エコロジストが聞いて呆れる!光熱費0円生活の杜撰なカラクリ

節約・貯めたい        2016年06月09日

(この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。)


  • 現在のエネルギーを浪費する生活から脱却すべく、よりエコロジーな生活を目指す人々がいるようだ。

    こういう風潮、断捨離やミニマリストなどという言葉に関連して、よく話題に上がりやすい。

    たしかに現代には、余分な物も、余分なエネルギーも横行しているように思える。

    そもそもエコロジストとは、生態学者のことであるが、現代ではこの言葉の濫用も目立つ形となっている。実例があるので紹介したい。

    僕の出会ったエコロジスト

    こういう仕事をしていると、色々な人に出会うこともある。中には、胡散臭い人と知り合うことだってある。

    3月のおわりに、ある集まりで出会ったRという女性。この女性などは、個人的に今世紀もっとも胡散臭い人間であった。

    Rはエコロジストを自称していた。前述のように僕は生態学者と思って接していたんだけど、出会って3分も話をすると、どうもそういう肩書きではないように思えてきた。

    そこでRに単刀直入に「生態学者ではないのですか?」と質問したところ、こういう返しが。

    「せいたい……何それ?私は現代日本の環境問題について真剣に考えているの。学者じゃないとそういうことを表明してもいけないの?」

    僕は随分と気が長いタイプだけど、こんな返答をされて良い気分がしないわけでもない。

    当然のように「エコロジストって言葉の意味(※)を、あんた知らないの?」と言ってやったところ「そんなの関係ないじゃない!」と返され、軽い口論になってしまった。
    (※エコロジスト……生態学者。また、自然環境保護の考えをもち、行動する人。 大辞泉より)

    自称エコロジストの素晴らしい(?)功績

    まあ良い。良くないけど良い。彼女がそこまで環境問題について真摯に考えているなら、この際肩書きは関係ない(自分が名乗ってきたんだけどね)。

    僕はRに、彼女がどうやってエコロジーな生活を実践しているのか。これを聞いてみたところ、彼女は自慢げに1枚の紙を取り出してきた。何のことはない。ただの電気料金の明細である。

    その明細に印刷された数字は、確か1,500円程度だった。ということはRは、普段は家にいながら、ほとんど電気に依存しない生活をしているということになる。

    まだ朝夕は寒く、つい暖房に頼ることもあった時期だけに、これはなかなか節約している方だ。さらに、去年の夏には電気代0円も達成したという。

    ……だけど、それがどうしたんだろうか。

    「だから何なの?」と言ってみたところ、Rは怒り心頭。自分の節約術を洗いざらい聞かせてくれた。覚えている限り、箇条書きでご紹介していきたい。

    • エアコン代を節約するために、エアコンの効いたカフェに入り浸る
    • カフェはコーヒーを頼むとお金がかかるので、端っこの迷惑がかからない席に座って、水筒に入れたお茶を飲んで読書
    • 本は買うと金がかかるので、図書館を使う
    • トイレットペーパーは使うと減るし、水道代もかかるので、近所のコンビニにトイレに行く
    • 携帯の充電は、知人の家で許可をとって行っている

    と、ざっと覚えている限りでもこんな具合だった。

    これを悪びれることもなく、恥ずかしいと思うこともなく、堂々とドヤ顔で披露しているので、僕は当然のことだが、周囲の人々も笑ってしまった。

    そもそもこれでは根本的なエネルギー問題の解決になっていない。自宅でエネルギー消費を抑えたところで、他所で本来自宅で行う消費をしたのなら、結局何の意味もない。

    ただRがとんでもないドケチだという事実を、エコロジストの名を借りて誤魔化そうとしているだけだ。

    エネルギーに頼らない生活は送れない

    Rの一連の自慢は、言ってみれば他者依存であり、自分の家の電気代を節約しているケチ自慢に過ぎない。

    この手の人間は自分の行動を客観視することができないので、他人である僕は軽蔑こそすれ、彼女の考えを正す義理はない。ただ、エネルギーの浪費を抑えることと、消費を抑えるは違う。

    エコロジストを自称するなら、根本的なエネルギーの消費を、個人単位でいかに抑えることができるかに熱を上げてもらいたい。それができないなら、自宅で電力を消費し、その対価を払う当然の生活に戻ってもらいたい。

    (文/松本ミゾレ)


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    松本ミゾレ
    2011年活動開始。恋愛コラム、パチスロホール取材記事、某大手企業専属ライティングなどを手広くこなす、ゆるふわ系三文ライター。著作出版の経験も意欲もない、地方都市在住の意識低い系物書きを是非応援してください。ちなみに特技はタイピングと、松前漬けをほぼ無尽蔵に食べ続けることです。

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