睡眠時無呼吸症候群(SAS)による経済損失=3兆5000億円!

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その経済損失3.5兆円!睡眠時無呼吸症候群の予防・治療法

投稿日:2015年8月7日 更新日:


睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まってしまう病気で、十分に睡眠がとれないために日中激しい睡魔におそわれてしまうのです

睡眠中のことで自分では気づきにくく、診察や診断を受けていない人がたくさんいますが、車などの乗り物を運転をする人や高いところにのぼって作業をする場合など、睡魔におそわれると重大な事故を起こしかねません。そこで治療が必要になるのです。

睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気でしょうか?

2003年に新幹線の運転手が居眠りをしたまま走行していたという列車緊急停止事故によって睡眠時無呼吸症候群という病気が広く知られるようになりました。

その後も長距離バスの運転手の居眠りによる事故やトラック運転手の居眠りによって歩行者を死亡させた事故などが相次いだことから、会社をあげて睡眠時無呼吸症候群の検査を行うところも出てきました。

睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に1時間あたりに5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上の頻度で10秒以上呼吸が止まってしまうもので肥満や小さな顎であることが原因となります。

肥満によって首のまわりに脂肪がつき、その脂肪が気道をふさいでしまうのです。また小さい顎や扁桃腺肥大の場合、舌が落ち込んで気道をふさいでしまうこともあります。さらに脳の中枢神経の機能が低下して呼吸筋の運動が止まってしまう場合もあります。

このようなことが原因で呼吸が止まってしまうのですが、きちんと睡眠をとっているつもりでも日中眠くて仕方がないという人は一度検査を受けてみましょう。放置しておくと高血圧や脳卒中、うつ病などにかかる危険性もある病気です。

睡眠時無呼吸症候群が及ぼす経済損失とは?

現在日本で睡眠時無呼吸症候群と診断を受けて治療を受けている人の数は約20万人ですが、まだ治療をしていないけれど予備軍といわれる人がおよそ200万人くらいといわれています。

日中の眠気で重大な事故を起こしてしまったり本来の仕事がはかどらなくなることによる日本経済の損失は35000億円にものぼります。国民1人あたり約30,000円の計算になります。この病気は本人の健康だけでなく社会全体にも悪影響を及ぼしているといえるのです。

医師の診断をうけ、日中の眠気の原因を突き止めてその原因によって治療法を確立してもらい、改善することが本人のためにも社会のためにも大切なことです。

睡眠時無呼吸症候群の治療法とは?

治療法には「経鼻的持続陽圧呼吸法」といい鼻に装着したマスクから気道に空気を送る方法、軽度な症状な場合のマウスピースを使用する方法、気道を塞ぐ部位を切除する外科的手術の3つの方法があり、検査にも治療にも保険が適用することができます。

睡眠時無呼吸症候群を予防するには?

まずは太りすぎに注意をすることです。太りすぎに注意をすることはどのような病気にもいえることですが、生活習慣を改善することが大切になります

カロリーの摂りすぎに注意し、適度にカロリーが消費されるように運動をすることも必要です。アルコールの飲みすぎも筋肉を弛緩させて気道を塞ぐ原因にもなるので注意が必要です。

またアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎のある人は花呼吸がしにくく口呼吸になりがちで、咽頭が狭くなり気道の閉塞が起きやすくなるので、鼻炎のある人は耳鼻科を受診してその治療を行うことも必要です

また仰向けに寝るよりも横向きで寝ることで気道の閉塞が起きにくくなるので寝るときの体勢を変えてみる工夫も大切です。そして睡眠薬を服用している場合も睡眠時無呼吸症候群になりやすいので、睡眠薬の服用が必要な場合には必ず医師の診察を受けたうえで医師の処方による睡眠薬を服用することが必要です。自分で勝手に入手して服用することは避けるべきでしょう。

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