国税庁の発表によると、女性の平均年収は「約270万円」だそうです。よく日本人の平均年収は400万円と言われますが、比べてみると120万円も下回ります。
女性の社会進出が当たり前になり、キャリアウーマンという言葉もよく聞かれる現代で、この結果は意外なところ。ただ、子育てをしながらパートなどで働きに出ている方もいるはずなので、一概に言い表すことはできないと思います。
とはいえ、全体としてはとても少ない。働く女性のなかには、「年収をアップさせたい!」と思っている方もいることでしょう。だから私はそんな皆さんに、とある“裸でするコト”をお伝えいたします。
○○時間の長い人ほど年収がアップするらしい
運動、食事、遊び――。○○のなかに入るのは、いずれも違います。
答えは睡眠。まず知っておいていただきたいのは、「睡眠時間の長い女性ほど年収がアップするかもしれない」ということです。株式会社プラスリードが発表した『平均睡眠時間と平均年収の関連性』によって、その事実が明らかになりました。
20代~60代の男女1,000名を対象にした同調査によると、女性の年収300万円~1000万円層のうち、約3人に1人が平均睡眠時間6~7時間と回答し、もっとも大きな割合を占めました。次点で多かったのは4~5時間です。
しかし、年収1000万円以上の層になると、異なる結果が表れます。約3人に1人が平均睡眠時間6~7時間と回答したのは変わらなかったものの、なんと7時間以上の睡眠をとっている割合がその数と並んだのです。
これは、年収1000万円以下の層と比べて倍程度の数値。年収の高さに睡眠時間は比例、いや睡眠時間の長さに年収が比例するのかもしれません。
睡眠は裸で!質のいい眠りを手に入れるためには
長く眠るには、睡眠の質を高める必要があります。質が悪ければ、寝つきが悪かったり、途中で目が覚めたりして睡眠不足に陥りがちです。
睡眠の質を左右するのは、「体温調節」によるところがそのひとつだと研究で証明されています。不眠症の被験者に皮膚温度を下げるサーモスーツを着せて寝かせると、いつもより質の良い睡眠が得られたという実験内容です。どうやら人間には体温調節機能が備わっており、服や布団による体温上昇は機能の妨げになるとのことでした。
じゃあサーモスーツを購入すればいい、とも言えますが、ポイントはそこではありません。そこで裸の出番なんです。 服による影響はもちろんのこと、布団で暖まりすぎることもないので、効率的な体温調節ができるようになり、快適な睡眠が得られるようになります。
さらに裸で寝ると、睡眠前後のストレスから解放されると言います。私たちは寝る前にできるだけ楽な恰好をしたり、アクセサリーをはずしたりしますが、これは無意識にリラックスを求めている行動のひとつです。より開放的な形で入眠すれば、睡眠の質がグっと上がるかもしれません。
年収アップは裸睡眠から ただ寒さには要注意
実は女性でもない私が、試しに裸睡眠を実践してみたことがあります。確かに寝起きが快適になり、すぐ眠りにつけるようにもなりました。これはホントです。ただ、年収がアップしたかどうかは、正直なところ分かりません……。よく考えてみれば、寝るだけで年収がアップするわけがありませんでした。
でも、仕事中に頭がスッキリして生産効率は上がった気がします。年収が高い人の本質は、おそらくここになるのでしょう。
あなたがもしお試しになるなら、寒さには気を付けてください。裸によって寒さを感じると、睡眠の質は下がってしまいます。とくにこれから秋、冬と寒い時期が続きますので、風邪をひきやすく、年収アップどころではなくなってしまいそうです。私はちょっと引きかけました。
ですから、布団やタオルケットなどをかぶり、心地よい温度で寝るように心がけましょう。あくまでも身体が資本だということを忘れずに。
(文/吉松京介・エストリンクス)