高級ブランドのお店への就職にあこがれている人はけっこういるのではないでしょうか?
仕事中も高級ブランドの洋服に身を包み、ルイ・ヴィトンのアイテムを身に付けているなんて、なんだか優雅なイメージがありますね。
それに、ルイ・ヴィトンのような高級ブランドの会社に就職すれば、年収も自動的に上がりそうな気もします。
実際にはどうなのでしょうか?ここではルイ・ヴィトンの平均年収や、転職を考える前にチェックしておきたいことについて調べてみます。
ルイ・ヴィトンの平均年収は?
ルイ・ヴィトンのバッグやお財布はとても高いです。きっと売り上げもそれなりのはず。
では、ルイ・ヴィトンに就職したらお給料もたくさんもらえるのでしょうか?
そこで、「アパレル業界求人ガイド」というサイトでルイ・ヴィトンの平均年収を調べてみると……ルイ・ヴィトンジャパン社員の平均年収はこうでした。
接客販売部門
- 新卒入社5年目、20代の場合で年収350万~400万円
- 中途入社3年目、20代後半の場合で年収400万円ほど
総合職部門
- 新卒入社5年目、20代の場合で年収420万円
- 中途入社3年目、20代半ばの場合で年収500万円
- 中途入社5年目、30歳の場合で年収600万円ほど
上に記載した年収のケースを見て分かるとおり、接客部門よりも総合職部門の方が年収が高くなっています。また、勤務継続年数が長くなると昇給していきます。
しかし、50歳をピークに、お給料は徐々に下がってくるようです。
ちなみにルイ・ヴィトンの全体的な平均年収は700万円代のようです。
そして初任給は月給20万円程度。働き始めは年収が300万円届くか届かないかくらいですが、ボーナスはしっかり年に2回あるのはいいですね。
年収にかなり開きがある
ルイ・ヴィトンの平均年収は高めですが、年齢やお店の場所によって、年収に大きな開きがあるようです。
先ほど少し触れましたが、年齢的な年収のピークは50歳。ルイ・ヴィトンに勤めている50代の社員の平均年収は、なんと900万円近くとなっています。
また、都心などセレブがよく来るお店は売り上げも高いため、そういう店舗への就職・転職だとお給料がよく、年収が高くなります。
客足の少ないお店は、いくらルイ・ヴィトンであっても年収はそこそこにとどまってしまうようです。
ルイ・ヴィトンへの転職を検討しているなら、そこのところもチェックしたいところですね。
ルイ・ヴィトンへの転職の難易度は?
就職の難易度をまとめている「就職難易度」というサイトを見てみると、ルイ・ヴィトンへの就職の難易度は10のうち8で、「やはり難しい」ということです。
ルイ・ヴィトンへの転職はどうしてそんなに難易度が高いのか?
ルイ・ヴィトンでの接客は、質の高さが要求されます。なぜなら、富裕層を相手に商売をしているからです。それで、中途採用の場合、一流ホテルや高給レストランでの接客経験のある人が優先して採用される傾向にあるようです。
さらに、いろいろな国のお客様を相手に接客サービスをするため、英語をはじめ、中国語なども堪能であることが求められます。
語学は転職後に勉強すればよいケースもありますが、もともとビジネスレベルの会話ができるのであれば、採用のさいに有利になることでしょう。
求人情報はこまめにチェックしましょう
ルイ・ヴィトンでは、接客販売部門での中途採用のチャンスが比較的多いようです。総合職部門では基本的に新卒のみが募集対象になるので、中途採用は大変まれです。
でも、営業やマーケティング、経理、人事、経営企画、広報、法務などの分野で募集がかかることがあります。
ルイ・ヴィトンへの転職を狙っているなら、求人情報をこまめにチェックするとよいでしょう。
(文/河原まり 写真/Tooykrub / Shutterstock.com)