外国為替証拠金取引、所謂FXを始めたい!という人は後を絶ちません。
FXを始めるためには、まずはFX会社・FX事業者でFX口座を開設する必要があります。そうはいっても、この業者はかなりの数があり、どれから選べばいいのか最初は戸惑ってしまうでしょう。
そうしたFX会社について調べてみました。
FX会社を選ぶ上で注意すべきポイントは2つ!
FX会社を選ぶ上で重要なのは取引を行いやすいかどうかです。特に、FXトレードでは、デイトレードを主流としている人たちが非常に多く、そうした視点から注目すべきポイントは主に2点です。
取引手数料
デイトレードを行っていくということは、当然、取引回数の非常に多いアクティブに取引を行っていくことになります。多くの場合、この取引の際に手数料がかかりますが、これは少なければ少ないほどいいことは明確ですね。
FX会社ではこの手数料がほとんどかからない、或いは無料という会社は多く存在しています。初心者の方はまずはここに注目すべきです。
また、手数料と同じ視点でスプレッドと呼ばれるものがあります。これは、「通貨を売る時の値段と通貨を買う時の値段の差」を指し、FX会社によってこの設定が少しずつ違います。
このスプレッドの量をスプレッド幅とも呼びますが取引コストのことでもあるので、一種の手数料のようなものと考えてください。基本的には原則固定ですが、戦争などの緊急的な状況になったときは固定スプレッドを外す場合もあります。
これも注目しましょう。
取引ツール・アプリ
FX初心者としては、自分が今何をしているのか、或いは目の前の数字が何を意味しているのかといった情報をしっかりと入手しながら確実に取引していきたいのではないかと思います。
そうした理由から、取引ツールやアプリが見やすく使いやすいというのはFX会社選びのポイントとしては非常に重要でしょう。
おすすめのFX会社7社を比較
それでは、FX会社についてみていきましょう。今回ご紹介するFX会社は7社あります。
DMMFX
まずはDMMFX。ネットの口コミなどを確認すると非常に評価が高いことがわかってきます。
理由の1つはまず、スプレッドが非常に狭い(≒安い)ことです。ドル/円0.3、ユーロ/円0.6、豪ドル/円0.7と、主要通貨ペアは軒並FX業界最安水準。また、ツールやアプリも見やすくFX初心者でも安心して取引を進めていくことができます。
サポートも平日24時間対応と何かあってもすぐにコールセンターなどで聞くことができます。新規入会キャンペーンなども多く行っています。
一方で、スワップポイントがあまり高くないという評価もあります。長期保有のスワップ金利による利益を出したい人は要注意かもしませんね。
GMOクリック証券
次に紹介するGMOクリック証券は2011年から5年連続でFX取引高が世界1位となったFX業者として有名です。
まず注目すべきスプレッドですが、これは非常に狭いです。ドル/円0.3、ユーロ/円0.6、豪ドル/円0.7とDMMFXと同じく最安水準。ツールやアプリに関しても、同じく非常に使いやすいとネットの口コミなども好評です。
特に、チャート分析ツールは他のFX業者とは1歩も2歩も先を行く作りとなっています。
他にもスワップ金利も高い点や、FX以外の取引(株式取引やバイナリ―オプションなど)も利用できる総合的なネット証券会社となっている点もポイントが高いです。
新規口座開設キャンペーンや、トレード量に応じてポイントが付いてくる点なども非常に面白いですね。
一方で、最低取引量が1万通貨取引と取引自体が少し大きくなるのがマイナス点です。とはいえ、千単位での取引は初心者がデモトレードに毛が生えた程度のお金の動きだと考える人もいます。
慣れてくると少し大きくお金を動かしたくなるもの。初心者を抜け出したころには全く気にならなくなりそうです。
外為どっとコム
次に紹介するのが、外為どっとコム。「がいため」と読みます。
まず注目すべきスプレッドですが、こちらも、業界最安水準です。ドル/円0.3、ユーロ/円0.5、豪ドル/円0.7となっています。ユーロ/円の通貨ペアだけ注目すると、業界最安値の可能性が高いですね。
一方で、ツールについてはちょっと残念だという声が聞こえてきます。理由は、チャートを見ながら注文することができないという点です。
FXはデイトレードで動いている人が多いため、少しの値動きでアクションを変える人たちが多くいます。そうした人たちは画面をチャートや表で固定した状態で注文をしたいもの。
そうしたことができないという点は、確かに少し使いにくいということが想像できますね。
SBI FXトレード
SBI FX トレードはデイトレードよりも更にアクションの早いスキャルピングを行いたい人にとっては最適なFX会社であると言われています。
まず、スプレッドですが、ドル/円0.27、ユーロ/ドル0.69、豪ドル/円0.77という形で、こちらも業界最安水準です。特にドル/円の通貨ペアで見ると0.27円と、他と比べても一歩安いという形ですね。
ただし、大型の資本を利用する取引では、スプレッドが少し高くなる形をとっています。初心者にはあまり関係なさそうです。ツールも多機能で使いやすいと評判です。
SBI FX トレードのデメリットは、サポート時間が短い事でしょうか。平日9時~17時の対応となっています。24時間体制の業者が多い中、このサービスは少し短いと感じられるかもしれません。
ヒロセ通商
2015年・2016年オリコン日本顧客満足度調査FX専門業者部門で2年連続の1位を獲得したヒロセ通商。スプレッドもドル/円0.3、ユーロ/円0.5、豪ドル/円0.7と最安値を維持しています。
更に、通貨ペアが50種類とかなり多く、ある程度慣れてきた人からも非常に評判の良いFX会社です。サポートも24時間体制と非常に厚くなっています。
ヒロセ通商のデメリットをあえて挙げるとすると、モバイルアプリが見にくいという評判があります。PCではなくスマートフォンを主に使っていきたい人にとっては少しマイナス点かもしれません。
マネックスFX
主要通貨ペアのスプレッドが非常に安いことで評判の高いマネックスFX。ドル/円0.2、ユーロ/円0.5、豪ドル/0.5は全て最安となっています。より多く取引を行っていきたい人にとっては非常に有利でしょう。
一方でスワップポイントも業界最高水準となっています。こちらも注目すべきポイントでしょう。
一方で、モバイルツールの操作性が低いという評判があります。慣れの問題という点もありますが、初心者としては少し注意が必要でしょう。
インヴァスト証券
中長期的な視点をもって投資をという情報を提供しているインヴァスト証券。スプレッドはドル/円0.3、ユーロ/円0.5、豪ドル0.6と業界最安水準をキープしており、スワップポイントも高めに設定されています。
また、取引に半自動売買ツールが導入されており、簡単に情報を入力するだけで取引が出来る点が好評です。
一方で、速報的な情報が少なく、短期投資には向いていないのではないかという評判があります。
おすすめ7社比較一覧
名称 |
スプレッド(ドル/円・ユーロ/円・豪ドル/円) |
ツールの使いやすさ |
その他ポイント |
DMMFX |
0.3・0.6・0.7 |
◎ |
スワップ金利が低め |
GMOクリック証券 |
0.3・0.6・0.7 |
◎ |
最少取引量が大きい |
外為どっとコム |
0.3・0.5・0.7 |
△ |
チャートを見ながら注文できない |
SBI FX トレード |
0.27・0.69・0.77 |
◎ |
サポート時間が短い |
ヒロセ通商 |
0.3・0.5・0.7 |
○ |
モバイルツールが使いにくい |
マネックスFX |
0.2・0.5・0.5 |
○ |
モバイルツールが使いにくい |
インヴァスト証券 |
0.3・0.5・0/6 |
○ |
速報的な情報が少ない |
特に初心者におすすめのFX会社は??
7つのFX会社を見てきました。この中で初心者にお勧めなのはやはりGMOクリック証券でしょう。
ツールも使いやすくスプレッドも問題ありません。短所としては最少取引量が大きいということでしょうか。そういう意味ではDMMFXやヒロセ通商などにも口座を作っておくことは、良い方法かもしれません。
まとめ
多くのトレーダーは、1つの会社だけに口座を持っていることは非常に少なく、いくつかの口座を使い分けながらトレードを進めていきます。
加えて、取引情報などはザイFXと呼ばれる情報サイトから為替レートなどを確認するといった工夫をすることで柔軟性は広がっていきます。
ぜひ、自分に合ったFX会社を探してみてください。