ポケモンGOがマスコミに叩かれるのは、広告費0円だから?

節約・貯めたい        2017年01月30日

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  • 大人気のスマートフォン向けアプリ、ポケモンGO。

    今や世界中のファンに楽しまれているこのゲームは、街を歩いて画面上に出現するポケモンを捕獲したり、アイテムを拾い集めることができるなどのシステムが大いに人気となっている。

    国内リリースの7月22日以来、老若男女問わず、多くのユーザーを獲得するに至ったお化けコンテンツだ。

    ところが最近、このアプリについてはネガティブな印象を抱いてしまう報道も少なくない。

    報道、話題にしまくってからの熱い手のひら返しに疑問

    前述のとおり、ポケモンGOはたしかに人気のゲームだけど、それだってたかがスマホアプリである。

    否定、肯定問わず、そんなただのアプリに対して、リリース当時から、メディアは特集を組むなどして大わらわだ。

    ワイドショーで、レポーターが実際にスマホを手にして右往左往する様子を僕も観た。

    絶対にゲームなんか興味なさそうな中高年レポーターが、「ああ! いましたいました!」とか言いながらポケモンを捕獲していく映像。誰がそんなの見たかったんだろうか。

    ぶっちゃけ「わざわざテレビでやることか」と思いながら画面を眺めていた。

    なんというか、無駄に扱いが過剰なのだ。

    翻って現在では、ポケモンGOについてテレビで見聞きする情報は、やれ「事故の原因」だの、やれ「深夜の補導が相次いでいる」だの、心象の悪いものばかり。

    ユーザーがポケモンを追って車道を無理やり移動するVTRも、もうお腹いっぱいになるまでリピートされている。

    そもそも自分たちが、ポケモンGOがリリースされた瞬間からブームを焚き付けておいてこれである。

    たかがアプリがどうしてここまで槍玉に?

    最近では、スマホを使いつつの運転中の事故なんかが報じられると、大抵その原因として「またポケモンGOが……」という具合に紹介されている。

    11月4日には岡山市のバス運転手が、運転中にこのアプリを使っている様子がネット上にアップされ問題となった。

    この際には乗客はいなかったということだが、たしかにこれは罰せられるべき事態である。

    また、10月26日には、愛知県で小学生の男の子がトラックにはねられ亡くなってしまうという事故が発生した。

    運転手の男は、運転中にポケモンGOをやっていたという。全くとんでもない話だ。

    どちらの事例も、はっきり言って大人としての最低限のルールを逸脱した、最低の行為でしかない。

    ただ、僕は甚だ疑問に感じるのだ。

    これ、「スマホ操作中の事故」と報じちゃだめなのか?

    わざわざ「スマートフォン向け人気ゲームアプリのポケモンGO操作中に引き起こした事故」と報じる必要があるのだろうか?

    これまでにスマホが原因で起きた事故なんていくつもある。

    それらの事故を報じる際に、いちいち「この事故では、○○容疑者がスマホの××というゲームアプリに熱中するあまり~」みたいな報じ方、あっただろうか?

    僕はポケモンGOはやってないし、そもそもガラケーなのでこのゲームアプリのことなんてどうでもいいんだけど、さすがに昨今のマスコミのポケモンGOありきの事故の報じ方は、公平性に欠けると感じる。

    なぜポケモンGOだけが叩かれるの?やっぱり広告出してないから?

    第一、事故についてのニュースについて視聴者が知りたいことって、容疑者が事故当時やっていたゲームのタイトルなんかじゃないだろう。

    そんなこと知りたいと思う奴なんかいない。

    百歩譲ってどうしても事故当時どんなアプリを開いていたのかを報じたいのであれば、いっそのこと容疑者がどんなメーカーの車に乗っていて、どのキャリアのスマホを使っていたかという点までしっかり報じて「またこの車、このスマホが原因の事故です」と言ってやればいい。

    こんなことをマスコミに提言したら、きっと「それはバカげている」と鼻で笑われるだろう。

    だけどマスコミのポケモンGOありきの事故の報じ方は、これと同じことだ。

    何故マスコミはポケモンGOに肯定的でないのか。

    理由を考えあぐねたものだけど、結局僕が思い当たるのは1つしかない。

    これはとっくの昔に大勢が導き出した結論だし、既にネット上にもこの手の記事なんかも数多とあるわけだが、やっぱり広告費がかかっていないところに全ての原因があると思う。

    考えてみればこのゲームアプリ、CMも打たないのに大人気なのだ。

    これは広告費をメディアに払いまくっている競合他社にとっても、その広告費をもらっているメディア側にとっても厄介者以外の何者でもないはずだ。

    広告費を出し、それを上回る収益を得るという当たり前の構図。ポケモンGOは、その構図を脅かしているのだろう。

    だからわけの分からない報道でネガティブなイメージが拡散されている。

    広告費は正義だ。

    広告費を出して宣伝をしているゲームアプリであれば、どんな悪辣な課金体系であろうと、良心的とも言えるポケモンGOの課金システムよりも、遥かにクリアということになるのだ。

    (文/松本ミゾレ)

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    松本ミゾレ
    2011年活動開始。恋愛コラム、パチスロホール取材記事、某大手企業専属ライティングなどを手広くこなす、ゆるふわ系三文ライター。著作出版の経験も意欲もない、地方都市在住の意識低い系物書きを是非応援してください。ちなみに特技はタイピングと、松前漬けをほぼ無尽蔵に食べ続けることです。

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