医療用医薬品でおなじみの武田薬品。高血圧や胃潰瘍、糖尿病や不眠症を患ったことのある方なら、武田薬品にお世話になっている確率はとても高いです。
さて、武田薬品は、日本の製薬メーカーの中で売り上げがトップだといわれています。それならきっと社員の年収も高額に違いありません。
ここでは、武田薬品の社員の年収や、転職のために必要なことについて調べてみたいと思います。
武田薬品の平均年収は？
「年収ガイド」というサイトによれば、武田薬品の平均年収はなんと955万5,000円。1000万円に手が届きそうな額です。武田薬品の平均年収はとても高いですね。
ちなみに大卒初任給は24万円だそうです。最初の年の年収は、ボーナスを入れても300万円代だと予想できます。
就職したての年収はそれほどではなくても、勤務年数が長くなるにつれて年収1000万円に近づける可能性が大きくなってきます。
年齢別の平均年収は？
先ほど触れた「年収ガイド」というサイトに、武田薬局社員の年齢別の平均年収がまとめられていたので抜粋してご紹介します。
- 30歳・・・・・・平均年収792万円（ボーナス138万円を含む）。
- 35歳・・・・・・平均年収889万円（ボーナス161万円を含む）。
- 40歳・・・・・・平均年収992万円（ボーナス190万円を含む）。
- 45歳・・・・・・平均年収1095万円（ボーナス221万円を含む）。
- 50歳・・・・・・平均年収1162万円（ボーナス241万円を含む）。
- 55歳・・・・・・平均年収1142万円（ボーナス233万円を含む）。
30歳にして年収800万円近くというのはやはり高年収ですね。
また、40歳で年収がほぼ1000万円に近くなっています。
じっさいには年収の額は年齢だけでなく、どのポジションで働くかによっても違ってきますが、それでも武田薬品の年収は高いと思って間違いないようです。
ところで武田薬局に転職したい場合、そのために必要な条件とはいったい何なのでしょう？
求人情報を見てみると
調べてみたら、武田薬局が求人情報を出していました。
求人の内容をみれば、武田薬品に転職するための条件が分かりそうですね。ひとつだけ例としてとりあげてみます。
固形剤の製造オペレーター
顆粒剤や細粒剤、カプセル剤などの製造をする仕事です。将来的にはユニットリーダーになれる可能性があるようです。
こちらの求人のお給料は、月給が25万円、年収は450万円～700万円だそうです。
求める人物像は、
- 規則を理解して厳守できること
- 報告・連絡・相談（一般に頭の文字をとって「ほうれんそう」といわれますね）ができること
- チームワークよく業務に携われること
- 誠実な行動がとれること
学歴は高卒以上なら大丈夫のようです。ただし、医薬品、化粧品、食品などの製造部門での経験が必要になっています。
上記以外にも、ネットワークコーディネーションの求人もありました。こちらはもっと年収が高く、600万～1000万円とのこと。
仕事内容は医薬品の輸出入などが含まれ、責任感が問われそうです。お給料が高い分、責任も重いということです。
同業での経験者が優先して採用される
こうして武田薬品の求人情報を見ていて感じたことは、薬品を製造する仕事ならではの几帳面さ、正確さ、責任感などが求められているということです。
自分が薬を服用する側に立てばもちろん、薬の製造は正確に几帳面に行われていることを、当然のように期待しますよね。
また、武田薬品への転職は、同業での経験ありの人が優先的に採用されるようです。
これまで、医薬品関係の仕事や、そのほかの製造関係の仕事に就いていたのなら、そのキャリアを生かして武田薬品で活躍できそうです。
武田薬品への転職はそれほど簡単なことではありませんが、キャリアと人柄次第で実現も可能です。
（文／河原まり）