自己破産するとアナタの生活はどうなる?破産手続き前に確認しておくべき事

節約・貯めたい        2017年03月08日

(この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。)


  • 借金が積もり積もっていつの間にか莫大な額に!考えに考えた挙句、債務整理を真剣に考え始めたところかもしれません。

    とはいっても、安定した収入がなければ債務整理の方法も限られてしまいます。莫大な借金があるにもかかわらず安定した収入がないなら、残された選択肢は「自己破産」のみ。

    そのとき、自己破産後の生活がどうなるのか、正しい知識を持っていれば、自己破産をそんなに恐れる必要はない、ということが分かるはずです。さっそく、自己破産後の生活をのぞいてみましょう。

    自己破産すると、この世の終わり?!

    よくある勘違いとして、自己破産すると一文無しになってしまう、というものがあります。家から追い出され、住む場所がなくなり、会社からも解雇され、家財もすべて取り押さえられてしまう、というイメージです。

    でも実際はそうではありません。

    自己破産で手放さなければならないものは、20万円以上の価値がある財産です。たとえば自動車を所有している場合、それがとり上げられてしまうのかというとそうとも限りません。車を査定に出し、査定金額が20万円以下である、ということが分かる書類を弁護士に提出すれば、自動車を引き続き所有していることができます。

    さらに、貯金も99万円以下であれば残しておくことができます。マイホームは手放さなければなりませんが、もともと賃貸に住んでいる場合には、家賃次第でそのまま住み続けることも可能です。

    ですから、人によっては自己破産後も同じ住まいに住み続け、同じ車を運転し、これまでと同じように暮らすことができることでしょう。まったく「この世の終わり」などではないのです。

    自己破産すると借金はどうなる?

    自己破産をすると、基本的に借金が免除されます。数百万、場合によっては数千万円あった借金が、一瞬にしてゼロになるのはありがたいことです。気分がスッキリとすることでしょう。

    この、借金が免除されることを「免責」といますが、まれに「免責不許可」、つまり、自己破産の手続きが成功しない例もあります。どんな場合にそうなるのかというと、

    • 破産者がウソをついたとき
    • 財産の一部を隠していたとき
    • 債権者をだまして借入をしていたことが発覚したとき
    • 裁判所に対する説明拒否

    などです。

    上記のことが発覚した場合でも、軽微であると判断されれば免責が認められるケースもあります。何事も、誠実に、正直にが原則です。

    税金や年金の支払いはどうなる?

    借金の返済に追われる日々を過ごしていた場合、税金や年金の滞納もしていた可能性が高いですね。自己破産すると、税金や年金の滞納分も帳消しにされるのでしょうか?

    答えはノーです。国税、地方税、年金、健康保険料などに関しては、自己破産しても免責にはならないんですね。未払い分はしっかりと納めなければなりません。

    連帯保証人はどうなる?

    連帯保証人がいる場合、自己破産後に残された借金未返済分は連帯保証人に支払い義務が回ってきます。

    自己破産という結果になってしまったことは今さらどうしようもないですが、せめても連帯保証人にはしっかりと謝罪をすべきです。

    自分の住まいはどうなる?

    自分の住まいが持ち家のケースでは、ローンの支払いが途中なのか、すでに完済しているのかに関係なく手放さざるを得ません。

    マイホームは、残念ながら競売にかけられるか任意売却するかのどちらかになります。選べるなら、任意売却を選んだ方がいいでしょう。競売だと大変安い金額で手放すことになってしまいます。

    住まいが賃貸のケースでは、場合によってはそのまま同じ場所に住み続けることが可能です。

    自分の財産や家財道具はどうなる?

    財産や家財道具は、価値が20万円以下のものであれば手元に残すことができます。それ以上の価値のあるものは基本的に借金の返済に回されます。特に、宝石や自動車などが多いです。

    自分の車はどうなる?

    車に関しても、査定に出してみて査定額が20万円を切っていればそのまま乗りつづけることができます。それよりも高い査定額が出たら、手放さなければなりません。

    しかし、もしローンが残っている場合、所有権はローン会社にあるということになります。この場合は、車の査定額が20万円よりも高くても、手元に残せる可能性が出てきます。

    ローン会社と交渉して、ローンの債務者変更をお願いするのです。必ずしも交渉にのってもらえるとは限りませんが、愛車を手放したくない場合には試してみる価値はあるでしょう。

    20万円以上の価値がある車で、すでにローンが完済している場合はどうなのでしょう?その場合、残念ですが手放さなければなりません。どうしても手放したくないなら、親戚や友達に売却し、その後自分が再び買い取る、という方法もあるにはあります。

    しかし、売却したときに入ってくるお金は処分対象ですし、あまりにも安い金額で売却すると債権者の許可が下りません。こうしたことを考えると、あまり実際的だとは言えないでしょう。

    いま持ってるクレジットカードはどうなる?

    クレジットカードの未返済分が1円でも残っているなら、そのカードは契約解除となります。未返済分がないクレジットカードは持っていることができますが、それも次の更新時には契約解除となります。

    ちなみに、自己破産をすると信用情報にキズが付いてしまうので、基本的に5~10年間はクレジットカードをつくることができなくなります。

    家族への影響はあるのか?

    もしも持ち家に家族と住んでいるなら、賃貸に引っ越さなければなりませんから、そういった意味では家族への影響があるといえるでしょう。

    しかし、自己破産の事実が戸籍に記録されることはないので、自分が自己破産したからといって家族もクレジットカードが使えなくなったり、申請に通りにくくなったりなどということはないでしょう。

    まとめ

    自己破産という言葉には「この世の終わり‥?!」というイメージが付きものですが、そんなことはない!ということがお分かりいただけたでしょうか?自己破産とは、借金を返済できない人を制裁するのが目的ではなく、借金返済のストレスから解放するのが目的の制度です。

    自己破産すると「人生失敗したのかな・・」という気持ちになるものですが、実際にはそうではなく、借金地獄から解放されて新しい人生を歩みはじめるきっかけともいえるのです。

    借金返済の義務から解き放たれたなら、これからは心機一転、生活を立て直して貯金をじゃんじゃん貯め始めましょう!そんな明るい未来のためにも、返済が無理な借金は、早めに債務整理をして何とかしたいものですね。

    まずは、債務整理の無料電話相談を活用してみるのはどうでしょう?

    まとめのまとめ

    • 自己破産したからといって「この世の終わ?!」なんていうことはない。
    • 自己破産で手放さなければならないのは20万円以上の価値のあるもの。
    • 虚偽の申告をすると免責不許可となることがある。
    • 自己破産しても、年金や税金の滞納分は免責にならない。
    • 自己破産すると、マイホームはローンが完済しているかどうかに関わりなく手放さなければならない。

    (文/河原まり)


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    河原まり
    河原まり
    2011年よりフリーライターとしての活動を開始。英語・中国語を学び、翻訳業にも従事。私生活を充実させるため、10年間続けた医療事務の仕事をやめ、今に至る。趣味は作詞・作曲、弾き語りや料理。マイブームは休日にギョウザやシューマイを大量につくり、冷凍すること。

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