節約・貯めたい

最新トイレは下水道代も年間で11万円近く節約できる!

投稿日:2015年11月2日 更新日:


トイレ。排泄は人間が生きていく上で必要な行為ですが、汚物とも呼ばれるように汚いものが残る行為です。しかしそこは知恵を持つ人類。固定した位置に排泄することで汚物が広がらない工夫をしました。

そんなトイレは現代では至る所に設置されて当たり前のように無料で使えますが、トイレにも水道代という無視できないランニングコストが存在します。しかし実はトイレ先進国の日本の最新トイレなら年間11万円も水道代が節約できるのはご存じでしょうか?

知られざるトイレの歴史

そもそもトイレという概念はいつからあったのか。それは遡ること紀元前2200年頃。シュメール時代の遺跡として知られているイラク北部のエシュヌンナ遺跡から下水道直結型のトイレが発掘されています。穴を掘っただけではなく、下水道という仕組みすら6000年前からあったのです。

その後人類の成長とともにトイレも成長し、古代ローマには公衆トイレが登場しています。しかし中世のヨーロッパに汚物を踏まない目的でハイヒールが生まれたように、トイレ文明が衰退した時期もありました。ちなみにヨーロッパのトイレ事情は1830年代にコレラが大流行するまで悪化の一途を辿り、1903年になってから上下水道が設置されています。

一方で日本ではヨーロッパのように衰退することはなく、縄文時代から順調に発達していました。東部の国々特有のしゃがみ式ではありますが、鎌倉~江戸時代にはすでにくみ取り式のトイレが登場しています。そして明治時代に文明開化の影響で洋風トイレが登場し、水洗トイレも輸入されています。

その後は和式と洋式が混在しながら水洗化が進み、1960年頃にスイス製と米国製の温水洗浄便座が輸入されて発売されます。そのすぐあとに国産の温水洗浄便座も登場し、現在に至るのです。

進みすぎている日本のトイレ

かつては世界と歩調をあわせて進化していた日本のトイレですが、今では世界の最先端を突っ走っていますよね。

実は海外のトイレ事情は意外にも悪いところが多いのです。中東やアフリカ各地、南米の国々のトイレ事情がよくないのは理解できますが、先進国である韓国や発展の著しい中国などもトイレ環境が劣悪で知られています。

また、日本のように温水洗浄機能やウォーマー機能がついているトイレが普及している国は先進国でもほとんどなく、わざわざ日本まで買いに来る方がいるほどです。

さらに日本では当たり前のように流すトイレットペーパーも海外では流せないところが多いです。これはトイレットペーパーが溶けにくかったり水流が弱すぎることが原因であり、日本に来た観光客がどこに捨てていいのかわからない、といった問題も発生しています。

このように日本のトイレはいつのまにか世界の最先端となっており、現在世界中から注目されている日本有数の技術です。

水道代のほとんどはトイレ

日本のトイレがいかに進んでいるかはわかっていただけたかと思いますが、ここで冒頭の水道代の話に戻りましょう。

一般的に水道代が高い場合、お風呂やシャワー・キッチンといった場所の水の使い方が注目されていますが、実は1番水道代が高いのはトイレです。およそ水道代の28%がトイレによるものですね。

しかしトイレの水道代が高いからといって流さないわけにもいきません。そこで注目したいのが最新型トイレによる水道代の節約です。

水道代のほとんどはトイレ

現在の最新型トイレは1987~2001年式のトイレと比較するとおよそ71%も節約できると言われています。ちなみにこれはTOTOの試算によるデータです。

71%の節約とはお風呂223杯分であり、223日間入浴を我慢したのと同じだけの節水ができます。つまり節水したいならトイレを最新型に交換するのがベスト、ということですね。

日本のトイレの進化は続く

このように日本のトイレは現在も日々進化しており、たかだか10年前後でも大きな性能差があります。

実際に最新のトイレはフチなしの形状になっていたり洗浄力が強化されていたりとどんどん便利になっています。家庭用のオート開閉タイプもありますね。

トイレの交換は新機能を体験できるだけではなく、お金の面でもメリットが大きいです。世界最先端のトイレを導入してみてはいかがでしょうか。

(文/kaztel)

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