さぁ、金曜日になりました。今週も1週間お疲れさまでした!どうぞ存分に平日の疲れを週末に癒やしてください。明日も普通に仕事だという方、毎週が「月月火水木金金」だという方、私からはかける言葉もありませんが、どうか生き抜いてください。
金曜日の夜っていうのは、働く私たちにとって1学期の終業式を終えた小学生と同じくらいうれしいひとときですよね。「さぁ、今夜をどう楽しくすごしてやろうか?」とさまざまなプランを頭に巡らしていることかと思われます。
手っ取り早いのは仲間や同僚と居酒屋で一杯というのは何十年も前から変わっていません。働く私たちをこれほど幸せにしてくれるソリューションが他にありますでしょうか。
居酒屋というのは店舗によって味のクオリティや価格差が本当に激しく、当たりもあればハズレもある、熾烈な世界です。前回は1杯1,600円もする高いビールを取り上げましたが、今回は反対に1杯180円のビールを取り上げてみましょう。
向かったのは渋谷の宮益坂周辺にあります「居酒屋 幸ちゃん」。お店の看板には店名よりも大きく「生ビール180円」と打ち出しており、知らない人にはまるでこれが店名なんじゃなかろうかと勘違いさせてしまうほどのインパクトです。
また、その上に「発泡酒ではございません」という私たちにとっての大きな懸念点である「本物のビールなのかどうか」を見透かしたかのようなひとことも添えてあって、ポイントをおさえた実に分かりやすい看板であるといえます。さっそく、入ってみましょう。
まずは生ビール180円を注文
席に座り、さっそく生ビールを注文してみました。
はい。お通しと一緒に置かれたビールはモルツです。アサヒ・スーパードライのようなシャキッと感はありませんが、モルツならではのまろやかな味わいが大好きという人もいるでしょう。私もときおり缶ビールでモルツを買うこともありますが、そういう「たまに飲みたくなる」魅力のある、素晴らしいビールです。
こういう居酒屋のビールなので、こまかなウンチク話とか必要ありませんね。飲ませていただきます。豪快に3口ほどゴクッゴクッゴクッと喉を鳴らしながら最初のひと口を味わいました。前にも書きましたがこの瞬間がビール好きにとってもっとも幸せを感じる瞬間じゃないでしょうか。
味はもちろん普通にモルツです。久々に飲む、そのモルツの味を味わいながら、これまでのこと、これからのことについてしばらく物思いにふけるのでした。
ちなみにドリンクのメニュー表はこんな感じです。
生ビールと角ハイボールが180円で飲めるみたいですね。それ以外のドリンクについては平均的価格と言えるのではないでしょうか。
一方、料理は割高な価格設定
今度はお料理をチェックしてみましょう。メニュー表を裏返すとこんなん出てきました。
お新香が390円から、厚焼き玉子やモツ煮込みが520円、冷やしトマトも440円します。このお料理の価格で帳尻を合わせているのでしょうね。
お料理は最低1品の注文をしなくてはいけないので、枝豆をチョイスしました。枝豆は大粒の豆で味は十分でした。
ビール2杯+枝豆+お通しで1,220円
結局そのままビールをもう1杯注文し、気持よくほろ酔いとなったところで店をあとにしました。滞在時間30分弱でしょうか。軽く一杯の王道的なコースを今回は味わいさせてもらいました。
気になるお会計ですが、全部で1,220円。つまり、お通しが400円もするわけですね。渋谷のど真ん中なので仕方がないのかもしれませんが、こうやって内訳を見るとちょっと割高な気がしますね。価格だけを見れば、全品230円とかの方がお得かもしれません。
しかし、にぎやかな居酒屋で仲間と語らいながら思いっきり楽しみたいというときはやっぱりこういうお店がファーストチョイスになるのでしょう。
【居酒屋 幸ちゃん】場所: 東京都渋谷区渋谷1丁目15-17 |
(文/HOW MATCH編集部)