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定額音楽配信サービスを比較!どこが本当に得なのか?

投稿日:2016年1月29日 更新日:


音楽の電子化のキッカケとなったiTunesの登場からはや14年。著作権の問題やさまざまなサービスの登場などがありましたが、音楽の電子化はひろく普及しています。

レコード、CD、カセットテープ、MDなど決まった曲だけを持ち歩く方法は廃れ、今ではクラウド上にすべての音楽が保管されています。

そしてここにきてアーティストを震撼させたのが定額音楽配信サービスの登場。Spotifyとテイラー・スウィフトのトラブルは記憶に新しいですね。しかしSpotify一択だったのはつかの間、すぐにAppleとGoogleも追随してきました。

今注目されているサービスは3つ

定額音楽配信サービスの先駆けとなったのはSpotifyです。基本は無料であり、より快適に使いたい場合のみ有料となるタイプです。

とはいってもSpotifyの登録曲数は3000万曲以上であり、邦楽はありませんが洋楽なら大抵の曲は見つかります。日本でのサービスが開始されていないのが残念な点ですね。予定はあるようですが

そしてパソコンで音楽といえばiTunesでありAppleです。iPodの普及とともにユーザーが増え、一時は外で音楽を聞いている人のほとんどがiPodを持っていました。

そんなAppleが提供するのがApple Music月額980円で数100万曲を聞ける上に、今なら3ヵ月無料トライアルもあります。

そしてネット上でさまざまなサービスを提供しているGoogleが始めたのがGoogle Play Music。日本以外では音楽をクラウド上で管理できるサービスとして知られていましたが、定額音楽配信サービスとともに日本でも登場しました。

こちらはApple Musicより若干安い月額780円で3,500万曲が楽しめます。

年間12,000円は得?

今までCDのリッピング(ファイルの取り込み)をしていた場合と比較すると「月額1,000円なら安いかも」と思ってしまいますが、本当に安いのでしょうか?

年間12,000円は得?

結論から言ってしまうと安くはありません

その理由として「聞きたい楽曲がない」という点です。もちろん聞きたい楽曲のすべてがないわけではありませんが、一部の楽曲がないだけでも今までのCDリッピングとは比較できないのです。

つまり音楽を楽しむ新しいスタイルとしては優秀かもしれませんが、自分の好みの楽曲だけを集めて管理するスタイルとは全くの別物です。

自分が聞く曲がメジャーなものばかりでほぼすべてが定額音楽配信サービスに登録されているなら話は変わってきますが、そういったケースはかなりまれでしょう。

定額音楽配信サービスはラジオやCATVの音楽専門チャンネルと競合するサービスであり、CDのリッピングとは異なります。完全に競合しないわけではありませんが、定額音楽配信サービスを使い始めたからといってCDのリッピングが必要なくなることは有り得ないでしょう。

当面は別枠として考えるのが吉

つまり現時点ではCDのリッピングと定額音楽配信サービスは別物として扱うべきです。海外からスタートしたサービスばかりなので邦楽のラインナップが少ないですし、洋楽もすべてを網羅しているわけではありません。中には原曲ではなくオルゴールアレンジばかりだったものもあります。

今後の成長次第ではCDリッピングに代わるサービスとなる可能性もありますが、現時点では比較対象ですらありません。ラジオに対して月額1,000円払えるのか、と考えるのが適切でしょう。

とはいえ定額音楽配信サービス周辺の機能もかなり便利です。クラウド上の楽曲をストリーミングで聞けるので容量を気にする必要もありませんし、好みに合いそうな曲を自動で選んでくれるラジオ機能も秀逸です。

気になる方は無料期間を利用してみるのがいいと思います。各サービスで無料期間が用意されているので、良し悪しを判断するにはちょうどいいでしょう。

まだまだ改善の余地があるサービスですが、今後の成長に期待したいサービスですね。現時点でも使いどころは多いサービスだと思うので、一度使ってみてもいいかもしれません。

アップルミュージックは買いなのか?

突然だけど、あなたは最後にお金を出して音楽コンテンツを購入した日を覚えているだろうか?僕の場合はたしか、去年の今頃にリリースされた邦楽アルバムをネット通販で手に入れたのが最後だったと思う。

今は音楽もダウンロード形式での販売が増えてきたし、主流になってきていると感じる。だけど、僕は考え方が古いのか、やっぱり手元に残るものが欲しい。

ジャケットのデザインしかり、歌詞カードしかり、ディスクやレコード盤しかり。手に入れたという実感を得たいから、いまだに実体のないデータには興味がいかない

7月よりアップルミュージックがスタートしたが、

さて、7月1日よりアップル社がストリーミング形式の音楽配信サービス「Apple Music」をスタートさせた。ミュージックアプリにストリーミング音楽配信機能や、インターネットラジオを聴くための機能が統合された新サービスで、月額980円から利用できるということだ

なるほど、便利になったものである。通勤、通学のお供に最適だし、月額980円払えば数百万曲が聴き放題になるというのだから、「常に音楽が耳元に流れていないとダメ!」という人には最適なコンテンツだろう

ただ、これを僕が利用するかと聞かれれば、答えはNOとしか言いようがない。

ストリーミング配信より実物が欲しい

前述のように、僕は気に入った音楽は、CDやレコードとして手元に置いておきたい。データとして持っていても、なんとなく所有欲が満たされないのだ。

そりゃあCDやレコードは通勤、通学中に聴くことは困難だけど、基本的に移動中は耳にイヤホンを差すと、うしろから来る車のエンジン音が聞こえにくくなったりして、危険も多い

不慮の事態への対応も遅れるので、個人的には不要と感じている。実際それで事故も起きているしね。

それに、ぶっちゃけた話、どうしてもCDやレコード以外の方法で音楽を聴けと言われたら、もうYouTubeの公式PVといっしょに流れる楽曲を聴くだけでかまわない

要はデータ配信サービスに、月額たった980円であろうと払いたくはないというのが本音だ。

しかも僕は31歳のおっさん。アーティストでもないし、今更熱心に音楽を聴くこともないし、「NO MUSIC, NO LIFE」とか言っちゃうタイプとは仲良くなれない。

それと現実的な話として、せっかく利用しても好きなアーティストの好きな楽曲を100%カバーしている保証がない。この手のサービスで必ず経験することだけど「あ、あの曲がないんだ…」という苦い思いを、これ以上味わいたくないのだ。

断言するけど、こういうケースは「Apple Music」でも絶対待ち受けているぞ!

インターネットラジオの魅力?

「Apple Music」のウリのひとつ、インターネットラジオ聴き放題というメリットにも疑問を感じる

ネットニュースを見てみれば、ロサンゼルスやらニューヨークの人気DJのラジオ番組が聴けると紹介されている。そのほかにもジャンルごとに色んな楽曲が流れるネットラジオなどもあるのだとか。

これって、日本のユーザーがどれだけ魅力に感じるのだろうか?海外の人気DJのラジオ番組を聴くには、当然語学も堪能じゃないと十分楽しめない

少なくとも、仮に僕が「Apple Music」を利用したとしても、インターネットラジオに興味をもつことがないはずだ。日本人がDJをしているインターネットラジオも聴けるとしても、特にうれしくはない。

それでなくても現代では、音楽と同じくらいかそれ以上に魅力的な娯楽は僕たちの身のまわりにたくさん転がっているのだから

月額980円で聴き放題は間違いなくお得

ネガティブなことばかり書いてしまったけど、このサービスは僕のような古いタイプの考え方をする人間にはハマらないというだけの話。実際にはリリース直後から大人気になるのかもしれない。

しかし、月額980円で楽曲聴き放題というのは間違いなくお得なので、音楽好きなら利用してもいいだろう。

月額500円のLINE MUSICは?

音楽に相応の対価を支払うという考え方は、もしかするともう過去のものになりつつあるのかもしれない。

今年の夏に無料通話アプリでおなじみのLINEが、ミュージックアプリの配信をスタートした。若い女優さんがスマホで音楽を聴きながら踊るという、超ありがちなCMは目にした記憶はある。

このLINE MUSIC、リリースからぼちぼち3ヵ月が経過する。このサービス、当初は無料期間が設けられていた。
その無料期間を過ぎたところで、今度は月額500円の正規サービスはスタートしたというわけなんだけど、既に利用者が激減したようだ。

若い世代は音楽に投資を惜しむのか?

LINEそのものは、幅広い年代に利用されている。
が、音楽をLINEで楽しむとなると、より若い世代に合致したサービスを意識していたはず。
だからこそ若者ウケのするようなCMを打ち出していたんだろう。

ところがこれが誤算も誤算。どうやら当初の目論見よりも、無料期間が過ぎた後にサービス継続を切望するユーザーは、そう多くなかったようなのだ。
一体何が問題だったのか。
個人的には今の若者世代にとって、音楽は無料で楽しめるものであるという考えが浸透し切っていたからと考える。
さほど音質にこだわらない人にとっては、音楽はYouTubeで聴ければそれでOKとする場合は多い。そもそも今の若者はあまりお金を持っていない。
車を欲する若者ですら減っているという時代に、音楽にかける費用は削ってしまうのは当たり前だ。

ましてLINEは無料通話アプリ。
無料で使い出したサービスの新機能が課金制となったら、やっぱり使いたくはないと考えるユーザーは多いはず。
しかも、このサービスって月額500円(学割で300円)と手軽ではあるものの、月に再生できるのは合計20時間という制限がある。
音楽を聴きながら寝落ちしてしまえば、それだけで大損こくというわけだ。

もっとも、時間無制限契約もあるにはあるが、そちらは月額1,000円と倍額になる。
はっきり言う。高い。
これなら別のサービスを選ぶ方がいい。

無駄な機能の充実より音楽のラインナップを優先して!

それにしてもLINE MUSIC。曲数とジャンルが若年層をアテにしすぎて、僕のようなおっさんやおばさんが聴きたい曲があんまり多くない。
試しに1ヶ月だけ使ってるんだけど、ちょっと古い時代の楽曲となると、ほとんど聴きたいものがない。

ネット上でもこの点は問題視するユーザーが多いようだ。
中には「え? あのアーティストの曲すらないの?」とあきれたユーザーの声も目に付く。
さすがにそのうちに曲数も増えていくんだろうけど、ちょっとお粗末かなぁ。

LINE MUSICの機能についてもちょっと一言。
このサービス、LINEでつながっている知人や、別のSNSに音楽をシェアできる。
でも音楽の好みなんて千差万別。「この曲は良いよ」とか言われてシェアされる知らない曲、聴く? 
こういう機能、要らないと思う。
それよりも曲数をもっと増やす必要があると感じた。

電池残量と通信料を気にして利用するほどのものではない

ユーザーというのはいつだってワガママだ。
しかも現代では、お金を出さずに文句ばかりはガンガンネットに書き込むユーザーも少なくない。
正直、月額500円を支払ってまで聴くものではないかもしれない。と思いつつ、それでも利用せずに文句を書くわけにもいかないので使ってみたようなところはある。
けどやっぱり、これでは使い続けたいと思う理由がない。他に優れたミュージックアプリはあるし、電池残量と通信料を気にして利用するほどのものでもないかなぁというのが、率直な感想だ。

(文/kaztel、松本ミゾレ)

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