定期預金をしようと思っても、実際どこの銀行口座に預ければいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?銀行口座ごとに金利も違いますし、金利以外のメリットや特徴もそれぞれ異なります。
また、預ける期間や預ける金額によっても得意・不得意が変わってきますので、素人がそれらを理解して選ぶことは至難の業だといえるでしょう。
そこで、インフレリスクの少ない1年の間に、100万円以上預けた場合の定期預金を比較して、おすすめの銀行口座をランキング形式で紹介したいと思います。
ランキングはベスト5を紹介し、他にも番外としておすすめの貯金口座を紹介します。(本来銀行が預金、ゆうちょ銀行が貯金ですが、分かりやすく貯金口座とします)
それでは、まずはおすすめランキング第5位から見て行きましょう!
第5位 東京スター銀行
では第5位の発表です。第5位は東京スター銀行です!金利は0.025パーセントで、6ヵ月間の定期金利である「スターワン円定期プラス」という口座の場合、金利は0.10パーセントと高金利となります。
スターワン円定期の預金金額は50万円以上という条件付きの上、インターネットでしか申し込みできないのですが、それでも高金利のため、人気を集めているようです。
また、さらに短期であるスターワン1週間円預金という口座もあり、金利は0.05パーセントと、他の超短期金利の銀行口座と比べても高水準となっています。
他にも、家族も優遇金利を享受できる退職金運用プランなどがあり、優遇条件を受けられる商品が用意されています。
東京スター銀行は「お客さまをお金の心配から解放する」という企業理念を掲げており、その理念の通り、預金者にメリットのあるサービスを提供しているようです。
第4位 じぶん銀行
第4位はじぶん銀行です!金利は0.05パーセントとなっています。じぶん銀行は口座開設費用も維持手数料も無料の上、三菱東京UFJ銀行との間の振込手数料が無料という特殊なサービスを行っており、三菱東京UFJ銀行をよく利用する人にとってはありがたいサービスといえます。
そして、ユニークな商品を扱っていることでも知られています。ひとつはじぶん銀行totoというサービスです。
サッカーくじであるtotoを気軽に購入できるように、PCやスマートフォンからtotoBIGやtotoを購入可能となっています。
条件はじぶん銀行の口座を持っていることで、定期預金にtotoBIGが付いてくるBIG付き定期預金というサービスを展開しています。
またもうひとつは、JRA馬券付き定期預金もあり、満期の時に馬券をもらうことができるんだそうです。
定期預金への金額が50万円につき馬券を1枚もらうことができ、競馬ファンにはたまらないサービスとなっています。
このように、とてもユニークなサービスを展開していながら、金利も高水準なので上位にランクインとなります。
第3位 イオン銀行
第3位はイオン銀行です!金利は0.1パーセントで、イオンカードセレクトとの連動で高金利を享受できます。
普通預金を持っているだけではあまりお得ではありませんので、イオンセレクトカードの入会を前提で3位にランクインしております。
イオンセレクトカードは銀行のキャッシュカードにクレジット機能が付いている上、電子マネーも活用できる便利なカードですが、入会金も年会費もかかりませんので、ぜひとも持っておきたい1枚です。
特にイオンでよく買い物をされる人にとっては、日々の買い物でポイントが貯まった上で、普通預金の金利が高くなるという恩恵も受けられますので、とてもおすすめのカードです。
入会に年齢制限がなく、0歳児だったとしても子ども用の口座として開設することができますので、近くにイオンがある人は家族の分も含めてぜひ検討してみてください。
第2位 SBJ銀行
第2位はSBJ銀行です!SBJ銀行は、韓国の大手銀行である新韓銀行の日本法人です。
金利は0.15パーセントで、5年ものの定期預金の金利は最大で0.45パーセントと圧倒的な高金利を誇っています。長期金利の場合は他の銀行と比較しても最大級のメリットがあるでしょう。
100万円の預金ごとにキャッシュバックされる仕組みもあり、預金者にしっかりとメリットを還元してくれます。
また、1年ものの定期預金の金利は0.15パーセントと紹介しましたが、ミリオくんという1年ものの定期預金は0.2パーセントとなっています。これはネット申込みという条件がついていますが、今どきオンラインバンクしか活用していないという人も多いくらいですので、どうせならこの金利で預金したいものです。
ただ、100万円までが限度となっておりますので、金額には気を付けなければなりません。
第1位 オリックス銀行
そして堂々の第1位がオリックス銀行です。その金利は0.2パーセントと高水準で、満期まで2週間という超短期の定期預金でも年率0.1パーセントの商品があります。
オリックス銀行の特色は金利の高さだけでなく、商品ラインナップが分かりやすいという特色もあります。
お金という大事なものを預けるのですから、自分が預けている金融商品の内容が分かりやすいということはメリットのひとつだといえるでしょう。
1年ものも3年ものも5年ものも、0.2パーセントの金利で、迷うことなく商品を選ぶことができる銀行です。
【番外編】ここもおすすめ!新生銀行
ここまで貯金口座のおすすめランキングベスト5を紹介しましたが、預金期間や用途など、場合によっては違う銀行が良いケースもあるでしょう。番外編として、さらに2つおすすめの銀行を紹介したいと思います。
- ひとつは新生銀行
- もうひとつはジャパンネット銀行
を紹介します。
まず新生銀行は、スタートアップ円定期預金というサービスがあり、3ヵ月ものの年率が0.5パーセントと高金利です。
ただ、これはスタートアップという名前のとおり、新生銀行で口座を開設した人が最初だけ利用できる口座で、3ヵ月までの間という期間限定の口座となっています。取引開始での優遇と考えても良いでしょう。
また、全国各地のコンビニなどで使えるATMの手数料が、24時間365日無料ですので、ATMの利便性でいえば他にない優位性があります。
ヤフオクユーザー必見のジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行は、名前にネットと付くように、インターネット専用の銀行です。
ヤフオクをよく利用される人であれば必ずと言っても良いくらい目にする銀行名だと思いますが、ヤフーが出資しているので、ヤフオクの取引口座としてとても便利です。
以前、ヤフオクの出品者も落札者もジャパンネット銀行を利用している場合は落札手数料が無料でしたが、現在、落札手数料は誰でも無料となっています。(出品者が落札価格の8.64パーセントを支払う)
ただ、ヤフオクの落札による支払いのたびに、落札金額の1パーセントがTポイントとして貯まる上、貯まったTポイントを一定の還元率で現金に交換することができるのも嬉しい特典です。
申し込みから最短5日でキャッシュカードが届くのもありがたいサービスです。
まとめ
貯金口座は、さまざまな銀行がさまざまなサービスを提供しているため、どの口座を選んで良いか迷ってしまいますが、ご自身の利用用途や預け入れをする期間などに合わせて選択されると良いでしょう。
もしも特にこだわりや条件がない場合には、ここで紹介したランキングを参考に、少しでも金利の高い貯金口座を選んでいただければと思います。
多くの銀行が独自の強みを謳いながらサービスの競争をしていますので、良いとこ取りをして得したいものですね。
(文/田中英哉)
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