2013年10月に行われた『マイナビウーマン』のWebアンケートによると、22歳~34歳の働く女性のうち、4%が1000万円を貯めているという結果が出ました。
しかしながら65%は300万円未満とのこと。1000万円は夢のまた夢という方も少なくないでしょう。漫然とお金を使っているだけでは1000万円を貯めるのは難しいものです。1000万円を貯める人は自分なりの買い物基準を持っています。どんな基準なのか、一部をご紹介します。
自分軸を持つ
1000万円の貯蓄がある人は、自分の軸を持っています。他人が持っているものを欲しくなり、ついついお金を使ってしまった経験はありませんか? それが気に入ったなら問題ありませんが、自分で手に入れてみると意外と使わなかったという話もよく聞きます。
1000万円を貯める人は自分にとって意味があるかないかが基準になるので、お金を無駄に使うことがありません。たとえ流行の物であっても「気に入らなければ買わない」という強い意思を持っています。「買わなければよかった」という自己嫌悪に陥ることがないため、精神的にもプラスになるでしょう。
お金の使い方にこだわっている
1000万円を貯める人はお金の使い方にこだわります。ひたすら節約するのではなく、好きなものや必要なもののためなら出費は惜しみません。
あまり切り詰めていると反動で衝動買いしやすくなるリスクがあります。「ここではお金を使う」というポイントを決めておいた方が、かえってお金が貯まりやすくなるのです。
特に洋服や化粧品など、身だしなみのためにはお金をかけている人も多いです。節約のためだからといってみすぼらしい格好になると気分も沈みがちですからね。仕事やプライベートで良い印象を与えることにもつながります。
安物に飛びつかず、長期的な視点で考える
たとえば、安い洋服はすぐによれよれになってしまいがちです。何度も買い替えることになり、出費がかさんでしまいます。まさに「安物買いの銭失い」ですね。高い服のほうが長持ちするため、長い目で見るとプラスになるのです。
美容院や化粧品などにも同じことが言えるでしょう。高いもののほうが効果が高く、結果的にお得だったというケースが多いです。
100円ショップも賢く利用
安物に飛びつかないといっても、安物全てが悪いわけではありません。節約にとって強い味方となるのが100円ショップです。実際に足を運んでみると、100円とは思えないようなクオリティの高い商品が売っていることもあります。
100円だからといってあれもこれも買うのではなく、本当に必要なものか吟味してから購入するのがポイント。賢く利用することによって、お金が貯まっていきます。
食材は使い切ることが大事
コンビニよりもスーパーのほうが食べ物を安く買えるというのはご存じかと思います。しかし、スーパーだからといって、たくさん入っているものを買うのはおすすめできません。
キャベツをまるごと一個を買ったものの、すぐに腐って黒くなってしまったとか、大瓶のドレッシングの賞味期限が過ぎてしまったという経験がある方も少なくないでしょう。多少割高でも内容量が少ないもののほうが確実に使い切ることができます。
健康に気を付ける
偏った食生活は体調不良を招きます。1000万円を貯める人はバランスの良い食事にお金をかけます。野菜や果物を多く取り入れようと思うと高くつきますが、体調を崩して医者にかかることを考えるとかえって安上がりかもしれません。
食生活だけでなくウォーキングやストレッチなど、お金をかけずに運動することで健康増進が期待できます。単なる風邪でも医療費や薬代など出費がかさんでしまうものです。健康を保つことで貯金も増えていくことでしょう。
お金を貯めるためとはいえ、節約ばかり意識するとストレスが溜まってしまいます。重要なのは自分だけの買い物基準を持つこと。使うところは思いっきり使い、引き締めるところはきちんと引き締めることで少しずつでもお金が貯まっていくことでしょう。
(文/宮島ムー)