手軽に本格的なコーヒーを飲むことができるのがコンビニです。最近ではほとんどのコンビニがコーヒーを提供するようになりました。そこでコンビニ3社と自宅で淹れたコーヒーのブラインドテストを実施してみました。
ローソン、ファミマ、セブン、自宅で淹れたコーヒーを比較してみた!
テレビや雑誌、ネットなどで話題にもなり、競争が激化しているのがコンビニコーヒーです。喫茶店などに行かなくても手軽に本格的なドリップコーヒーを楽しむことができるようになり、中には毎朝利用しているという人もいるのではないでしょうか。
セブンイレブンをはじめ、ローソン、ファミリーマートも展開しています。そしてその後にサークルKサンクスやミニストップが追随しています。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの商品展開は以下の通りです。価格体系は3つとも綺麗に同じですね。
セブンイレブン
ホットーコーヒーR・・・100円
ホットコーヒーL・・・150円
アイスコーヒーR・・・100円
アイスコーヒーL・・・180円
ローソン
ホットコーヒーS・・・100円
ホットコーヒーM・・・150円
ホットコーヒーL・・・180円
ファミリーマート
ブレンドS・・・100円
ブレンドM・・・150円
ブレンドL・・・180円
カフェラテ・・・150円
アイスコーヒー・・・100円
アイスカフェラテ・・・180円
今回は比較しやすいと予想される、ホットコーヒーで比較をしてみました。比較のために購入したコーヒーは次の通りです。
セブンイレブン・・・ホットコーヒーR100円
ローソン・・・ホットコーヒーM100円
ファミリーマート・・・ブレンドS100円
自宅で淹れたコーヒー・・・キーコーヒー缶スペシャルブレンド1杯辺り50円程度
4種類のコーヒーをどれか分からない状態でテイスティング
セブン、ローソン、ファミマ、自宅で淹れたコーヒーを全て同じ紙コップに注ぎ、ABCDと印をつけて、どのコーヒーがどのコンビニのものなのかわからない状態で普段からコーヒーを飲む3人にテイスティングしてもらいました。
出す側はどのコーヒーがどこのものなのかわかっている状態なので、途中途中の感想がとても面白いものとなりました。
個性的なのはローソン?朝飲みたいのはセブン?食後はファミマ?
さてここからはテイスティングをした3人の感想です。
Aのコーヒー
「後味がいい」
「あっさりと飲みやすい」
「酸味が少ない」
「苦味が弱い」
「朝に飲みたい」
Bのコーヒー
「香りが強い」
「すっぱい、酸味が強い」
「一口目に多少の違和感がある」
「苦味が強い」
「癖がある」
「眠気覚ましにいい」
Cのコーヒー
「飲みやすい」
「Aに近い味」
「酸味は特に気にならない」
「全体的に弱い気がする」
「口当たりがいい」
Dのコーヒー
「薄い」
「香りが弱い」
「後に残らない」
「軽食と一緒なら邪魔にならない」
となりました。
どのコーヒーがどのコンビニかわかりますか?
答えは
A=セブンイレブン
B=ローソン
C=ファミリーマート
D=自宅で淹れたキーコーヒー
なんです。
出した側は答えを知っていたので、知った上で聞いていたのですが、3人が口を揃えて美味しいと言ったのはセブンのコーヒーでした。そしてそのうち2人はセブンのコーヒーを自宅で淹れたいつものコーヒーだと思ったようです。飲みなれた味に近いことが多くの人から支持を受ける理由なのかもしれません。
ローソンのコーヒーの場合は酸味や苦味、香りなどコーヒーの代名詞でもある味や香り、全てにおいて強いというイメージでした。ファミリーマートは全体的にセブンのコーヒーと似ているようですが、好みによっては癖があると感じる場合もあったようです。
コンビニコーヒーは自分で淹れる派?淹れてもらう派?
コンビニコーヒーと一言で言っても3社でこれだけの違いがあり、実は購入の仕方もそれぞれ異なってきます。
セブンイレブンとファミリーマートはカップを購入してセルフで淹れる方法ですね。ローソンの場合はレジで注文をすると1杯ずつ店員さんが淹れてくれるので、レジの中にコーヒーメーカーもあります。
またセブンイレブンの場合はコーヒーのみの展開ですが、ローソンやファミリーマートの場合はコーヒー以外にも紅茶やフローズンなどのスイーツも充実しているのでコーヒーを飲まない人でも楽しむことができます。
(文/中村葵)