年収1000万円以上の人が持つ“情報編集力”の実践トレーニング

年収を上げたい        2016年01月29日

情報収集力

(この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。)


  • 藤原和博氏が提唱する「情報編集力」

    「これからの時代は情報編集力があれば、年収1000万円から1億円は簡単に稼げる」と、HOW MATCH読者なら気になる記事がlogmi(ログミー)に掲載されていた。

    元リクルート社の研究員で教育改革実践家の藤原和博氏が言う情報編集力とは、どのようにして養われるスキルなのだろうか。若者の情報収集における問題点とともにお話したい。

    ネットの普及で情報収集に恐怖を感じる人が増加

    情報編集力についてお話する前に、まずは若者の情報収集についてお話したい。情報収集ができて、初めて情報を編集することができるからだ。

    最近、情報収集の方法が新聞からインターネットに切り替わりつつある。Gunosyやスマートニュースなど、さまざまなニュースアプリを使う人が増えたことからもわかるだろう。使い方によっては、インターネットで新聞以上の情報を収集することも可能だ。しかし、たくさんのニュースを読めることがデメリットもある。

    DIAMOND ONLINE上で株式会社セレブレイン代表の高城幸司氏が発言していたが、「毎日1時間以上、仕事のために情報収集しているが、役に立った記憶がない」「最新情報を見逃すのが怖い」など、「ニュースを読まないと、周りに取り残される」という恐怖心を抱えている人がいるそうだ。これでは、ニュースを読んでいても適切な情報収集ができているとは言えない。

    情報はアウトプットすることで価値を持つ

    そもそも「ニュースを仕事に役立てる」とは、どのような状態を指すのだろうか。いくつかのシチュエーションと、必要になるニュースの例を考えてみたい。

    その日のTOPニュースは、職場の同僚やクライアントとの商談時、ニュースで集めた話題が会話のアイスブレイクになることがある。あまりニュースを見ない人でもTOPニュースくらいは抑えているので、政治や宗教以外の話題があればネタとしてストックしておこう。

    自分の業界に関連したニュースは、新商品の企画や営業・販売の方針を考えるときにも大いに役立つ。市場のニーズや法改正などは業務に直結するものも多いので、欠かさずに集めておきたい情報だ。

    時短術をはじめとしたビジネスハックや、最新のガジェットの発売情報といったニュースもある。アイディアを実践したり、商品を購入したりすることで、仕事効率化ができるかもしれない。

    いずれの場合も共通しているのは、インプットした情報をアウトプットして初めて意味があるということだ。常にアウトプットを前提に情報収集を心がけると、洪水のように訪れるインターネットの情報を整理するのに役立つだろう。

    覚えておきたい“編集”の意味

    冒頭で述べたとおり、これからの時代は、情報収集からもう一歩踏み込む必要がある。藤原氏は情報編集力が大切だと述べているが、編集はどのような行為なのだろうか。ライターと編集者を例に考えてみたい。

    編集とは、集められた無数の情報のうち、必要な情報のみを整理してつなげ、新たな情報として発信する行為だ。記事の世界で考えてみると、情報を集めて文章にするのがライターだ。一方、わかりやすくするために文章の加筆添削をして、書籍やWebサイトへ掲載するのが編集者である。

    編集者の役割は、ライターが集めてきた情報を整理して、メディアを通じて公開することだ。そして、編集するにあたって大切な3つの仕事がある。

    1. 一定の判断基準に基づいて不要な情報を削除する
    2. 無関係に見える複数の情報をつなぎ合わせる
    3. 複数の情報をつなぎ合わせて浮かび上がったことを意見や主張とする

    ここまで、ライターと編集者の関係を事例に考えた。「藤原氏の情報編集力」と「ライターと編集者の役割」の話題を結びつけること自体、編集と考えることができる。もっと意外な切り口から「情報編集力」について説明することもできるだろう。

    情報編集力は“疑問”を持つことで養われる

    最後に、情報編集力のトレーニング方法だ。以前、私が師と仰ぐライター・編集者のKさんから教えていただいた編集技術の鍛え方がヒントになる。以下、Kさんの発言を要約し、トレーニング方法としたい。

    今、あなたが読んでいる情報は、ライターや編集者の手によって作られている。「偏向報道」という言葉もあるが、メディアのポリシーというフィルターを通じ、情報の必要性の可否を判断した結果だ。だから、複数のメディアが同じニュースを扱っているとき、どのように報じているか考え、疑問を持つようにすると編集技術が養われる。

    おそらく、情報編集力のトレーニングは無数にあるだろうが、私の場合はライターなのでこの方法が合っていると感じた。

    テレビや雑誌、インターネットなど、メディアの情報は常に編集行為が行われ、手元に届いている。あなたなりにニュースの読み方や情報の使い方を工夫し、情報編集力を磨いていこう。

    (文/安藤悟・エストリンクス

    タグ: ,
    安藤悟
    安藤悟
    1987年、静岡県出身・在住。株式会社エストリンクス代表取締役社長/静岡のローカルWEBマガジン「miteco」( http://miteco.jp/ )編集者。10年以上ロックバンド活動を続けている。愛聴するジャンルはシューゲイザー、ポストロック、激情ハードコアなど。主に、音楽とお金についての話題を執筆する。

    TOPへ

    ページトップへ戻る