実家暮らしと一人暮らし、お金が貯まりやすいのはどちらでしょう？ 言うまでもなく実家暮らしですね。一人暮らしの家計で大きな割合を占める家賃が不要だからです。家にいくらかお金を入れるといっても、一人で部屋を借りて暮らす場合と比べたらかなり安く済むことでしょう。
特に都会であればあるほど、実家暮らしと一人暮らしの貯金の差は顕著に現れると言われています。都会は家賃だけでなく全体的な物価が高いため、生活費がかさみがちだからです。
実家に住んでいる方はいまが貯金のチャンスです。この記事では少しでも貯金を増やすためのテクニックをご紹介します。
まずは貯蓄用口座で年間100万円貯める！
まずは1年間に100万円貯めることを目標にしてみましょう。1ヶ月に70,000円、ボーナスから80,000円がその目安です。
70,000円×12回=84万円
80,000円×2回=16万円
84万円＋16万円＝合計100万円になります。
これは一人暮らしの場合の家賃にあたると言ってもいいでしょう。メインの口座にあると使ってしまいがちなので、貯蓄用の口座を作って別々に管理するのが貯めるための近道です。貯蓄用口座はすぐに下ろせないようにキャッシュカードを作らないという強者もいます。
職場によっては振込先を2か所以上指定できるので、70,000円は貯蓄用口座、残りはメインの口座に振り込んでもらうと良いでしょう。分けて振り込んでもらえない職場の場合は、給与が出たらすぐにお金を移す習慣をつけることが大切です。振込手数料がかからないネットバンクもあるので、調べてみてはいかがでしょうか。
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給与の35%を貯蓄しよう
一人暮らしにおける住居費は給与の20%～30%程度。これに加えて食費や光熱費、日用雑貨費や通信費もかかってきます。実家暮らしの場合はこうした費用が不要です。目安としては、給与の35%を貯蓄すると良いと言われています。
先述した月々70,000円が厳しいという方や、逆に余裕すぎるという方は、自分の給与の35%を計算してみましょう。これを貯蓄用口座に入れ、あとの65%でやりくりするようにすればおのずとお金が貯まっていきます。
これが厳しいと感じる場合は、固定費を見直してみましょう。スマホや携帯電話の通信量はプランを変更することで節約できることがあります。生命保険や医療保険も入りすぎていないか、総合窓口で相談してみると良いかもしれません。
自由に使えるお金は50,000円で十分
自分で自由に使えるお金を最初に決めてしまうという方法もあります。2015年にSUUMOが実家暮らしの20歳～39歳の男女に行ったアンケートによると、毎月自由に使えるお金の平均は男性48,443円、女性49,781円と、いずれも50,000円程度でした。
これをおこづかいと考え、毎月50,000円しか下ろさないという方法も有効です。通信費や保険料などの固定費を口座引き落としにすれば、残りはそのまま口座に貯まっていきます。50,000円をいかにやりくりするか考えることで、無駄遣いも減らせるでしょう。
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副業で収入をプラス
一人暮らしと比べて、家事をする時間が少なくて済むのも実家暮らしの利点です。この時間を副業にあてるというのも良いでしょう。
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを利用することで、在宅ワーク未経験者でも手軽に収入が得られます。いきなり高い目標を立てても続きませんから、まずは月々10,000円を目標にしてみましょう。サラリーマンで副業の収入が年間20万円以下なら確定申告の必要がないというメリットもあります。
実家暮らしだと油断してしまい、なかなかお金が貯まらないという人もいます。そんな方に共通するのは月々の目標額がないこと。貯蓄額や使用額を決めるだけで、貯金できる額がぐっと増えます。将来的にお金はいくらあっても困らないものです。実家暮らしの期間をチャンスととらえて、しっかり貯めておきましょう。
年収を増やすために転職も有効な手段
貯蓄をするために収入を増やす方法として、転職をして年収アップを狙う方法も有効です。
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（文／宮島ムー）
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