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福利厚生も充実で安心!ブリヂストンの会社概要と年収について

投稿日:2016年12月12日 更新日:


ブリヂストンといえばタイヤ、タイヤといえばブリヂストン。どんなに古い中古タイヤでも、ブリジストン製というだけで途上国では飛ぶように売れるという話もあるほど、国内外を問わず信頼できるタイヤブランドとしての地位を確立しています。

そんな国産タイヤへの信頼と礎を作った会社、株式会社ブリヂストンの会社概要と平均年収を見てみましょう。

社名の由来は創業者から

ブリヂストンのWebサイトを見てみると、設立年月は昭和6年3月となっています。なんと前身はタイヤメーカーではなく、足袋を作る会社だったそうです。

設立当初本社は福岡県久留米市でしたが、ほどなく東京に本社を移転し、現在の本社所在地も東京都中央区になっています。

株式会社ブリヂストンの社名は、創業者石橋正二郎の苗字を英語読みにしたものであることは有名な話です。「ストーンブリッヂ」と英語読みにして、語呂が良いように前後逆に入れ替えたんだとか。ちなみに「ブリジストン」ではなく「ブリヂストン」が正しい表記なので気をつけましょう。

福岡の足袋店から世界一のタイヤメーカーへ

ブリヂストンは福岡県久留米市で足袋メーカーとして成功した創業者が、地下足袋製作の際にゴムを買い付けたことをきっかけに、当時大きく立ち遅れていた国産タイヤ興隆のため立ち上げた会社といわれています。

このあたりの経緯は「ブリヂストン物語」として、ブリヂストンのWebサイトに大変読み応えのある社史として掲載されていますのでご興味のある方は探してみてください。

当時欧米のタイヤメーカーとは比べようもないほど遅れていたタイヤの品質を向上させ、いまやブリヂストンは資本金が約1,263億円、連結従業員数は14万人を超え、ミシュランを押さえて現在世界シェアNo.1のタイヤメーカーとなっています。

平均年収は680万、ゴム製品業界では2位

Yahoo!ファイナンスの企業情報では、ブリヂストンの平均年収は680万円、平均年齢は39歳と出ています。「年収ガイド」調べによると、ブリヂストンの平均年収はゴム製品業界内で住友理工に次いで2位の高さとなっています。

同じく年収ガイド調べで、生涯賃金は約2億5,000万円となっています。他業種と比較するとメーカーの平均年収や生涯賃金は低い傾向にありますが、これだけを見て「メーカーは給料が安い」と敬遠するのは非常にもったいないことです。

福利厚生が充実、役職がつけば高給に

ブリヂストンに限らず、メーカーの公開年収が安い理由として工場労働者の給与が多く反映されていることが挙げられます。

大手メーカーになればなるほど工場の規模は大きくなるため、比例して全体の平均年収は下がっていく、という仕組みです。大卒で総合職の入社なら、役職がつけば年収は相当高くなると予想されます。

もうひとつ、ブリヂストンは社宅や保養所など、福利厚生が非常にしっかりしています。財形や持ち家取得のための融資制度なども存在し、社員に対して給与以外にも手厚い待遇が整っているのです。

金融系やベンチャー系にありがちな、社員に無茶をさせる風土もないので定着率も良く、社員を大事にする会社だといえるでしょう。

老舗の大手ならではの安心感と誠実な社風

何より、ブリヂストンは取り扱う製品のクオリティと信頼で売り上げを伸ばしてきた会社です。

  • 「誠実協調」
  • 「熟慮断行」
  • 「最高の品質で社会に貢献」

といった企業理念からもうかがえるように、誠実に地道に、安定して長く勤められる企業であるということは、社会人として会社を選ぶ上で安心できることですね。

ブリヂストンはタイヤ以外にも、ゴルフボールやスポーツ関連用品などを取り扱っていますが、売上の8割以上はタイヤによるもの。消費者として、この職人気質なブレない姿勢もブリヂストンブランドを信頼できるものにしていると感じます。

福利厚生が手厚く、誠実に勤め続ければ給与も上がる。誠実な社風と製品のクオリティは、トップシェアのネームバリューにふさわしい優良企業ではないでしょうか。

(文/木野紫 写真/ricochet64 / Shutterstock.com

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