今や日本中、いたるところで営業しているコンビニ。
これだけ店舗数が多いということは、僕が足しげく通う理由として挙げた「近場にあるから利用する」という来店動機を共有する利用者も多いことだろう。
スーパーはどうして商品価格を抑えて経営が成り立っているのか?
一方でスーパーを利用するという消費者だって少なくない。なんせ商品価格がコンビニで買うよりも安いのだから、家計を任された主婦の方や、一人暮らしで節約している独身の方にとって、なくてはならない存在だろう。
このスーパーの商品がコンビニよりも安価で提供される理由の中で、もっとも大きなウェイトを占めているのが、仕入れ量の多さだ。
単純に、スーパーは店舗の面積がコンビニよりも広いケースがほとんど。ということはコンビニより多くの商品を仕入れなくてはならない。
継続的に大量に発注してくれるスーパーは、メーカー側にとっては手離せないお得意さま。
そんなお得意さまに対して、メーカーは卸値を下げるという対応を取るというわけだ。
安く仕入れた分、コンビニで取り扱っている商品と同じものを、コンビニよりも安く売ることができる。これがスーパーがコンビニよりも安く商品を販売している理由だ。
コンビニもスーパーも生活には欠かせないお店!上手に使い分けよう
まとめてみると違いは以下のようになる。
コンビニの利点は、24時間営業の店舗が多いということと、歩いて行ける範囲にあること、さらに買い物だけではなく、様々なサービスを手軽に受けることができるという点にある。
一方でスーパーは、店舗面積に応じて取り扱う商品がコンビニよりも豊富になることと、大量発注によって安い卸値で商品を仕入れ、その分消費者に安価で提供できるというのが主なメリットだ。
利用する側にとっては、双方異なるメリットがあるが、共通しているのは、コンビニもスーパーも消費者あっての商売ということ。
消費者のニーズに的確に対応してくれるお店を大事にしたいところだ。
(文/松本ミゾレ)