有給休暇を取得する金銭的価値を考えてみる

年収を上げたい        2017年02月18日

ゆとりある生活

(この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。)


  • 「世界一勤勉な国」「働き過ぎ」「社畜」「奴隷」などなど好き放題言われがちな日本人サラリーマン。

    「残業代ゼロ」法案が閣議決定され、世間の流れも変化を見せようとし始めているが、一方で依然として夜遅くまで当たり前のように働き続けている企業戦士、社畜が沢山いることを忘れてはならない。

    今回は今の日本の有給休暇取得状況についてデータを元に紹介し、その実態を考察したい。後半は当社が独自に取ったアンケートを紹介し、彼らの生の声をお伝えしようと思う。

    全世界レベルではまだ有給休暇後進国である日本

    ホテルや航空券の予約サービスを提供しているエクスペディアが定期的に調査している有給休暇国際比較調査によると、我が国日本は2014年の調査において25カ国中、24位と最下位を脱したようである。

    それでも消化率にして50%、それ以外の多くの先進国でも70%以上の取得がデータから見て取れる。

    世界最高位であるスペイン、フランス、ブラジルが30日ある有給休暇のうち30日を全消化しているのに対し、日本は20日あるうちの10日しか消化していないのである。

    しかも日本の国民の祝日は2015年現在で15日であるから、これを加算したとしても25日で、データのうえでもトップの3国にまだまだ開きがあるのである。

    有給休暇取得という面からみれば、日本はまだまだ後進国であることは否めない。

    約100名に聞いたアンケートでもほぼ同様の結果が

    データのうえでは毎年土日の週末以外に25日の休暇が取れているとされる日本だが、この結果に首を傾げる人も多いのではなかろうか。

    「10日も取れりゃ上等」
    「去年休んだのはインフルエンザにかかったときだけでした」
    「有給休暇取りますなんて言えない」
    そんな声が聞こえてきそうだが、そんな声の実体をより知るために、約100名に向けてアンケート調査(ミルトーク調べ)を実施した。

    まずは定量的な結果からお伝えしたい。

    • 取れてる   : 39件(40.2%)
    • 取れてない  :58件(59.8%)
      計97件(100%)
      ※インターネットによるアンケート、サンプル数97名(10代~60代男女)、調査日時は2015年3月25日

    ご覧のように、先ほどのデータと比べて約1割の差が見て取れた。しかし、注目すべきは取れてない人の悲痛な声だった。いくつかピックアップしてご紹介したい。

    ここ3年間で1日しか使ってないです。(20代・女性)
    年間20日ありますが、年に1日取るかまたはゼロです。(50代・男性)
    ほぼ取っていません。 何一回の風邪の時ぐらいです。(40代・男性)
    とったら非難されます(30代・女性)
    冠婚葬祭くらいしか有給使うなオーラが会社からプンプンします!!年1日ですかね!(30代・男性)

    と、「取りたくても取れない」実態が依然として根強く残っていることが伺えた。

    有給休暇は1日の給料分がそのまま明日の活力となる

    まだまだ休暇を大事にしない日本。取得する・しないは個人の自由意志なので、強制するつもりもないが、取得をしないのは実にもったいないことなのである。

    日々の仕事から離れ、平日に外に繰り出すことによって新たな視点を手に入れることができるであろう。

    また、週末に混雑する場所でも平日ならゆったりと楽しむことができ、同じ料金でも何倍もの楽しみ方が味わえるはずだ。

    具体的な金額に落としてみよう。先のデータにあった、日本人の消化日数である10日に、国税庁「民間給与実態統計調査」による30代男性の平均日給をかけてみると、

    19,520円×10=195,200円

    と、およそ200,000円分の至福を得る権利があるとも解釈できるのである。これだけの権利をみすみす見逃すのはあまりにもったいないものではなかろうか。

    (文/HOW MATCH編集部)

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