私は1975年生まれでもうじき40歳になりますが、そんな年代の人はまさに将来のお金って人生で1番か2番くらいに不安なことなんじゃないでしょうか?
私の親の世代はまさに終身雇用制度がまかり通っていた時代でして、私の父もずっとひとつの会社でサラリーマン生活を終えてました。あの頃の時代は転職なんてものすごく珍しいことか、負け組がするもの、みたいなイメージがあったのでしょうね。そんな堅実な父親のもとに生まれた息子の私は案の定、複数の会社を渡り歩くジョブホッパーに育ちました。
20年前は金利が10%なんてのもあった!
それはさておき、終身雇用制度の時代は父も言っていましたが「会社に尽くせば生活は保障される」っていう時代だったそうです。なので今のように学生のうちから起業するような、それこそホリエモン氏のような人って本当に少なかったのでしょうね。
ところが今は状況がまったく違います。私の親世代は「定期預金に入れておけば大丈夫」っていう時代だったんです。本当に、金利が6%とか10%とか、夢のような時代だったんですよ。10年預ければ500万円が800万円になって返ってくるなんてことが当たり前だったわけです。今の金利は言わずもがな、ですね。
「将来のお金の不安について」というアンケート結果で
そんな苦境に立たされている我々世代、将来のお金の不安がないはずありませんよね。そんな率直な気持ちをアンケートとっているページがありましたのでシェアします。
きいてミル | 将来のお金の不安について | ミルトーク(https://milltalk.jp/boards/2686)
当然、多くのみなさんが不安、不安、不安と言い連ねているわけです。いくつか引用して紹介します。
「不安……大して贅沢をしているわけでもないのに貯金ができない 年金も当てにしていられない」(30代 男性)
「どのくらいまで貯蓄していれば将来安泰なのか、具体的な数値が分からないから。」(30代 男性)
「不安。いくら必要なのかがわからず、また、どれほどの年金が期待できるのかもわからないので、漠然と不安です。年金が0という前提で準備すれば良い!と考えても、そんな余裕は全くないので・・・」(30代 男性)
やはりみんなそうに決まってますよ。一番不安なのはやっぱり老後の資金ですよね。働ける体力があるうちはいいですが、年老いてそうそう働けなくなったときに、生活をどうすればいいのか本当に悩みます。もうちょっと上の世代を見てみましょう。
「不安ですが…生きてるので大変」(50代 女性)
「不安すぎてます。 今は高齢の母の年金で生活してますが 働くにも母がいるし、国民年金じゃあ家賃も払えないし どうすりゃいいの?生活保護? 私は独身だし。。」(50代 女性)
「娘二人がまだ独立していないので、今後のことが心配になります。」(50代 女性)
50代の女性で見てみました。「生きてるので大変」っていうのはかなり大変かとお見受けしますが、それ以外にも親の介護という問題もありますよね。そしてこの世代で独身の人ってこの時期になって後悔がダーッと押し寄せてくるみたいですね。さらに子供も独立していないとなるとまだまだお金の心配はぬぐえないのでしょう。
ところが!中には不安じゃない人の意見もあったりしたので、最後に引用して紹介します。
不安でない。年金一人暮らしですが、年収100万そこそこ。慎ましい生活なら、十分できます。(60代 女性)
なるほど、60代ならまだまだ豊かな時代を生きてきた世代かもしれませんね。20年前が異常だったのか、今が厳しすぎるのか、それは誰にも分かりません。しかし、必要以上に不安を感じて毎日をおくるのだけはイヤですよね。
(文/HOW MATCH編集部)