セクハラはアカン!裁判沙汰になり300万吹っ飛んだ男

節約・貯めたい        2016年11月29日

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  • あなたの周囲には、セクシャルハラスメントをやらかした知人や、もしくはその被害者はいるだろうか?

    僕は勤め人ではないので、こういう話には疎いので勝手な妄想で書くが、どこの会社でもこういう事例って大なり小なりあるものだと思っている。

    立場を利用したセクハラは決して許されるものでもないんだけど、つい魔が差してこういうことをやっちゃう愚か者に、これまで出会わなかったわけでもないし。

    笑顔が素敵なおじさん、ボランティアのために海外へ

    僕は偏屈な性格をしている。他人のことはなかなか信用できない。みんなろくでなしだと思っている。

    もちろんそれには理由がある。

    僕だって最初から今のような性格だったわけではない。そういう性格になった理由のひとつを話してみよう。

    それは今から10年以上も前のこと。

    高校を卒業し、新卒として入社した先の職場に、名前も忘れてしまったが、やけに笑顔がさわやかなおっさんがいた。仮にUとしておこう。

    このU、新卒の僕らの面倒見もよく、派遣社員やアルバイトにも優しく接していたことから、みんなに愛されているようなタイプだった。

    そのUがあるとき、「ボランティアのために海外に行きたい」と言い、職を辞することとなった。

    なんでも、フィリピンかどっかで恵まれない子どもたちのためにできることをするというのだ。立派なことである。

    これには職場のみんなも感動したものだ。

    それから半年後。Uは一時帰国した際に、職場に顔を出した。

    話の流れでその日の仕事が終わったら、みんなで飲みに行くこととなったんだけど、僕も特にすることがなかったからこれに同席した。

    さわやかおじさんも、蓋を開けてみればただのセクハラ野郎

    飲み会自体は和気藹々と楽しめた記憶がある。

    僕も結構飲んでしまい、1次会終わりで帰る何人かに担がれて家に戻った。

    果たして翌日、Uはまたフィリピンに戻ったんだけど、それからしばらくして、派遣で勤務していたIさんという女性に、こんな話を持ちかけられた。

    「実はあの後、Uとタクシーが一緒だったんだけど、車内でずっと身体を触られて、ホテルに連れ込まれそうになった」

    僕は生まれてはじめて、自分の口から「ガビーン!」という声を出してしまった。

    あんな聖人君子のようなUが、よもやそんな性欲丸出し野郎だったなんて……人って見かけや普段の言動だけで判断できないんだなぁと思ったものだ。

    セクハラ被害者の復讐!示談金は3,000,000円

    さらにIさんは、こう言う。

    「凄くしつこかったし、屈辱的なことも言われたから訴えたい。裁判になったら、タクシーの運転手さんにも当日の様子を話してもらうようにお願いしてるの」

    Iさんはいつもおとなしく、決して普段はこんなに感情を露にすることはないタイプなのに、このときの形相はおぞましいものがあった。

    そこからはとんとん拍子にことが進んだ。

    Iさんは知人だという弁護士に話を持ちかけ、Uの実家に連絡し、ことの次第を説明した。Uはすぐに日本に戻り、裁判沙汰になったことを知った。

    最初こそ酔った勢いでセクハラをしてしまったと説明していたUだったが、Iさん側の弁護士が、そこそこ有能な人物だった。

    なんとUはフィリピンで、いわゆる未成年売春にも手を染めていたことが分かったのである。

    ことはもうセクハラだけでは済まない。裁判ともなればえらいことだ。そこでUは、なんとか示談で納めようとした。

    Iさんは渋りに渋ったが、結局3,000,000円ほど受け取って、この件を水に流すことにした。

    先日、そのIさんと久々に連絡を取り合った。Iさんはいまや3人の子どもを抱えるお母さん。結婚生活も順調だという。

    聞き出すのは野暮かと思ったが、僕は空気が読めないところがあるので、示談金の使い道について質問してみたところ、こういう返事が。

    「ああ、国連WFPに全額寄付してやったわ。アイツの言っていた国際貢献とやらへの意趣返しね。でもその後すぐ結婚したり、子どもができたりしてカツカツだったから、貯金しても良かったわねぇ~。」

    女は強い。

    セクハラは、被害者の心に甚大なダメージを与えるばかりで、何も良いことはない。

    その場限りの性欲は、たとえお酒が入っていようといまいと、訴えられればどうにも弁明の余地はない。

    大人なら、自分の欲求にはブレーキをかけることができるはずだ。

    馬鹿な考えに他人を巻き込むことはやめておこう。

    (文/松本ミゾレ)

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    松本ミゾレ
    2011年活動開始。恋愛コラム、パチスロホール取材記事、某大手企業専属ライティングなどを手広くこなす、ゆるふわ系三文ライター。著作出版の経験も意欲もない、地方都市在住の意識低い系物書きを是非応援してください。ちなみに特技はタイピングと、松前漬けをほぼ無尽蔵に食べ続けることです。

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