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クラウド募金で火災被害支援、目標額50万を突破

投稿日:2016年7月26日 更新日:


個人的な話で恐縮だが、最近よく目にするようになったワードの中に、「クラウドファンディング」というものがある。長ったらしい横文字はなかなか覚え切らないので勘弁してほしいが、クラウドは群衆、ファンディングは資金調達を意味する言葉。

クラウドファンディングは、不特定多数の人が、インターネットを経由して会社や団体にお金を提供し、協力する形態のことを指す言葉だ。

クラウドファンディングとはなんぞ?

有り体に言えば、クラウドファンディングとはネット経由の出資だ。資金を提供した団体が成功すれば、その恩恵を受けることができるというものである。もちろん、中にはポシャってしまうプロジェクトもあるようだけど、大抵、資金を提供したユーザーには何らかの形でお返しがあるようだ。

僕の知人が、自前のアプリ制作のための資金調達のために、クラウドファンディングを利用したことがある。少し話を聞いてみたが、結構資金を出してくれる親切な人はいるようで、そのおかげで何とかアプリは形になったそうだが、いかんせん売れなかった。

出資者へのリターンが薄かったため、本人曰く「二度目はなさそうだ」とのことである。なんにせよ、この手の試みは面白い。今後野心溢れる有能な人物が、クラウドファンディングを活用して台頭する日もやってくるだろう。

さて、クラウドファンディングは、何もビジネスだけに通用するものでもない。別の使い道もあるようだ。

ゴールデン街復旧のために活用

4月12日。新宿ゴールデン街で火災が発生した。どうやら、ホームレスによる放火だったようだ。全くはた迷惑な話である。火災によって、幾つかの店舗が焼失し、現在でも営業が立ち行かない状況が続いている。

一方でクラウドファンディング上で、この火災の修復ために使われる資金を募る動きがあり、目標金額の500,000円があっという間に達成されるというできごとが、個人的に印象的だった。

「やけどを負ったゴールデン街に愛の手を〜あの素晴らしい場所をもう一度〜」と題されたこのプロジェクト、発起人から資金提供者まで、大抵はゴールデン街の常連だとか。

自分たちが愛する飲み屋街を、自分たちが資金を出し合って復旧させようというのだ。目標額は前述のように500,000円だったが、最終的には137人からの支援があり、976,000円もの資金が集まったところで、このプロジェクトは役目を終えている。

目標の倍近い金額が、ゴールデン街を愛する人々によって工面されたのだ。この資金を元手にきっと復旧も順調に進んでいくのだろう。

使い方の幅はまだ広がるはず

ビジネスのために活用する目的で誕生したクラウドファンディングだが、インターネットを介して資金を募るなんて、面白い時代になったものだ。

火災の復旧のための資金調達として利用するというのも、なかなか良い考えだと思うし、出資する側がゴールデン街の常連だったら両者にとっては得しかない。

この、“利害の一致”を前提とした出資を引き出すプロジェクトって、ほかにも色々と誕生する余地はありそうだ。出資する側、プロジェクトの発起人。双方が満足する形での、クラウドファンディングの普及が当たり前になる時代は、もう間もなく訪れるかもしれない。

(文/松本ミゾレ)

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