風俗嬢のリアルな給料・年収事情

年収を上げたい        2016年01月19日

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風俗嬢の年収

(この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。)

「今、女子大生が充実した学生生活を過ごすべく、身体を売って学費を稼いでいる――。」2015年10月13日に発売された『女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル』(中村敦彦著)は、女子大生が風俗嬢を選ぶ理由に迫った衝撃の作品だ。

今回は、私が敬愛する中村氏の著書発行を記念し、風俗嬢のリアルな年収事情をまとめた。

風俗はセーフティネットになりうるか?

中村氏によると、女子大生風俗嬢たちは「風俗を選んでよかった。」と口をそろえて話したという。事実、長引く不況で親からの援助は期待できず、仕事先はブラックバイトばかり。向学心があり、親の気持ちを想う女子大生たちは、学費を稼ぐために自ら風俗嬢の道を選んでいるわけだ。

「即金で30,000円をもらってすごいと思った。」

と、喜ぶ女子大生もいる。すぐに手に入る30,000円は、大学生にとってどれだけの価値があるか、お分かりいただけるだろう。

NHK『クローズアップ現代』は、「10代から20代で貧困に喘ぐシングルマザーの生活を保障する風俗産業は、セーフティネットだといわざるを得ない」と、若い女性の“リアル”を取り上げている。若い女性が風俗を選ぶ理由は、風俗店が住居や託児所を用意するケースが珍しくないからだ

暗い話ばかりではない。中村氏は著書『日本の風俗嬢』で、「高級ソープランドでは月収128万円を稼ぐ女性がいるのではないか」と、自身の調査に基づいた推計を発表した。

国税庁のデータに基づけば、年収1000万円以上の女性は1,000人中わずか6人に過ぎないが、風俗嬢はその夢が見られる職業のひとつだと言える。

風俗産業は、親の援助が期待できない女子大生や年収100万円台以下のシングルマザーなど、複雑な家庭事情に悩む若い女性たちの働き口となっている。さらに、高所得者層の仲間入りをすることも可能だ。

風俗嬢は、彼女たちを絶望から救い、夢を見せる職業なのかもしれない。

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地方の風俗嬢の給与はサラリーマン並み

「私も風俗嬢になったら稼げるかもしれない。」

……などと、あなたは安易に「風俗嬢への転職」を検討してはいないだろうか。しかし、現実はそう甘くない。

風俗がセーフティネットとなりえるのは20代まで。30代を過ぎると、「貧困から抜け出せない。」と嘆く風俗嬢が途端に増えるという。彼女たちは、毎日身体を売っているのに日当15,000円も稼げない

年齢だけでなく、地方勤務というだけで収入が減る可能性がある。中村氏が風俗嬢の給料事情を調べたところ、「地方のデリヘルでは月収25万円、ピンサロでは月収22万円程度」だったそうだ。おそらく、彼女たちの年収は300万円にも満たないだろう。

風俗嬢ほど不安定な仕事はない

残念ながら、風俗嬢の商品価値は若さと、採用されたお店によるところが大きい。

求人情報誌やサイト掲載の収入はほとんどが歩合制。「居心地がよいから」と、風俗嬢を続けていると、一時的に稼げたとしても年々収入は減少する。さらに、遅刻・欠勤のペナルティや店舗へ支払う雑費(店舗運営にかかる諸経費)などを考慮すると、風俗嬢の年収は想像以上に少なくなるのだ。

安定した収入や社会保障はない。いつクビになるかもわからない。最悪の場合、死に至る性病に感染するリスクもある。不安材料だらけの風俗産業をセーフティネットと呼ぶのは、ちょっとふさわしいとは言えないだろう。

風俗嬢に求められる素質とは?

風俗嬢として成功を収めるには、天賦の才とたゆまぬ努力が欠かせない。では、もし風俗で働くとして、きちんと稼ぐためにはどんな素質が求められるだろうか。

  • ルックスおよびプロポーション
  • サービスレベル
  • 接客および営業スキルとタフなマインド

ルックスおよびプロポーション

まず、生まれ持ってのルックスやプロポーションは大切だ。男性心理を明け透けに話してしまうと、これらは風俗嬢の価値を大きく左右する。どうしても、スタイルのよい美人が好まれるのは仕方ない。しかし、顔やスタイルは怠慢によってすぐ劣化する。風俗嬢には、芸能人並みの美意識や自己管理が求められるのだ。

サービスレベル

プレイ中のサービスレベルは経験や知識の差が出る。性行為や快楽を得る方法を貪欲に追求し、実践しなければならない。風俗嬢としてのプロ意識、そして向上心が求められると言わざるを得ないだろう。

接客および営業スキルとタフなマインド

そして、接客・営業スキルやマインドも重要なポイントだ。色恋商売という側面もある風俗産業は、男性客に恋愛感情を抱かせるだけで収入が大きく変わる。しかし、相手に対して罪悪感を持つ方もいるだろう。これを乗り越えて、レベルの高い接客や営業をこなさなければならない。

風俗嬢は楽に稼げる仕事ではない

中村氏は、「自信がないなら風俗嬢にはなるな」と、持論を展開している。たしかに、風俗嬢はアスリートや個人事業主並のプロ意識が求められる厳しい職業だ。

加齢や自らの怠慢によって、将来の貧困や性病感染など、新たな破滅を招く可能性も否めない。「楽して稼げる」と勘違いしているなら、風俗の世界に飛び込むべきではないだろう。

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キャバクラ嬢の平均年収は何円なのか?

新宿歌舞伎町で人気No.1のキャバ嬢、愛沢えみりの年収が2億円と話題になった。実際、「月収100万円稼げた!」という人も多く、キャバクラは儲かると感じる方もいるかもしれない。

しかし、なんとキャバ嬢の平均年収は384万円だというデータもある。私は、都内に暮らす友人のM子ちゃん(元キャバ嬢、27歳)に取材してみた。

No.3キャバ嬢のM子ちゃんと待ち合わせ

M子ちゃんとの待ち合わせ場所は、渋谷駅前にある某カフェ。私はソイラテをオーダーし、待ち合わせ時間の5分前から待っていた。このカフェに来たときは、ソイラテを頼むと相場が決まっている。

さて、M子ちゃんが来る前に、少し彼女のことを紹介したい。ルックスは内田有紀に似ている。
「“汚部屋”になるほどガサツな性格」
「常に声が酒焼けしている」
「髪型とファッションが奇抜」
「朝に弱く、よく遅刻するタイプ」
「男勝りな性格」
「現在の仕事はFXトレーダー」
など、キャラが濃く、話題には事欠かない。しかし、彼女でも店内No.3のキャバ嬢になったことがあるらしく、世の中はよくわからない。

一杯目のソイラテを飲み終わる頃――およそ30分経っただろうか、ようやくM子ちゃんが「ごめ~ん!」と言いながらやってきた。いつものように、酒焼けで若干声がしゃがれていた。昨日もかなり飲んだと思われる。

年収384万円はガチ!意外と稼げないキャバ嬢

お互いの近況報告もそこそこに、私は「M子ちゃん、キャバ嬢の平均年収が384万円ってホント?」と尋ねた。

M子「ちゃんと計算したことはないけどホントかも!キャバ1本で働いても、月10万円~15万円しか稼げないときもあるよ。副業の子はもっと少ないかも。まぁ、稼げなかったのは、大体1週間くらい仕事を休んで旅行したときかな(笑)。一番よかったときは60万円くらいだったと思う。」

意外や意外。1週間休んでいたとは言え、キャバクラだけで働いていても月収20万円以下ということもあるそうだ。「じゃあ、一緒に働いている女の子はどうだった?」と、続けて尋ねた。

稼ぐキャバ嬢は勉強熱心

M子「みんなが“姉さん”って呼んでた人は、一昨年の年末に90万円くらい稼いでいたみたい。お客さんへのメールもマメだから指名(※1)も多かったし、いつもニュースや本を読んで勉強していたとか。私も、今の仕事で参考にしてるよ。」
(※1お客様が別料金を払って特定の女の子と遊ぶこと)

かわいかったり、美しかったりするだけでは、キャバ嬢は務まらないらしい。とくに、25歳を過ぎると稼ぎは一気に悪くなるらしく、この年齢を境に、人間性を磨かなければ指名も給与も減ってしまう。

身の危険も?キャバ嬢の仕事は稼ぎの割にハード

キャバ嬢の平均年収384万円説はどうやら事実らしい。短期間なら稼ぎがいい職業だが、水商売ならではの波があるということだろうか。ついでに、「キャバ嬢の仕事ってどこが大変?」と尋ねた。

アフターで襲われそうに

M子「お金を使ってくれるお客様にはアフター(※2)も付き合うけど、襲われそうになることもあるから、自分の身を守るのは大変だった。(※2業務後にお客様とプライベートで遊びに行くこと。キャバ嬢は営業テクニックとしてよく行う。)

いわゆる“枕営業”を積極的に使う女の子もいるらしい。M子ちゃんは頑なに「枕営業はしない」と決め、トーク1本で勝負していたようだ。そして、なかには困ったお客様もいるようで……。

SNSでプライベートを詮索される

M子「TwitterとかFacebookとかのSNSを見てプライベートを詮索するお客様も多かった。」

プライベートの息抜きとしてSNSを楽しむキャバ嬢は少なくない。しかし、キャバ嬢に本気で恋をし、プライベートを詮索するお客様もいるという。職業柄、有名税のようなものかもしれないが、とりわけ面倒だったそうだ。

キャバ嬢で稼ぐための道のりは険しい

じつは、私は一度だけM子ちゃんが働くキャバクラへ訪れたことがある。店内での彼女の姿は、冒頭で話した「ガサツで、奇抜で、酒焼けして、男勝り」というキャラクターからはかけ離れている。

彼女と一緒に飲み、お酒を楽しく飲めるという男性も多かったのだろう。「キャバクラはハードだから辞めたい」と、しばしば愚痴をこぼしていたが、仕事中はそんなそぶりは見せない。女性らしいふるまいとサービス精神旺盛なキャラクターで、プロフェッショナルな仕事ぶりを見せてくれた

キャバ嬢で稼ぐためには覚悟と努力が必要

キャバ嬢で稼ぐためには覚悟と努力が必要だ。この仕事は、見た目も内面も磨き続け、お客様に夢を売り続けなければならない。あらためて、M子ちゃんにお金を稼ぐ難しさを教わったように思う。

(文・広野一揆)

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