年収を上げたい

地方移住に最適!?静岡県沼津市の年収と住み心地

投稿日:2016年11月18日 更新日:


沼津市は、自然に恵まれた静岡県東部の中心都市です。沼津湾では漁業が盛ん。イワシやサバがよく獲れ、養殖なども行われています。

農産業では温州みかんやお茶葉、お米、あしたか牛が有名。沼津市は産業のバランスがたいへんよいので、こうした構造から、不況に強いといわれています。

約62キロに及ぶ海岸線も魅力のひとつ。あなたが地方移住を検討中なら、もしかしたら沼津市も選択肢に入っているかもしれませんね?

ここでは、静岡県沼津市の年収事情と住み心地について調べてみたいと思います。

沼津市の年収事情は?

地域ごとに年収がまとめられた「年収ハッカー」というサイトで検索してみます。沼津市の平均所得は309.93万円。全国の平均年収は420万円なので、それと比較すると110万円近くも低く、どうしても「低い!」という感覚があります。

でも、静岡県(35市町村)の中では第7位の高さ。まあまあといったところです。それに、市町村別の所得ランキングでは、1,742件あるうち沼津市は279位。かなり前半の方に位置しているのです。

平均年収が低い地域は物価も安い傾向にあります。物価が安ければ、年収の低さもたいした問題になりません。そこで、沼津市の物価について調べてみました。

まず家賃を見てみましょう。沼津市の家賃相場はマンションのワンルームで4.1万円、アパートのワンルームで4.4万円。たいして安くもないことが分かります。1LDKでは一戸建てが4.5万円、マンションになると5.9万円です

沼津市の物価は安くないのか?

そこで沼津市に住んでいたことがある人の声を検索してみると、沼津市は物価が少し高め、というコメントが多かったです。まとめると、沼津市は平均年収が低めで物価は高め、ということのようです。

これだけ考えると、あまり住みやすいとは言えない気がします。それでも、沼津市に移住したいと思う人がいるのはそれなりの理由があるといえます。そのことについてはもう少し後で触れたいと思います。

沼津市の公務員の平均年収は?

次いで、沼津市の地方公務員の平均年収について調べてみます。

「年収ガイド」というサイトを参考にしてみます。沼津市の地方公務員の平均年収は637万8876。こちらは全国の平均年収を200万円以上上回る高さ。やはり公務員の給料は高めなんですね。特に、仕事が少ない地方では公務員の仕事は貴重です。

沼津市で高所得を得たいなら、市の職員になるのが一番という気がします。

地方公務員の年収637万8,876円の内訳はこうです。月給31万9,900円、諸手当9万1,898円、ボーナス143万7,300円。これだけのお給料があれば余裕のある生活が送れそうですね。

ちなみに60歳が定年で、2,206.5万円の退職金がもらえるそうです。これだけの額がもらえるなら、定年が待ち遠しくなってしまうのではないでしょうか。これまでずっとがんばってきたご褒美ですよね。

環境のよい沼津市で、これだけの年収を稼いで生活できるのなら移住もいいですね。

静岡県東部の課題は仕事の絶対数

沼津への移住を検討中なら、沼津にはどんな転職先があるのか気になるところですね。そこで注意点があります。静岡県東部には仕事が少ないのです。

これはNPO法人や求人系の企業が口をそろえて言うこと。大自然が豊かで海あり山あり、とても美しい地域なのですが、仕事が見つかりにくいのだけが難点です。

でも、それだからといって沼津への移住をあきらめるのはまだ早いです。移住を実現させて、沼津だけが持っている魅力を満喫したいもの。そのために、解決策を練りましょう。

東京や横浜からの移住を検討しているなら、仕事はそのまま変えずに沼津から通勤するのもいいでしょう。生活環境をすべて変えて心機一転したい場合には物足りないかもしれませんが、全部一度に変わってしまうことが心配な方にはちょうどいいですよね。

沼津から首都圏への通勤は可能か?

ちょうどいいことに、沼津市は東京と横浜がどちらも通勤圏内になっているのです。新幹線の駅である三島までは電車で5という近さ。とても便利です。

三島から東京までは、新幹線「こだま」や「ひかり」に乗り、50分程度で到着します。1時間に2~3本出ています。夕方の7時台には4本出ています。

三島から東京までの新幹線の運賃は4,000円。交通費を自分で払う場合には少しネックになりますが、会社に負担してもらえるなら問題にならない距離だといえます。新幹線とはいえ、東京まで1時間程度で行けるのは魅力です。

三島から横浜までは、新幹線を使えば1時間弱で、鈍行なら1時間42分で着くといった感じです。運賃は新幹線を使った場合3,600円程度、鈍行の場合1,660円。鈍行の1時間42分はちょっと長めですが、乗り換えなしで行けるという点では便利です。読書の時間として活用するといいかもしれませんね。

東京や横浜に通勤するという方法以外に、在宅勤務という手もあります。最近ではネットを使い、在宅勤務で生活する人が増えています。

沼津市に住みながら給料のよい都内の企業と契約をし、ネットで作業ができれば問題ないですね。あるいは、何か特技を生かして事業を始めてみるのはどうでしょう?何かを作ってネット販売するとか。

沼津市の大自然を見ていたら、何かいいアイデアが思い浮かびそうな気もしてきます。

沼津市は自然が多い

ところで、どうしてそこまでして沼津市に住みたい人がいるのでしょうか?それはやはり、沼津市は風光明媚、大自然を満喫できる環境なので人気なのです。釣り船も出ていて、レジャーも楽しみやすいのも魅力。

自然との触れ合いを求める方、またはアウトドア系の趣味を持っている方にとっては、沼津市は理想の環境なのです。観光施設も充実しているので、休日もプライベートを満喫できそうです。

お友だちが遊びに来たときにも連れていく場所に困りません。観光施設は

  • らららサンビーチ
  • 市民の森(キャンプ場)
  • 大型展望水門 びゅうお
  • 我入道の渡し船
  • 沼津港深海水族館

などが人気。

こういうところを案内したら、「いいところに住んでるね~」といわれるに違いなし。

いま、沼津市が熱い!

さらに、沼津では地元の有志たちの力で新しいイベントを始めているそうです。その名も「THIS IS NUMAZU」、別名「沼津自慢フェスタ」という3日間にわたるイベントが開催されています。ネーミングからしてなんだか元気が出てきます。

このイベントは2013年に始まり、毎年9月ごろに開催。荒天だと中止になってしまうのですが、2016年は小雨にとどまり、無事に開催されたようです。

コンセプトは沼津を「世界一美酒美食のまちにすること」。沼津市は日本屈指とも言われるBAR文化がある街です。THIS IS NUMAZUでは、市内で活躍するバーテンダーが集結してカクテルがふるまわれます。3日限りの野外レストランが設けられ、沼津自慢の美食が提供されます。

写真をみるとなんだか楽しそうです。屋台のようなところでおいしいものを買って食べ歩きするのもいいですよね。暗くなってからのライトアップも楽しみ。最近長らくこういうところに行ってないな~と思った筆者でした。

3日間開催しているので、3日中どこかでは都合が付きそうです。次回は行ってみようかな、と思えてきます。

移住にはおススメの街、沼津

ここまでで、沼津市の年収事情や住み心地について調べてきました。沼津には仕事が見つかりにくい、というのが現状のようです。それ以外では、沼津は大変住みやすく、地域住民もイベントに盛り上がっている、移住には大変おススメの地域だといえます。

気分転換に行く旅行先としてもいいですよね。

(文/河原まり)

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