平均年収780万円!中小企業診断士の資格と仕事内容

年収を上げたい        2016年04月11日

(この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。)


  • 独立開業という言葉が注目を集めているが、なかでも中小企業診断士は人気の国家登録資格だ。平均年収や社内外からの評価、そして、独立開業時の報酬設定などを網羅した情報をお届けしたい。

    中小企業診断士の平均年収は780万円?

    約1,200名の中小企業診断士を対象に行った調査をもとに推計すると、平均年収は780万円ではないかと考えられる。しかし、中小企業診断士の平均年収は明らかになっていない。大きな成功を収めた方から定年後の副業までが対象となっているため、実態を表した数値とは言えないからだ。

    ただし、年収別構成比率を見ると、中小企業診断士は稼ぎやすい職業だと言える。ふつうの国内労働者で年収501万円以上の人が27%であるのに対し、中小企業診断士は54%が年収501万円をクリアしているようだ。そのため、一般的な労働者と比べると稼ぎやすい職業および資格だと考えられるだろう。

    企業によるが、資格手当は月10,000円から30,000円という範囲が多いようだ。数十万円単位で年収が変わる可能性もあるため、収入アップが期待できるだろう。

    試験勉強で得られるスキル

    年収アップが期待できる中小企業診断士は、資格取得を目指すサラリーマンからも人気が高い。資格勉強の過程で得られるスキルを見てみよう。

    まず、ロジカルシンキングができるようになる。企業経営に関するノウハウをフレームワークで学べるからだ。

    次に、ロジカルコミュニケーションのスキルも上がる。記述式問題を通じて問題を構造的に理解するスキルを養えるからだ。

    さらに、企業経営に対して経営者目線で考える視点を体得できる。経営のノウハウという観点から物事を考えられるようになるため、仕事に対する向き合い方も変わるだろう。

    資格取得後の社内評価

    中小企業診断士の資格を取得すると、他人からの評価も変わる。とくに、会社規模が小さければ小さいほど、資格が持つ影響力は大きくなる。他部署から企画部や経営企画室など、社内の重要なポジションに異動するという事例も少なくない。

    転職にも活用できる資格

    中小企業診断士の資格を取得すると、転職にも有利になる。とくに、20代の場合、ポテンシャルの高さを買われる可能性が高い。転職市場での評価が高くなることは間違いないだろう。企業側が求めている職種によっては、入社後すぐに経営に関係する部署へ配属されるかもしれない。

    30代以降の場合、転職活動の結果は実務経験によるところが大きくなる。たとえば、マネジメント経験や専門的なスキルに携わっていることが条件となり、中小企業診断士を持っているだけで転職の成功を狙うのは難しい。

    しかし、実務経験がある人同士で競争するなら、資格を持っていたほうが転職活動は有利に進められる。

    独立開業時に目安となる報酬額

    中小企業診断士として独立開業した場合、どのような仕事があるのだろうか。平均的な報酬相場とともに見てみよう。

    診断業務…10.8万円

    企業の強みや弱み、市場分析をもとに、経営状況の現状分析を行う仕事だ。公的機関からの依頼を受ける場合もある。

    経営指導…9.7万円

    経営戦略の見直しや新規事業戦略の提案、経営改革などを提案する仕事だ。コンサルティングが豊富なら、経営指導の声がかかることも増えるだろう。

    講演および教育訓練…13万円

    主に経営者や幹部候補を対象に、経営理念や事業戦略のセミナーや教育訓練を開催する。また、独立開業を目指す人に対するセミナーをする業者もいるようだ。

    調査および研究…4.9万円

    業界やエリアの実態調査、マーケティングのための調査を行う。広い知識を身に付けることにもなるので、今後のコンサルティング業務にも役立つ仕事だ。

    原稿執筆料…0.5万円(400文字)

    中小企業診断士の観点から、さまざまな原稿を執筆する。たとえば、経済に関するニュースや中小企業診断士の資格試験に関する情報など、さまざまな記事依頼を受けるだろう。

    中小企業診断士として独立開業した場合、「先生」と呼ばれる仕事が増える。ひとつひとつの仕事の報酬も高額に見えるだろう。しかし、高い専門性が求められるため、生き残るのは簡単ではない。

    自分に合った道を突き進もう

    一般的に、中小企業診断士の資格試験に合格するなら、合計1,000時間の勉強時間が求められるそうだ。企業経営やビジネスの理論について1,000時間考え、学び続けた人は、年収アップするにふさわしいスキルを身につけているはずだ。

    社内昇進や転職、独立開業など、さまざまな選択肢の中から、自分に合った道を突き進もう。

    (文/安藤悟・エストリンクス


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    安藤悟
    安藤悟
    1987年、静岡県出身・在住。株式会社エストリンクス代表取締役社長/静岡のローカルWEBマガジン「miteco」( http://miteco.jp/ )編集者。10年以上ロックバンド活動を続けている。愛聴するジャンルはシューゲイザー、ポストロック、激情ハードコアなど。主に、音楽とお金についての話題を執筆する。

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