教員の年収は自治体ごとに違う!最も年収が高い地域はここだ!

年収を上げたい        2016年07月14日

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(この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。)

教員の年収は高めとも低めとも言われています。実際のところ教員の平均年収はいくらなのか検証してみます。また、教員で高年収を狙うにはどうしたら良いのかも検証します。

教員の年収統計の結果に大きな差がある理由

教員の年収を調べようとすると、サイトによって金額に大きな差があることに気づきます。ある統計では359万3,000円とされており、別の統計結果をみると600万円近い額が記載されていたりします。

そこで筆者はまず真相を探るべく、教員の年収統計にこれほどにもばらつきが出ている原因を調べることにしました。そうして分かったのは、以下の要素がかかわっているということでした。

  • 教員には幼稚園教員、小学校教員、中学校教員、高等学校教員、大学教員が含められ、どこまでを対象にしたデータなのかによって結果にちがいが出る。
  • 小学校を例にとってみても、私立と公立で教員の年収に大きな差がある。公立だけのデータと両方含めたデータにはちがいが出る。
  • 教員の年収は自治体ごとにちがう。特定の地域に特化したデータであるなら、全国の教員平均年収とは差がでる。
  • ボーナスを計算に入れているかどうかも注意が必要。

それに加えて、教師は基本的に年に1度昇給があるため、就業した年数が長ければ長いほど給料もアップします。このように、教員の年収にはいろんな要素がかかわっているため、どうしても年収の金額に大きな幅が生じてしまうのです。

そんなわけで、すべてをひっくるめた教員の平均年収を知ったところで何の参考にもならないと考えられます。そこで、ここではデータの対象をはっきりさせて、教員の平均年収をまとめていきたいと思います。

幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の教員の平均年収は?

総務省による「地方公務員給与実態調査結果等の概要」27年度のデータによれば、公立の幼稚園・小・中学校教育職の

  • 平均給料月額は365,146円
  • 諸手当が月平均54,952円
  • 平均給与月額は420,098円

年収にして504万1,176円になります。

高等学校教員(特別支援学校、専修・各種学校を含む)は平均月給が381,765円で、諸手当が月平均62,609円で、平均給与は444,374円。年収は533万2,488円です。

それぞれ、一般にボーナスといわれる期末手当と勤勉手当が併せて90万~100万円と仮定すると、幼稚園・小・中学校の教員の年収は約600万円。高等学校教員の年収は約630万円になります。

教える対象の年齢が上がるごとに年収も上がる

さらに細かくみてみると、幼稚園教員の平均月給は22万、小学校教員は34万、中学校教員は35万、高校は37万円となっています。

教える対象の年齢が小さいと給料は低めで、教える対象の年齢が上がるにつれ教員の給料は高くなる傾向にあります。

教員の給与体系は年功序列

教員は基本的に1年に1度昇給があり、勤める年数が長くなればなるほど年収も高くなる傾向にあります。

ただ、一部の自治体は年功序列の形態ではなく、能力や実績を重視する方針を固めています。

年若くても実力があり、それに見合った給料を希望しているなら、そういう自治体が管理している学校に転職するのもひとつの方法です。

年齢別の平均年収はどれくらい?

総務省による「地方公務員給与実態調査結果等の概要」27年度のデータによれば教師の平均年齢は43歳~44歳。よって、先ほどご紹介した教師の平均年収額は、40代前半の教師の平均年収と考えてもよいでしょう。

教師は一般的に1年に10,000円昇給するので、そのとおり計算すると30歳の教師と40歳の教師では年収に120万円の差が出ることになります。

このように計算すると、25歳の小学校教員の平均年収は約360万円、35歳になると480万円、45歳になると600万円というふうに上がっていくと考えられます。

ただし実際には教員の年収は、職務の難しさや責任度を表す「級」と、習熟度を表す「号級」などを組み合わせて決めるのでもう少し複雑になります。

教員の年収が高い地域はどこ?

政府統計の総合窓口のデータを参考にしたある表によれば、教員の給料が一番高いのは東京。小学校教員の月給は33万円、高校教員の月給は40万円です。

その他、埼玉県、千葉県、神奈川県など比較的高めです。また、愛知、京都、兵庫、奈良、和歌山も高め。都会の学校ならではの大変さはあるかもしれませんが、教員で高年収を狙いたいなら、年収を高めに設定している都会などの地域で探すのもいいかもしれませんね。

(文/河原まり)

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河原まり
河原まり
2011年よりフリーライターとしての活動を開始。英語・中国語を学び、翻訳業にも従事。私生活を充実させるため、10年間続けた医療事務の仕事をやめ、今に至る。趣味は作詞・作曲、弾き語りや料理。マイブームは休日にギョウザやシューマイを大量につくり、冷凍すること。

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