SNSで知り合った女性に100万円を詐欺られた男

節約・貯めたい        2016年11月02日

(この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。)


  • 面白い話を聞いてしまったので、本人に許可も取らず、勝手にこちらで紹介したい。初めに断っておくが、僕は他人の不幸が大好きだ。

    あなたはなにかSNSを利用しているだろうか?

    色々なユーザーが利用しているSNSには、おかしい人やら胡散臭い人だって紛れ込んでいる。

    こういう危険な連中とは、あまりお近づきにはなりたくないものだけど、まあ本当におかしい人って自分から当たりに来るみたいなところもあるし、自衛も無意味なことも少なくない。

    結婚願望のある友人の話

    これは僕の友人の話だ。

    彼は特に目立った肩書きもないが、悪い評判もない、普通の30代男性である。仮に健太と呼ぼう。

    健太はここ数年、焦っていた。

    なぜなら彼は結婚願望があり、遊びにも脇目を振らずに結婚のための貯金をしていたんだけど、いかんせん出会いがなかった。

    いや、出会い自体はあるんだけど、結婚相手として考えると、ちょっと躊躇するようなレベルの女性ばかりだったという。

    妥協を許さない、男の熱意めいたものを感じる。

    しかし30代となってしまった今になっては、その熱意が裏目に出てしまうこととなった。

    絵に描いたようなお嬢様との出会い

    ことの発端は今年の6月。健太が利用しているTwitterのアカウントに、あるメッセージが届いた。

    それは見知らぬ女性からのもので、以前健太がツイートしていた恋愛観と結婚願望についての文章を目にした際に、「この人だ」と感じて連絡をしてきたという旨が書かれていた。

    普通なら「胡散臭いなあ」と思って無視するところだけど、健太はなぜかこれを「運命の出会いだ!」と確信。早速デートに漕ぎ着けた。

    いざ待ち合わせ場所で出会ってみると、相手は思わずハッとしてしまうほどの美人だったそうだ。

    しかも、良家のお嬢様だとも言う。

    腕には数十万円もする時計が巻かれており、健太は「やばい、本当のお嬢様だ」と早合点してしまった。

    その日のうちに交際がスタートした。

    毎度のデートでは、見栄を張って高級店を予約し、健太はこれまでの貯蓄を惜しげもなく注ぎ込んだという。

    自分がいかにお金持ちか、それをアピールしたかったのだろう。

    お嬢様は「裕福なんですね~」とにっこり笑ったそうだ。

    異変はすぐに起きた。目を覚ませ、健太!

    交際から2ヶ月。

    相変わらず良好な関係は継続していたが、まだベッドインには至っていなかった。

    健太も男。できることならそろそろセックスがしたい。

    そこで彼は、2泊3日の温泉デートを提案した。するとお嬢様の顔が曇り、こんな返事がかえってきた。

    嬉しいけど、結婚まではお互い、裸を見せないようにしませんか?

    僕がこんなこと言われたら「なんだと!」と激昂するところだけど、健太は了承したそうだ。

    さらにこのとき、お嬢様は畳み掛けるように、こうも言った。

    実は、父が株をやっていて、できれば健太さんにも株をやってほしいと言ってるの。

    その株は未公開で、私たちのような裕福な家柄の人間だけが優先して取引できるものなんだけど、健太さんはいずれ私の夫になる男性。

    だからあなたには、是非この取引に参加してほしい

    要求金額は1,000,000円だった。

    一瞬健太は「安いな」と思ってしまったそうだが、冷静に考えれば怪しい話である。

    しかし、2ヶ月も交際している間にだいぶ毒されていたようで、健太はその後数日中にお金を用意し、お嬢様に手渡ししてしまった。

    「ありがとう! 父もきっと、あなたが見所のある男性だと認めてくれるわ」

    これが、健太が聞いた、彼女の最後の言葉だった。

    お決まりの音信不通、警察に駆け込むも

    その日以降、健太はこの女に会っていない。

    Twitterのアカウントは消え、電話も繋がらない。そもそも住所も聞いておらず、名前もネットで検索したが、該当するような人物はヒットしなかった。

    やられた

    健太はようやく、自分の身の不幸に気が付いてしまった。

    そして速やかに最寄の警察署に駆け込んだ。が、話を聞いた警察官は、笑いをこらえつつも彼に説教をしてきたということだ。

    いや、警察官の気持ちも分かる。

    これはもう、健太が迂闊すぎたのがいけない。

    詐欺に遭っても当然のような話だ。

    一応動いてはくれるということだったが、正直あまり期待できないだろう。

    先日、健太からLINEが来た。

    「死にたい」

    僕はこう返した。

    うるさいなぁ、貯金を根こそぎ取られて、保険金かけられて殺されなかっただけ幸せだと思え

    (文/松本ミゾレ)

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    松本ミゾレ
    松本ミゾレ
    2011年活動開始。恋愛コラム、パチスロホール取材記事、某大手企業専属ライティングなどを手広くこなす、ゆるふわ系三文ライター。著作出版の経験も意欲もない、地方都市在住の意識低い系物書きを是非応援してください。ちなみに特技はタイピングと、松前漬けをほぼ無尽蔵に食べ続けることです。

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