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投資信託のREITとは何なのか?選び方のポイントは?

投稿日:2016年3月3日 更新日:


あまり聞きなれない海外REITとはなんなのか?

REITはReal Estate Investment Trustの略称で不動産投資信託のことです。リートと読みます。投資対象となる不動産に投資をすることで賃料収入など運用によって得たお金を元に分配される仕組みになっている金融商品で間接的に不動産に投資することができます。

個人投資家の間で人気が拡大

日銀が追加金融緩和を行ったことによって国内REITを毎月75億円、年間ベースで900億円買い入れていくことが決まり、この日銀の買い入れは非常に大きな支えとなったことから国内REITの下値不安は当面はないと考えられているのですが、それでもREITは基本的に利回り商品である為、分配金が増えなければ価格が上がったとしても利回りは下がってしまいます。

今の日本では分配金の基本となるマンションやアパート、オフィスなどの賃貸マーケットは不況が続いており回復がまだ見えないことから分配金の増加が見込めないと考えられていることから国内の不動産ではなく、海外REITで海外の不動産に投資をする個人投資家が増えているのです。

もともとREITには売買手数料が安い、税コストが安い、不動産の個別リスクが無い、売買しやすいなど不動産の直接投資に比べると何かとメリットは多かったのですが更に海外に目を向けることによって期待収益率が高くなるので海外REITが個人投資家の間で人気となっているのです。

人気の理由はその高配当

投資をするのであればやはり高配当というのは大きな魅力となるでしょう。海外REITの場合はメインはアメリカのUSREITがメインとなり、利回りは日本と変わらないのですが、景気が回復することによって経済成長率や物価上昇率が強くなり、下値不安は少なく分配金は増えることから今後も価格の上昇が見込めるとされています。また円安が進むことで為替差益を得ることもできダブルでお得になるのです。

2種類の投資方法がある

日本国内に限らず海外にも存在するREITは利回りの良さや分配金の高さを売りに銀行や証券会社は積極的に販売を行っています。

ではそのような方法で海外REITに投資をすることができるのでしょうか。東京証券取引所に一部を除いて海外のREITは上場をしていないことから海外REITには二つの方法があります。

1.国内で販売されている投資信託を通じて投資

証券会社や銀行などで販売されている投資信託を通じて海外の不動産に投資をする方法であり、毎月分配型が主流となっていますさまざまなファンドがあり、銀行や証券会社で気軽に購入することができます。

また為替の変動リスクに対しての回避行為である為替ヘッジはありとなしの両方から選ぶことができます。ただし海外REIT型投資信託のデメリットは手数料率が高いことが挙げられます。

2.海外の上場投資信託(ETF)を通じて投資

海外の上場投資信託(ETF)を使ってREIT投資をする方法で、海外REIT型投資信託は自分でREITを運用するわけではなく、ただ単に海外ですでに運用されているREITを購入しているだけです。

これに対して海外ETFを使うことで証券取引所で株と同じように売買することができ、ETFは特定の指数などに連動するように作られています。海外ETFは手数料が安いのでコストがかからないことが一番のメリットですが、原則としてはドル建てとなるので為替の値動きも影響します。

これから海外REITを検討している方へ

月数万円から始めることができ、期待収益率は国内REITよりも海外REITの方が高いとなれば高配当利回りという意識から海外REITを検討するのではないでしょうか。

海外ETFなら地球の裏側の不動産も買える!

ETFの場合は例えば日本のREIT指数に連動するように作られているのが日本で上場しているETFであり、このETFを一本購入しておくことによって日本の全てのREITに投資をすることができるようになります。

海外にもこのようなETFは多くあり、米国の大型REIT指数に連動するETF、米国以外の世界先進国のREIT指数に連動するETFなどがあり、この二つのETFを購入することで世界の不動産に投資することができるようになります。

海外ETFを使った投資がよりお得になる!

海外ETFを購入する際に知っておかなければならないのが海外ETF特徴です。

  • 管理手数料が安い代わりに購入手数料が高い。
  • 海外ETFは購入、売却金額に依存しない定額の購入手数料がかかる。
  • 海外ETFを購入する場合は証券口座で外国為替取引口座を開設して外貨を購入する必要がある。
    (この時には為替手数料が発生する)
  • 海外ETFは源泉徴収つきの特定口座が使えないことがほとんどで確定申告は自分で行なう必要がある。

などがあります。国内ETFの方が何かと使い勝手がいいのでは?と思ってしまうのですが、国内ETFの場合は通常の投資信託と比べると少なく、国際分散投資できるファンドもないのが現状です。

安いコストで世界中に投資分散することができる海外ETFがお得ではないでしょうか。

(文/中村葵)

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