博報堂(はくほうどう)は、高売り上げで有名な広告会社。その売り上げは1兆円グループといわれています。それなら社員の年収も高いのでは?と、興味を持っておられる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、博報堂の社風や年収などの条件について調べていきたいと思います。
博報堂の会社概要について
博報堂は大正13年に設立した歴史ある広告代理店です。持株会社博報堂DYホールディングスの子会社になります。
ウィキペディアによれば、博報堂の売上高は約8,191億円で国内2位。ちなみに国内1位の広告代理店は言わずと知れたあの「電通」です。
博報堂と電通を広告代理店二大巨頭として、二つをまとめて「電博(でんぱく)」といわれることがあります。
博報堂の平均年収は?
博報堂の概要を理解したところで、次に年収を調べてみます。いろんな企業の年収が掲載されている「平均年収.JP」というサイトを参考にしてみます。
博報堂の平均年収は1,032万円。さすが、売上1兆円クラスの企業なだけあって、社員の平均年収も高いですね。1,000万円超えです。
ここ数年の博報堂の平均年収の推移をみてみます。
- 平成27年は1,036万円
- 平成26年は1,036万円
- 平成25年は1,052万円
- 平成24年は1,021万円
- 平成23年は1,017万円
ここ数年はずっと1,000万円とちょっと、というところで推移しているようです。
さらに、年齢別に分けた平均年収をみてみましょう。
- 20代前半は566.6万円
- 20代後半は705.7万円
- 30代前半は775.3万円
- 30代後半は884.7万円
とつづき、40代後半になると平均年収は1,000万円を超えて1,113.3万円。年収が最も高い年齢層は50代前半で1,192.8万円となっています。
20代の若さにしてすでに年収700万円代というのは魅力的ですね。博報堂に入社できたら生活安泰という気がします。
希望の就職先として人気が高い
これだけの年収がもらえるなら、就職先として人気が高いのもうなずけますよね?博報堂の採用ページを参照すると、新卒の募集はおよそ100人とのことです。
どんな人が採用されるのか気になりますよね?情報によれば、文系なのか理系なのか、学部卒なのか院卒なのかは採用には関係ないようです。
ただ職業上残業も多く、決して楽な仕事ではないので、粘り強さがあるか、社会性、協調性があるかなどがチェックされそうですね。
それに、広告会社はアイディアが大切。 自分らしく表現すること、斬新な発想なども同時にチェックされそうです。
博報堂と電通を比較してみよう
さきほど少し触れたように、博報堂は電通に次いで、国内で高売り上げを誇っています。この2社を総称して「電博」といわれています。この二つの企業を比較して、博報堂の長所短所を見てみましょう。
まず、売り上げの差をみてみると。電通グループは2兆4,192億円なのに対して博報堂DYHは1兆1,310億円。それぞれを単体でみてみると電通(単体)は1兆5,351円なのに対して博報堂(単体)は6,588億円。
どちらにしても、売り上げは電通が博報堂を大きく上回っています。
次に社風について情報を集めてみます。飽くまでイメージですが、どうやら電通には荒々しい雰囲気があり、対して博報堂はどちらかというと穏やかな雰囲気があるようです。
電通は国内の広告代理店のなかで売上トップだということもあり、矢面に立つことも多くどうしてもガツガツしてしまうのかもしれません。
まとめると、博報堂は給与こそ電通に負けているものの、穏やかな雰囲気があるということのようです。
入社後のビジョンが大切!
面接で成功するためには、入社後のビジョンについて具体的に考えておくことが大切でしょう。
会社にとって人材選びは会社の今後に影響する重要なこと。人材選びによっては将来的に電通を抜くことができるかもしれず、逆に落ちていってしまうことにもなるからです。
ですから、自分が博報堂の発展にどう貢献できるのか考えて、面接時に伝えることができるようにしておきましょう。これで博報堂への入社に一歩近づくことができるかもしれません。
(文/河原まり)