スマホ依存が原因で1人あたり年間150万円を損している!?

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スマホ依存が原因で1人あたり年間150万円を損している!?

投稿日:2017年2月16日 更新日:


VHSがDVDに代わり、カセットテープがMP3プレイヤーに代わったように、ここ数年でガラケーから瞬く間に取って代わるようになったスマホですが、DVDや音楽プレイヤーと違うところはその依存性の高さです。

SNSやゲームなど、いつでも手軽にアクセスして楽しめる手軽さから、長時間スマホをいじっている人も多いのではないでしょうか。

スマホで1年のうち1か月以上を浪費!?

スマホで1年のうち1か月以上を浪費!?MMD研究所が10 代から50代を対象におこなった「スマホ依存に関する調査」では、実に20代の8割はスマホに依存している自覚があるという結果が出ています。

20代に限らず、全体的にスマホへの依存度は高く、約4割の人が毎日3時間以上スマホを触っているというデータもあります。

スマホを利用する時間帯に関しては、7割以上の人が帰宅してからベッドに入るまで、ベッドに入ってから寝るまでにもスマホを触っている人が半数以上いる結果となり、寝る間を惜しんで毎日3時間以上スマホを使用している現代人の姿が見え隠れします。

私自身スマホに依存している自覚はなかったのですが、これまでを振り返ってみるとSNS経由でメッセージが来れば返事をするし、朝にニュースをチェックしたり寝る前によく動画を見たりもするので、やや依存しているといえそうです。

こうしたスマホ依存の結果、毎日3時間はスマホを利用している人は3時間×365日=1,095時間、1年間に45日、実に1か月以上スマホを触る時間に費やしていることになります。

時給換算すると150万円の損失!

社会人500人を対象におこなったアンケートでは、サラリーマンの平均的な給料を時給に換算すると1,486円になるという結果が出ています。

また、全体の70%ほどのサラリーマンが時給1,000~1,500円のゾーンに集中しており、仕事をしている時間をスマホ利用時間に置き換えると、年間で約150万円もの損失を出している計算になります。老後の貯えや教育費用のことを考えると、これだけの金額がスマホに消えているという事実を見過ごすわけにはいきません。

とはいえ、基本的にスマホ利用は余暇にするものと考えると、スマホを触っている時間全てが即時給換算されるわけではないですが、たとえばこれを資格取得や語学の習得など、キャリアアップのために使ってみた場合はどうでしょうか。

他にも1,000時間でできることは沢山!

内閣府が2004年におこなった調査では、社会保険労務士の資格を取得するために必要な平均の勉強所要時間がちょうど1,000時間に相当するという結果が出ています。人によってかかる時間にばらつきはあるかもしれませんが、社会保険労務士のような暗記の多い試験なら、ちょうど毎日3時間くらいを地道にコツコツと勉強にあてれば、1年後には資格取得も夢ではありません。

他にも1,000時間でできることは沢山!資格の取得に限らず、1,000時間という時は何事も一定のレベルまで到達するために費やすべき時間ともいわれています。逆に言えば、どんなことでも1,000時間勉強すればある程度のレベルまでは到達するといえそうです。

人間の集中力には限界があるので、週末だけ8時間、10時間とピンポイントで勉強するよりも、1日に数時間を継続して学習に充てることで、特に英語など継続学習の必要な語学の習得に大きな効果を発揮するでしょう。

難関といわれる資格の取得やその道のエキスパートになるためには更なる努力が必要ですが、キャリアアップや仕事の効率をアップするため、ひと通りの知識を身につけるには1,000時間は充分な期間だと思います。

1日3時間あれば、資格や語学を勉強する時間は確保できるということがわかりました。これからはついついスマホを触りたくなる時間をちょっと我慢して、将来の年収アップのためにも語学の習得や資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

(文/木野紫)

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