お財布の中に使っていないクレジットカードが眠っていませんか?
年会費のかからないクレジットカードならまだしも、年会費がかかるクレジットカードがあるなら早めに解約するべきです。
ここではクレジットカードの解約手順について詳しく解説していきます。
「そういえば使っていないクレジットカードがあるかも」「複数枚持っているけど使っていない」という人は退会手続きの手順を見ていきましょう。
クレジットカードの解約方法
クレジットの解約手続き方法について知りたい人のために、その方法について解説します。
解約方法には2つの方法がありますので、実行しやすい手段で解約をしてください。
電話で解約
まずどこの会社でも確実に行っているのが電話での解約です。
電話ならスムーズにカード退会手続きが進みますので、ネットなどを使い慣れていない人は電話での解約をしてみましょう。
電話での解約方法は以下の通りです。
【1】カード会社の電話番号を調べて電話をする
【2】音声ガイダンスに従って解約手続きに進む
【3】オペレーターに電話が繋がったら解約の旨を伝える
【4】解約手続きの完了
難しい手順はありませんので、電話ならスムーズに解約できます。
解約の際は念のため、クレジットカードを手元に置いておくと、カード番号などの情報を求められた時に便利です。
音声ガイダンスがある会社と、オペレーターに直通となる会社があります。
どちらにしても手順は一緒なので、指示に従って退会手続きをしましょう。
電話番号はカード裏面に記載されている場合もありますし、公式サイトから確認してもOKです。また、電話の場合は受付時間が限られていますので、受付時間内を確認しておきましょう。
インターネットで解約
インターネットの公式HPからカード退会ができるクレジットカードもあります。
インターネットの場合は公式サイトにアクセスし、会員ページから解約手続きをする方法です。
しかし、どのクレジット会社もインターネットによる解約を行っているわけではありません。解約したいクレジット会社がインターネットによる解約を行っているのか、事前に確認してください。
カード会員であればIDとパスワードを設定していると思うので、それを使って会員ページにアクセスします。
ただ、手順は会社によって異なりますので、会員ページから解約手続きに進めない場合は「よくある質問」から退会手続きに関するQ&Aを探しましょう。
「Q&Aを見てもイマイチ解約方法がわからない」という人はオペレーターが指示してくれる電話での解約がおすすめです。
三井住友などの一体型カードは面倒
三井住友銀行やMUFJカードを発行する三菱UFJ銀行など、銀行のキャッシュカードとクレジットカードが一体化しているものは解約が少し面倒です。
それはクレジットカードを解約してしまうと、キャッシュカードまで解約してしまうから。
もちろん、クレジット機能のみを解約することはできますが、電話やインターネットでは解約できません。クレジット機能のみを解約する場合は、銀行の窓口にて手続きを行わなければならないのです。
窓口でクレジット機能を解約したいと言えば、解約の手続きをしてくれます。
ただ、解約するカードと通帳、銀行の届け印・運転免許証などの本人確認ができる書類を持っていかなければいけません。
WEB通帳を利用している場合は通帳は不要なので、他の3つを必ず揃えて持っていきましょう。
クレジットカードに解約に関する素朴な疑問
クレジットカードの解約を検討しているけど、わからないことがあるからなかなか解約できない…という人もいると思います。
年会費や個人情報など、多くの人が持つ悩みについてお教えします。
年会費は戻る?
今はゴールドカード以上のクレジットカードだけでなく、一般カードでも年会費がかかるクレジットカードは少なくありません。
では、年の途中で解約すれば年会費は戻ってくるのでしょうか?
答えは「ノー」です。残念ながら年会費は戻ってきません。
そのため、年会費を払った直後に解約しないように気を付けましょう。
払った直後だと年会費がもったいないので、年の終わりまで使い続け、それから解約をすることがおすすめです。
個人情報はどうなる?
個人情報は情報を取り扱う「CIC」「JICC」では、契約終了しても5年間は個人情報が保存されます。
もちろん徹底した管理をしているので、情報漏えいの可能性は低いといえるでしょう。個人情報が外部に漏れることはまずありません。
解約で気を付けたいタイミング
クレジットカードの解約は基本的にいつでも大丈夫ですが、解約すべきでないタイミングも存在します。
では、そのタイミングはいつなのか。解約の注意事項について紹介していきましょう。
手元に充分なお金がない
手元に充分なお金がないときの解約を避けましょう。
カード退会の手続きをしたら、それまで使っていた利用残高を一括で請求されます。
残高とはキャッシュ・リボ払い・ショッピングなどで使った払い終えていない分のお金です。カードで買い物をする機会が多い人、カードのキャッシングでお金を借りている人は注意しましょう。
少額であれば払えるかもしれませんが、一括請求となると払えない可能性も出てきてしまいます。
契約中は分割払いが可能なので無理なく返済していけますが、解約してしまうと一括請求。人によっては、高額な金額を一度で返済することになります。
たとえ、リボ専用カードを使っていても解約してしまうと一括支払いが一般的です。注意しましょう。残高などはWEBの利用明細を確認すればわかります。
契約後すぐの解約
カードを契約してからすぐに解約してしまうことも、あまりおすすめできません。
クレジットカードは入会キャンペーンなどを行っており、商品券やポイントを多くもらえることがあります。すぐに解約してしまうとこれらを目当てに入会しただけかと、クレジットカード会社からの心証が悪くなるのです。
今後のクレジットカードの審査にも影響が出る可能性もあるので、入会特典目当てで契約しても、すぐに解約するのはやめておきましょう。
解約時の注意点
カード退会は簡単にできるものの、解約の前にいくつかしておきたいことがあります。
解約前にすべきことを終えてから退会手続きに進みましょう。
公共料金などの支払い方法の変更
クレジットカードで毎月の支払いをしているという人も少なくありません。
携帯電話代や電気・ガス・水道の光熱費、人によっては家賃もクレジットカードで払っている人がいます。
クレジットカードが使えなくなる前に、支払方法の変更手続きが必要です。
次に契約するクレジットカードに変更、もしくは口座の引き落としに変更しておきましょう。
ポイントが無駄に残っていないか
クレジットカードはポイント制度を導入していることが多く、使うたびにどんどんポイントが貯まっていきます。
このポイントはカード解約によって消失してしまうこともあるため、貯めたポイントを無駄にしないよう解約前に使い切ってしまうことがおすすめです。商品と交換してもいいですし、他のポイントカードや電子マネーに移行してもOK。
クレジットカード会社によってポイントの使い方も異なりますので、公式HPをチェックしてみましょう。
ETCカードの有無
高速道路で活躍してくれるETCカードもクレジットカードに付帯するサービスです。
なので、クレジットカードを解約すればETCカードも使えなくなります。
普段あまり高速にのらずETCカードも使っていないのであれば、解約後に新しく取得しても構いません。しかし、高速に乗る機会が多いのであれば、解約後早めにETCカードも取得しておきましょう。
新しくクレジットカードを作る人は、事前にクレジットカード会社にETCサービスがあるかどうかを確認しておきましょう。
また、家族カードを利用している人も要注意です。
クレジットカードの解約は、家族カードも解約ということ。家族カードを利用している場合は、新しいクレジットカード会社には家族カードも申し込んでおきましょう。
不要なクレジットカードは解約するべき
クレジットカードはたくさんあっても意味がありません。使い道に合わせて、必要なカードだけを持っておけばOKです。
不要なクレジットカードを持っているなら、早めに解約しておきましょう。使っていないのに年会費だけ払っているのはもったいないです。
しかし、いつ解約してもいいわけではありません。解約のタイミングは重要です。年会費を支払う直前、ポイントなどを使い切ってから解約するようにしましょう。
解約してしまったクレジットカードやETCカードはもう使えませんが、捨てる時は念のためICチップの部分を切ってから捨ててください。
・電話やインターネットなど解約方法はいくつかある
・カードの種類によっては窓口での対応が必要
・年会費を払った直後の解約はもったいないので避ける
・解約すると一括で支払いを求められる恐れがあるので注意する