急ぎでお金が必要となった時、一体どのような方法でお金を工面することができるのでしょうか?
真っ先に思いつくこととしては、担保や保証人を立てて銀行からお金を借りることですが、そう簡単には貸してもらえませんし、融資まで時間がかかります。
そこで、最も現実的な方法としては、銀行カードローンや消費者金融からの借入です。
一定の申し込み条件や審査がありますが、契約すれば手ごろな金利である程度のまとまったお金を、無担保無保証人で借りることができます。
即日融資に応じてくれる業者も多いため、急ぎの時でも安心です。しかし、信用情報ブラックになっている場合にも即日融資してもらえるのでしょうか?
この記事では、信用情報ブラックの場合の即日融資について解説します。
まずは即日融資してくれるお金借りる方法を知ろう
信用情報ブラックの人が即日融資を受けれるかどうかの前に、まずは一般的に即日融資してもらいやすい方法を頭に入れておきましょう。
銀行系カードローンや消費者金融カードローンの商品スペックを調べてみると、「最短即日審査」とか「最短即日融資」という文字が目に飛び込んできます。
ここで注意しなければならないことは、「即日審査」と書いてあってもその日にお金が手に入るかどうかは分からないということです。これは審査結果を即日教えてくれるだけで、融資は数日後になる可能性があります。
もしも即日融資をしてもらいたい場合は、きっちりと「即日融資」と記載されている商品選びが重要です。それを踏まえて、即日融資してもらえる借入方法の種類を紹介します。
安価な金利とブランド名が安心の銀行カードローン
銀行が提供している銀行名カードローンは、銀行名で借入できるため、万一周りの人に知られたとしてもカードローンであるかどうか判別しにくいという利点があります。
審査基準は消費者金融に比べると厳しいといわれていますが、融資条件をクリアしていれば審査通過の可能性はありますし、1%台から14.5%の手ごろな金利も魅力です。
融資方法は、カードローン申込をし、本人確認書類などの必要書類提出のあと、審査に通過するとカード発行が行われます。
カードが発行されたら、限度額の範囲で何度でも借入と返済が可能です。口座への振込融資を希望する場合には、振込依頼をすると良いでしょう。
銀行カードローンはメガバンクだけでなく、都市銀行や地方銀行、ネット銀行に至るまで、多くの銀行が取り扱っています。
比較的審査に通過しやすい消費者金融カードローン
消費者金融も大半が即日融資をしてくれます。特に、アコムやプロミス、モビットやアイフルなどの大手消費者金融は、おすすめのカードローン会社として度々ネット上で取り上げられています。
消費者金融は銀行カードローンよりも高めの3.0%~18.0%の金利ではありますが、審査に通りやすいため、審査通過に自信がない人におすすめです。
消費者金融からの借入が恥ずかしいと思う人も多いようですが、自動契約機(ローン申込機・ローン契約機)は無人契約機であるため、担当者と対面せずに借入が可能です。サービスも充実しているので、手軽に利用することができるでしょう。
お金に困っている時の中小事業者からのキャッシング
銀行カードローンや消費者金融カードローンで、審査に通らない場合の受け皿として利用できるのが、中小消費者金融です。
中小事業者は、大手消費者金融よりも高金利ではありますが、積極的に融資をしているため、審査に自信がない場合に相談すると良いでしょう。
中小事業者と聞くと不安だと感じる人もいらっしゃるようですが、違法業者の闇金融でないかぎり安心して借入れが可能なので、選択肢の1つとしておきましょう。
ショッピングの延長で利用できるクレジットカードキャッシング
クレジットカードでも借入が可能です。クレジットカードはショッピング枠以外にキャッシング枠があるので、その枠内で利用できます。
キャッシング限度額がいくらなのかは、クレジットカードブランドごとに異なりますので、カード会社に確認してみましょう。
信用情報ブラックとはどんな状態のこと?
日本には3つの信用情報機関があります。
- 1つは全国銀行個人信用情報センター(KSC)
- 1つは株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 1つは株式会社日本信用情報機構(JICC)
です。これらの機関に個人の金融取引情報が掲載されおり、過去数年間に渡っての履歴を閲覧することが可能です。
カードローンやキャッシングをする際に、信用情報ブラックだと借入が難しいといわれていますが、そもそも信用情報ブラックとはどのような状態のことなのでしょうか?
遅延や滞納、債務整理経験がある状態
信用情報ブラックとは、金融取引において、遅延や滞納をしてしまったり、借金が返せなくて債務整理をした経験がある場合のことをいいます。
つまり、金融事故を起こした履歴が信用情報に掲載されていることを指し、これらの履歴があると、金融業者からの借入が難しくなるのです。
信用情報に対する誤解
信用情報機関が3つあるため、それぞれに登録している金融業者は異なります。
ということは、たとえば KSCに登録している金融業者で金融事故を起こしたとしても、 CICに登録している金融業者であれば借入ができるのではないかと考える人がいらっしゃいます。
しかし、残念ながらこれは誤解だといわざるを得ません。
確かに金融取引の記録はそれぞれの信用情報機関が独立して保有しているため、原則的には他の金融取引情報を閲覧することはないかも知れませんが、金融事故情報に関しては共有されるのです。
そのため、金融事故を起こした場合には、他の金融業者からの借入も困難になりますので、金融事故を起こさないように細心の注意を払う必要があります。
信用情報ブラックでも即日融資してもらえるってホント?
では、信用情報ブラックの人は即日融資してもらうのは難しいのでしょうか?
ネットをリサーチすると、信用情報ブラックでも即日融資は可能としているサイトをよく見かけます。特に中小の消費者金融であれば借入が可能とか、収入さえあれば貸してもらえると紹介されていることが多いようです。
まずはその信憑性を確認してみましょう。
鵜呑みにしてはいけないネットの情報
ネット上で紹介されている「信用情報ブラックでも即日融資可能」という内容は、正直いうとあまり鵜呑みにしない方が良いでしょう。
紹介サイトでは信用情報ブラックでも借りれるとしながら、公式サイトには一切そのような文言がないケースがあります。
専門家のサイトを見ると、「信用情報ブラックで借入ができるのは、闇金融くらいしかない」と断言しているものもあるほどですから、信用情報ブラックの場合の借入は期待しない方が良いでしょう。
借金で悩むよりも債務整理をした方が手っ取り早い
では、信用情報ブラックになった場合で、借金の返済に追われている場合にはどうすれば良いのでしょうか?このような場合には、さっさと債務整理をした方が良いでしょう。
債務整理をすると、今後の利息が軽くなったり、借金が大幅に減ったり、借金帳消しになる場合があります。借金を抱えている精神的ストレスや、返済による物理的ストレスから解放されるため、生活を立て直しやすくなるでしょう。
わざわざ借金苦の状況に甘んじず、早めに弁護士や司法書士に相談しましょう。例えば、アース法律事務所では24時間、借金に関する無料相談を受け付けています。全国対応で相談料無料・初期費用も¥0なので安心して相談できます。
債務整理を弁護士に依頼すると、その時点から借金の督促がストップしますので、毎月の支払いや取り立てにお悩みの方は、こちらからすぐに相談することをおすすめします。
まとめ
信用情報ブラックの人が即日融資を受けることは、残念ながら厳しいといわざるを得ません。ネット上には希望的観測のような記事が紹介されていることもありますが、現実には借入は難しいのです。
もしも借金に追われているためにお金が必要なのであれば、債務整理をしたほうが良いでしょう。