自治体による検診実施されていることもあるので、それを利用することで0円から3,000円程度と比較的安い値段で検診を受けることができます。一方、 全額自己負担の場合は、検査内容によって3,000円前後から10,000円前後となります。

    検査は意味がないという考えについて

    「検査受けたって死ぬ人は死ぬんだから」といって検査を避ける考えもあります。死生観については個人の価値観なので、例えば80歳を超えてもなお、毎年のようにがん検診を受け続ける必要はないかもしれません。

    しかし、40歳から50歳はそろそろ体にいろいろと不調が出てくる年齢です。この年齢になってもなお、一度も検査を受けたことがないという人は危険かもしれません。

    最近は芸能人でも早期にがんが発見され治療をし、復帰したという例もあります。何が何でも絶対に検査を受けましょうということではなく、自分の年齢や体調、家族の既往歴なども鑑みて、この機会に真剣に検査の必要性について考えてほしいと願う次第です。

    (文・HOW MATCH編集部)

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