銀行預金以外の金融資産はこれだけある!

節約・貯めたい        2016年04月12日

(この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。)


  • 金融資産というと真っ先に貯金が浮かびますが、金融資産には株式、外貨、土地、金など様々あります。現在は低金利で以前のように利子を収入と考えるのは難しくなりました。例えば年利0.01%の金利の場合、100万円を1年間預けて100円の利息しかつかないのです。

    金融資産の管理、つまり資産運用の目的には「貯める」だけでなく「増やす」もあります。現在の金利では貯金でこの2つが成り立ちません。「増やす」ためには多少のリスクを冒さなければならないのです。なぜならば貯蓄以外の手法には「元本割れ」「損をする」恐れが少なからずあるのですから。

    株式

    株式投資は株を売買して利益を得ます。また株主となると配当金や株主優待を得る権利が与えられます。株主優待は自社製品や商品券などで1,000社以上の会社が導入しています。

    株の売買で利益を得たい、株主優待が欲しいなど株式投資といってもさまざまな投資スタイルがあり、投資の仕方によって得られる利益は異なります。

    株式の取引には「現物取引」と「信用取引」がありますが、借金を背負いたくないという人には現物取引をおすすめします。ハイリターンはありませんが堅実に運用していれば貯蓄よりも金融資産を増やすことができます。

    生活資金が無くなったり、借金の恐れがあったりすると冷静な判断がしにくくなりますので、投資は余裕資金で行いましょう。

    投資信託

    「どこの株を買ったらいいか解らない」「資金が少なくて利益が出ない」「複数の企業の株を買いたい(けれど資金が無い)」という人には投資信託がおすすめです。

    株式投資では株が「単品」で売られていますが、投資信託は株や債券がパッケージになって売られています。運用はプロが行うので個人投資家はパッケージ商品を選ぶだけです。

    複数の人が同じ商品を買い、まとまったお金をプロが運用します。そのため株式投資よりも手数料などがかかりますが、少ない資金でも分散投資ができるためリスクを軽減できるというメリットがあります。

    パッケージ商品には株式や債券、国内、海外(新興国含む)など色々な特色があります。証券会社によって取り扱っている商品が違うので、似たような商品名でも内容は大きく異なります。

    また証券会社によっては積立投信が設定できる場合もあり、その場合1商品を500円もしくは1,000円から毎月購入することができます。最近では無理ない投資ができるということで多くの経済誌が投資信託をすすめています。

    外貨預金

    外貨預金は一般的に日本円での貯蓄よりも金利が高く設定されています。さらにニュースでも毎日放送されているように外貨は為替変動があるため、例えば1ドル=120円のときに外貨に替え、1ドル=122円のときに円に戻せば1ドルにつき2円の利益を得ることができます(説明のため分かりやすくしてあります。実際には為替手数料がかかるため、このような単純計算は成り立ちません)。

    ドルやユーロは比較的為替が安定しているため金利も円に比べれば高いといったところですが、これから成長がみこまれる新興国の場合は為替も大きく変動し、金利もとても高いです。

    外貨ときくとFXを連想する人もいますが、外貨預金はFXではありません。利益を得る原理は同じ(円安と円高の差で利益を得る)ですが、FXは「レバレッジ」を利用して少ない資金を元手にその何倍もの金額を運用します。株式取引で言う信用取引のイメージに近く、不利な方向に相場が変動すると大きな損失を被る恐れがあります。

    不動産投資

    不動産投資には大きく2つ種類があります。1つは土地や建物など不動産を購入し、購入時よりも高い金額でそれを売って利益を得る方法です。もう1つはアパートなどを運営し、家賃収入で利益を得る方法です。

    また不動産の投資先を日本に限らず海外の土地・建物を売買する人もいます。海外の場合は特にですが、日本国内でも不動産の取り引きは税務・法務両方の知識が必要になります。

    商品の購入金額も前述した金融商品よりも高いので、ちょっと試してみようとテスト的な考え方では危険です。セミナーに出席するなどして不動産投資の前に専門の知識を身に付けることをおすすめします。

    なぜ、日本人は「投資」しないのか?

    日銀が発表した「資金循環の日米欧比較」によると日本の金融資産の約50%が現金もしくは貯金ですが、ユーロ圏は35%、アメリカは13%と低くなっています。

    一方、日本は株式などへの投資は低く、株式および投資信託の金融資産に関して日本はわずか16%しか占めておらず、投資が盛んなアメリカは47%の割合を占めています。

    この差を生むのは株に対するイメージだと分析されています。日本人にとって株は「難しいもの」、アメリカ人にとっては「企業を援助して対価を得るシステム」なのです。決してアメリカ人がアメリカンドリームを見ているわけでもギャンブル好きなわけでもありません(ギャンブルに関してはパチンコの普及率や宝くじの販売数から日本人も好きだと思われます)。

    投資は資産を築く最も有力な手段だと多くのアメリカ人が認識し、その実益が高い普及率を生んでいます。日本人でもその実益性が徐々に浸透し始め、貯金以外の金融資産に目を向ける人が増えています。

    今だからこそ初心者向けセミナーなどが充実しています。分からないならば勉強すればいいのです。まさに投資するならば今、環境もそのように整えられているのですから。

    (文/高橋亮)

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    高橋 亮
    高橋 亮
    転職エージェント・広告代理店で延べ20年バリバリ働き、現在は脱サラして憧れの田舎暮らしを実践しているフリーライターです。ほぼ自給自足の生活につき、とりあえず食うのには困らないのが唯一の自慢。

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