教育に必要なお金は1000万円、老後までに貯めておきたいお金は3000万円といわれています。貯金が苦手!という人でも簡単に始められる貯金方法について紹介します。
【この記事の目次】
頭ではわかっていても貯金ができない!
「貯金なんてしたくない!めんどくさい!」
だけど、将来の不安もあるし貯金しなければいけない。
定年を迎えて仕事を終えた後に貯金が0なんてことにでもなると、生活保護に頼りきりになることは避けられないでしょうし、老後に充実した生活なんて送れるはずもありません。
子どもがいる家庭では教育にもお金が必要になります。子どもが大学を卒業するまでに必要なお金は1000万円とも言われており、子どものことを考えても、貯金の重要さは実感できるのではないでしょうか。
しかし、頭ではわかっていても貯金を継続的に毎月するのは、なかなか簡単なことではありません。
今回は貯金で上手く行ったことがない!という手取り月額30万円の人が実践できる貯金方法についてまとめてみました。
毎月確実に貯金するための方法とは
主に貯金ができない人の特徴としては、意外にも最初はやる気に満ちあふれていて、上手く続けられる人が多いです。
しかし徐々に時間が経つにつれ、少しお金が必要だから貯金からお金を取り出そうとしたり、貯金のルールを守らなくなったりするのです。
そうして結局決めた貯金のルールが曖昧になり、気づいた頃には貯金もしていなければ、自分の好きなだけお金を使ってしまっているのです。
誰でも自分の意志を決めた時は順調に貯金できるのです。しかし、長い目で見るとどうしても貯金を続けるのは案外難しいのです。ではどのようにすれば、堅実に貯めることができるのでしょうか。
まずは強制的に貯める仕組みを作る
まず必要なことは貯金を貯める仕組みを作るということ。任意で貯金をしていても上記のように長続きしにくいので、堅実な貯金方法とは言えません。
それならば、いっそのこと強制的に貯金するための仕組みを作ってしまった方が早いと言えるでしょう。そのような強制的な貯金方法とは具体的にどうすればいいのでしょうか。
給料が増えても貯金は増えない!?
貯金を貯めるためには「持っている以上のお金は使えない」という考えが必要です。
多くの人はお金がもっとあればいいと考えるようですが、宝くじの1等当選者の7割が自己破産しているという現実があるように、お金を多く持っていても結局のところ貯金ではなく、借金が増えるばかりになってしまう恐れすらあるのです。
ですから貯金をするためには、さらにお金を稼ぐという思考が必要なのではなく、自分の今の給料が振り込まれるときに、始めから自由に使えるお金の上限を最初に設定してしまうのです。
そして設定金額以上のお金は別の口座にでも入れるといいでしょう。
そうすることによって口座に残ったお金の中で生活するようになります。残ったお金で生活するためには無駄を削り落とすしかないので、自然と無駄遣いを減らすことができるでしょう。
財形貯蓄を利用しよう!
それでもまだ貯めた貯金を引き出してしまうという人は会社の財形貯蓄を利用しましょう。
財形貯蓄は給料やボーナスから天引きされるために、強制的に貯金することができますし、引き出すときも会社を通した手続きが必要なので、お金を引き出すだけでも面倒です。
このような強制的にお金を貯めるけれど、引き出すときには面倒という貯金の仕組みを作ってしまうと、あとは何もしなくても勝手にあなたの貯金口座に毎月1万円、2万円と振り込まれていきます。
財形貯蓄には資金が自由に使える「一般財形貯蓄」の他に老後の資金準備をしたい人向けの「年金財形貯蓄」や、将来、住宅の購入やリフォームをしようと考える人向けの「住宅財形貯蓄」など様々な種類があるので、目的にあった貯蓄ができるのも魅力の一つですよね。
自分にあった貯金方法を見つけよう
今回は意外と給料を使い切りやすい手取り30万円の人向けに堅実な貯蓄方法について紹介させていただきました。自分にあった貯金方法を見つけることで上手に自分の資金を増やして行きましょう。
(文・河崎鷹大)