節約・貯めたい

年収400万円独身。貯金額のフツーっていくら?あなたは足りてる?

投稿日:2016年8月8日 更新日:


新卒の頃は300万円程度だった平均給与が、30代に入るとアップし年収400万円に届くようになったという人は多くいます。年収400万円は30歳の給与の目安のひとつといえるでしょう。

このため30代に入って年収400万円に届かない場合には、新たな求人を探して転職を考えるという人も少なくないのではないでしょうか。

では、どのような環境で勤務すれば、あるいはどのようなキャリアを積んでいけば年収400万円を稼ぐことができるのか、また年収400万円の手取りやどのくらい貯金をすることができるのかなどを考えてみましょう。

また、ひとり暮らしでは自分の収入で暮らしの全てにかかる出費を賄う必要があることから、なかなか貯金ができないという人もいるかもしれません。

ですが、ひとり暮らしだから貯金ができないということはありません。金銭感覚をしっかりと持つことでひとり暮らしでも十分に貯金をすることができます。今回は

  • 年収400万円
  • 30代・独身
  • ひとり暮らし

をモデルケースにして、実際に毎月どのくらい貯金することができるのかを考えてみたいと思います。

年収400万円を稼げる職業とは?

30代で年収400万円を稼ぐことができる職業は実は少ないわけではありません。

  • 自衛官
  • 薬剤師
  • 看護師
  • プログラマー
  • エンジニア
  • 営業職

などの職種で、業種としては

  • 不動産
  • IT
  • 金融
  • コンサル
  • 商社
  • 医療メーカー
  • 家電メーカー
  • 広告

など年収400万円を超える職業や職種は多くあります。ただしこれは、ほとんどの場合新卒から働いていて、ある程度キャリアや経験を積んだ正社員であることが前提となります。もちろん勤務地や雇用形態、さらに会社によっては男性・女性の違いでもかなりの差が出ます。

なお飲食店の場合は年収が低いと思われがちですが、大手チェーン店で店長やエリアマネージャーなどになることで年収を大幅にアップさせれば、年収400万円以上の高額給与所得者になることも少なくありません。

飲食店の場合はアルバイトから社員を目指せる職場環境がある場合もあり、比較的キャリアも積みやすいといえるのではないでしょうか。

年収400万円の手取りはいくら?

サラリーマン全体の平均年収は413万円という数字が出ています。これは全年代の平均年収で、30代男性の平均年収は461万円です。

20代前半の実績で年収400万円をもらっている人の割合は全体の10%未満ですが、30代間近になるとこの割合は約50%になります。ある程度年齢を重ね、キャリアを積むことで月給や賞与が上がり、結果として全体の年収の平均額がアップするといえるでしょう。

年収400万円という額面はあくまでも総支給額です。実際に手元にはいってくる手取りは税金や保険料などが差し引かれて、だいたい7割から8割程度になります。年収400万円の場合は280万円から320万円ほどでしょう。

企業にもよりますが、既婚なのか独身なのか、扶養家族がいるのかいないのか、夫婦だけなのか子どもがいるのか、さらには住んでいる地域によっても月額給与の平均は変動するため、年収400万円の手取りはおおよそ300万円程度と思っておけば間違いないでしょう。

300万円を12ヶ月で割ると月の手取りは25万円ほどになりますが、ボーナスが年に二回ある場合にはだいたい月の手取りが20万円、そして年二回のボーナスでそれぞれ30万円ほど手元に入ってくる計算になります。

この手取り額で実際にどの程度の生活レベルになるのか、さらに詳しく知りたい方は「年収400万円と500万円とで手取り額、生活レベルはどう変わる?」という記事をご覧ください。

自由に使えるお金はどのくらい?

まずは30代、独身、ひとり暮らしで年収400万円の場合、どのくらいの手取りになるのかを考えてみます。

東京都に在住しているとしましょう。独身なので結婚もしていませんし、扶養家族もいません。40歳未満なので介護保険の負担もありません。さらに近いうちに大きな出費をする予定もありません。

年収から差し引かれる税金や保険料を算出すると総支給額400万円のうちだいたい25%は税金となります。内訳は以下の通りです。

健康保険料 約20万円
厚生年金保険料 約35万円
雇用保険 約2万円
所得税 約10万円
住民税 約20万円
消費税 約15万円
負担合計 約102万円

つまり年収400万円の場合、実際の手取り額は300万円程度となることがわかります。

もちろん、これは一般的な平均値です。結婚をしている場合や扶養家族がいる場合、住んでいる地域などによっては多少変動することはありますが、実際にはだいたい280万円から320万円の間で収まっています。

まだまだ余裕のある年収ではない

年収400万円が月の給与25万円、年2回のボーナス(一回分が給与2ヶ月分)となると、ボーナス分がまるっと税金や保険料に消えていくイメージです。この負担は重いような気もしますね。

年収が200万円、300万円の頃には年収が100万円上がればさぞかし生活費に余裕が出て贅沢ができるだろう、貯蓄も増やすことができるだろうと思うかもしれませんが、実際に上がってみると同時に経費も増えてしまうため、思っているほどゆとりができるわけではありませんし、それほど貯金額も増えません。

ですから貯蓄を作るには、意識的に支出をコントロールする必要があります。また、支出をコントロールするだけでなく、収入を増やすという発想もあります。

実際、副業で収入を増やしている人は少なくありません。副業としておすすめなのは、ズバリ不動産投資です。自己資産0円ではじめることができ、安定収入が見込めます。また年金対策にもなるので、これからのことを考えたら必ずプラスにはたらきます。

未経験の方も不動産投資会社から最適なプランを提案してもらえるので安心して行えます。時間の拘束もないため、30代から40代の忙しい会社員の方に人気の副業で多くの方が年収アップに成功しています。

まずは、無料資料請求で不動産投資の最適なプランを検討してみるのも良いでしょう。

無料資料請求はこちらから

年収400万円が貯金できる金額とは?

年収300万円の頃は100万円アップして年収が400万円になれば、さぞかしゆとりができて貯蓄や贅沢ができるのではと思った人もいるでしょう。

ですが実は年収300万円の手取り額の平均は250万円程度です。年収400万円の手取り額の平均が300万円程度なので50万円ほどしか増えておらず、さらに50万円を12ヶ月で割ると月に40,000円ほどのアップということになります。

自由に使えるお金が給与月給ベースで40,000円も増えるのは嬉しいことですが、だからといって贅沢な使い方ができるほどではありません。年収が100万円もアップしたのに実際には50万円ほどしか増えないのはなんで?と思う人もいるでしょう。

これには累進課税が関係しています。年収300万円の場合は税率は10%ですが、330万円を超えると税率は20%となるのです。695万円までは20%というシステムなので、年収400万円の場合でも20%の税率になります。330万円のラインで10%も税率が増えるので、年収300万円と年収400万円の手取りにはそこまで大きな差がないのです。

ですから年収300万円の頃に比べると多少のゆとりが出るとい程度に考えておく方がよいのではないでしょうか。

1年間で何円くらい貯められる?

年収400万円の場合、月の手取りは20万円、年2回のボーナスはそれぞれ30万円ほどの収入になります。ボーナスはできるだけ手をつけずに貯蓄に回すことにしましょう。

では月々どのくらいの貯蓄を作ることができるのでしょうか?それは毎月の支出額にかかっています。このとき、まず優先して考えるべきなのは固定費です。そして固定費の中でも、特に大きな割合になるのが家賃です。家賃の相場は年収の30%程度と言われることが多いのですが、年収が下がった時のことなどを考えると、20%から25%程度にとどめておくのが無難でしょう。

年収400万円の場合は、家賃として年間で支払う額が80万円から100万円の範囲内なので月にすると66,000円から83,000円となります。この範囲内であれば家賃が家計を圧迫することなく、余裕を持って払うことができるのではないでしょうか。今回のモデルケースでは間をとって70,000円にしておきます。

次に水道光熱費です。基本的には昼間が仕事で不在にしていることがほとんどで、夜間や休日に使用することがほとんどでしょう。電気代が約4,000円ほど、水道代が約3,000円ほど、そしてガス代が約3,000円ほどとして、ひとり暮らしの水道光熱費の合計目安を10,000円とします。これ以上かかっているのであれば、普段の生活を振り返ってみましょう。

ここまでが固定費です。水道光熱費もある程度毎月変動はしますが、10,000円で固定すると考えておきましょう。70,000円と10,000円で固定費の合計は80,000円となります。

この他に固定費となるのが生命保険料やNHKの受信料、駐車場代や習い事の月謝などです。NHKの受信料が1,300円程度、車は所有せず、習い事もしていないと設定します。生命保険料は月20,000円です。

なお正規雇用者であれば、健康保険料や厚生年金保険料といった社会保険料、さらに所得税などは会社が負担してくれますので、ここでは考えません。 これでひと月の固定費の合計は101,300円となりました。

収入-固定費=変動費

となるのですが、変動費には食費、通信費、日用品、交際費、医療費、被服費などが含まれます。ひとり暮らしをしている人の平均からだいたいどのくらいになるのかを算出してみましょう。

内訳 金額 備考
食費 20,000円前後 ここは自炊派、外食派でかなり変動する部分です。毎日外食をしていると食費だけで7~8万円かかってしまうこともありますので、基本は自炊でスーパーなどを上手く利用するようにしましょう。
通信費 10,000円前後 スマホの通信費や自宅のネット回線の費用などでだいたいこのぐらいになります。これ以上になっている場合は使いすぎや料金プランが合っていないのですぐに見直しをしましょう。
日用品、医療費 約3,000円 ひとり暮らしでは洗濯洗剤や歯磨き粉、シャンプーや薬など全て自分で購入する必要があります。
交際費 10,000円前後 意外とかかってしまうのが交際費です。飲み会が月に1回から2回程度あれば簡単に10,000円を超えてしまうことも多いでしょう。
被服費 20,000円程度 女性の場合は化粧品や洋服代などでかかり、男性の場合でもスーツで勤務している場合には何かとかかる部分です。

変動費の合計は約63,000円となりました。固定費と変動費を足すと、ひと月の支出は164,300円となります。

20万円の平均所得から164,300円を引くと35,700円残ることになります。ですから月に最低でも30,000円は貯蓄に回すことができるのではないでしょうか。

ひとり暮らしだからこそできる節約術

節約と聞くとなんだか貧しいような気がしてあまり気が進まないという人もいるかもしれません。ですが節約を普段の生活に取り入れることで、今までの浪費を認識することができ、浮いたお金は貯蓄に回すことができます。ゲーム感覚で節約を取り入れてみてはいかがでしょうか。

節約術1.コンビニを使わない!

例えばコンビニで定価で売っているペットボトルのジュースなどはスーパーに行くと定価の6割程度で売っていることも少なくありません。ですから毎日コンビニでお茶などを購入するという人はまずコンビニでの買物をやめてスーパーでまとめ買いをするようにしましょう。

コンビニの場合であれば150円×30日=4,500円ですがスーパーであれば90円×30日=2,700円となるので1,800円の節約になります。食べ物から洗剤などの日用品までできるだけスーパーを利用するようにすると、一品目は少しづつの違いでもひと月で見てみると大きな金額の差になります。

節約術2.自炊に挑戦する!

職場でのランチはいつも外食しているという人も多いのではないでしょうか。お弁当を作ってみてはいかがですか?また毎日買っているお茶も自宅で作って水筒に入れて持って行くと大きな節約になります。

ペットボトルのお茶はコンビニなら150円程度、スーパーなら90円から100円程度ですが自分で作ると1本10円から15円程度で作ることができます。

自分に合った節約方法を探そう

以上、今回はたった二つ紹介しましたが、これだけでも随分と節約できるという人も多いのではないでしょうか。ほかにもさまざまな情報を調べて自分に合った節約方法を見つければ、楽しみながら節約を続けていくことができるでしょう。 

もちろん住んでいる地域や車を所有しているかなどによっても変動がありますが、月の手取り20万円から16.5万円を差し引くと、35,000円程度が純粋に自由に使えるお金となりますから、これを貯蓄に回すようにします。

もちろん35,000円全部を貯蓄に回すと何もできないということになるので、例えば平均貯蓄額を20,000円に設定して、残ったお金でその月の生活をやりくりするようにしてみてはいかがでしょうか。

年収をどうにかあげたいという方は、「転職で年収って本当にあがる!?転職成功者の年収アップ体験談」を読んでみてください。悩む前に、自分の年収アップ可能性を探ってみましょう!

Copyright© HOW MATCH , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.