毎月あるだけお金を使ってしまって、なかなか貯金ができないとお悩みではありませんか。
意思が弱いと言い訳しているだけでは、どうにも状況は改善しません。一定期間は貯金ができても少し貯まったところですぐに使ってしまって、後に残らない方もいるでしょう。
実は、貯金にはちょっとしたコツがあります。
正しい方法を着々と実行していくだけで、ストレスなくお金が貯まる生活に変えていくことも可能。まずは手堅く「収入−支出=5万円以上」を目標に、ライフスタイルを変えてみましょう。
お金がどんどんたまっていくと、大きなチャンスが来たときにも慌てません。コツコツ・無理なく貯めることが楽しく貯金をしていくなによりのポイント。
そろそろ本気で貯金を作りたいと思っているなら、お金の管理方法を今一度見直して、貯まる体質を目指してみるのはいかがでしょうか。
収入を増やす方法
支出レベルを維持しながら貯金しようとするなら、副業が候補になります。
転職や昇進で年収アップしようとすると一定期間を費やす必要があり、今すぐ貯金をはじめる方法としては不向きでしょう。長い目で見た収支計画の中で本業の収入アップを目指すにしても、目先はすぐにスタートできる副業をしていく選択肢が妥当です。
給与以外の要素に満足しているようなら、転職が逆効果になるリスクもあります。
終身雇用の考え方が未だに根強い日本において、年収アップだけを目指して転職を繰り返すことでキャリアにマイナスに働くケースです。
結局のところは自分にあった会社に所属して長く働くことが年収アップの王道でしょう。社会人としての生活基盤を維持しながらプラスアルファの副業をはじめることによって、リスクを抑えて年収アップを目指す見込みがたちます。
とは言え、就業規則でアルバイトが禁止されている会社は多々あります。そんなときに検討できる収入アップ手段として、ポイントサイトを考えてみましょう。
ポイントサイトとは、アンケートへの回答や通販サイトの利用で各社規定のポイントをもらえて、ためたポイントを現金に変えたり電子マネーに交換したりできるシステムを指します
。スマホやパソコンから画面を操作していくだけでお小遣い稼ぎができるところが大きな特徴であり、会社に通勤したりどこかの会社の社員になってシフト通りに仕事をしたりと副業のネックになりやすい問題点をクリアできます。
通勤時間や帰宅後などちょっとした隙間時間を活用しながら進めていくと、気付いたときには「こんなに」というくらいポイントがたまっているケースも。
大幅な収入アップは難しいにしても「家計の足しにする」くらいの頭を持って、ゲーム感覚ではじめてみるのはいかがでしょうか。
支出を減らす方法
支出を減らすためには、支出の種類を意識して家計を安定させることです。でていくお金をこんな3種類に分類して、それぞれの意味を考えてみます。
消費
食費や光熱費などのように、基本的な生活を維持するために必要な支出を指します。消費レベルをあげてしまうと支出がなかなか減らせないため、無駄がない金額を設定しましょう。
そもそもどのくらいお金を使っているのか分からないという方は、家計簿をつけてください。消費支出に該当するものだけを集計して、最低限の生活を維持するためにはいくらかかるのかを明確化します。
消費を節約する方法の例として、携帯電話のプラン見直しが考えられます。ネットの利用状況や通話時間によってもっと割安に抑えるプランはないか、お店に行って聞いてみましょう。
食費を抑える工夫として、昼食に弁当を持参するなどの方法があります。自分で作った食事なら栄養バランスもとりやすく、健康的な生活に近づく副次効果が魅力でしょう。
浪費
レジャー費用や外食など、使ったらそれまでのお金を指します。タバコやコーヒーなどの嗜好品、ジムや料理教室など習い事にかけるお金も項目としては浪費です。
美容室に行ったりアクセサリーを購入したりと基本的な生活の範囲を超える出費については、コンスタントに発生する費用であっても、浪費の中に含めてください。
自分の中での優先順位を明確にして、毎月の予算を設定すると安心でしょう。
投資
生命保険や財形貯蓄など、使ったら何らかの形で帰ってくる可能性のあるお金を指します。宝くじや懸賞などは、うまくいったら見返りが期待できるものであっても、投資とは言えません。
純金積み立てや株式累積投資などは、投資の中に含めてください。一見すると計画的な支出のように感じますが、知らないうちに払い過ぎ状態になっている方も見られるものです。
20代独身なのに多額の死亡保障を掛けているなどがいい例で、本当に自分に必要な契約だけを残して見直しを行うと、出費を減らせるケースがあります。
出費としては同じでも、死亡保障を軽くして医療保障を手厚くするなどライフステージに応じた工夫をすると、万が一のことが起こったときも安心です。
契約している保険の内容がよく分からないという方は、契約先に連絡して、今一度整理しておきましょう。
しっかりとした管理をする
3種類の支出の性質を理解することで支出の量を意識することにもつながります。
さらに、家計簿を使って、お金の出入りをきちんと記録することで、支出の割合を知るだけではなく、余分な浪費自体を抑えて貯金を上に継続させる頼もしいツールです。
それぞれの消費を色分けすることでより家計簿は見やすくなり、浪費の色を減らしていく感覚で楽しく節約ができます。
定期預金のすすめ
手許にお金があると使いすぎてしまう癖がある方には、自動積立定期預金をおすすめします。毎月のお給料が入ったら自動的に5万円引き出しされるように設定することで、否が応でも貯金がたまるはずです。
自動積立をはじめるには、取り扱いがある金融機関に口座を作って、窓口などで申し込みます。金融機関の窓口に行き、積立をはじめたい旨を話すと適した商品を案内してもらえるので、何も心配はいりません。
ネット銀行を活用すれば自宅にいながら手続きできる時代なので、窓口に行く時間がない方は検討してもいいでしょう。
低金利時代で定期預金の旨味が下がっているとも言われますが、積極的な資産運用はある程度のお金がたまってから考えれば良いお話。金利で増やそうとは思わずに貯金習慣をつけるためのサポート手段として、定期預金を位置づけます。
引き落としされた後に残ったお金から消費と投資の分を差し引いて、それでもなお余裕がある分については自由に使えるお小遣い。
数ヶ月分をためて旅行に行ったり美味しいものを食べたりと好きなように使っても、自然にお金は残ります。
社内の財形制度がある会社にお勤めなら、定期預金代わりに活用する方法もあります。財形貯蓄を行っていると利用できる住宅ローンなどいろいろなメリットもあって、使い方次第では大きな見返りを期待できます。
会社に財形制度があるか分からないという方は、担当部署に聞いてみましょう。相談できる先輩社員がいれば、話しを聞いてみるのも一案です。
いずれにしても、自分でわざわざ手続きしなくても毎月コンスタントに貯まっていくところがポイントです。どんなに意思が強い方でも、面倒に感じることは続きません。
知らないうちに自然に貯金ができる仕組みを作って、無理なく貯めていきましょう。
終わりに
そろそろ貯金したいと思っていても具体的な行動に移さないことには状況が好転しないもので、惰性で過ごしているうちに周りとの差は広がります。
紹介した月の収入を増やす・支出をコントロールする方法のうちから何か1つ始めるだけでも、月に5万円の貯金を達成できる方もいるでしょう。
意思が弱くてなかなか自分をセーブできないというようなら、自動積立定期預金や財形貯蓄に踏み切るのも一案です。どうすれば残ったお金で生活できるか考えると、自然と打開策は見えてきます。
どんなに貯金が苦手な方でも、頭を切り替えるだけで貯まる体質に変わるものです。3年後の結婚に向けて150万貯める、10年後の住宅購入を目標に500万貯めるなど具体的な目標に落とし込み、お金と上手に付き合いましょう。
まとめ
- 月の収入を少しでも増やすためにポイントサイトで楽に稼ごう。
- 家計簿をつけて、お金の出入りを認識しよう。
- 定期預金は貯金の味方。持ってない人は口座開設からスタート。